井島鍼灸院ブログ

2012.07.13更新

東洋医学研究所®HPの中で河瀬美之先生が書かれたコラム「腰痛と鍼治療 -あなたの腰痛はどんな腰痛ですか-」を参考に腰痛体操について説明させて頂きます。

腰痛体操について

 発症より1~3ヶ月を越える慢性腰痛に対しての治療として、まず、鍼治療で痛みをやわらげてある程度効率よく動けるだけの状態を作ります。

 次に不良姿勢の改善、筋力の増強、腰部の靭帯などの硬さの改善を目的に腰痛体操や軽い散歩を行って患者さんにも積極的に治療に参加していただくような指導を行っています。

 その腰痛体操は、継続して頂かないと効果が上がりませんので、ここではたくさん行うのではなく、わかりやすい簡単なものを紹介致します。


その1 床おしつけ運動

①上向きに寝て膝と股関節を軽く曲げる
②腰骨を床に強く押しつける
③同時にお尻を持ち上げる
④ゆっくり10回程行う

ワンポイントアドバイス
 痛みが強くて全く動けない状態の人でも行うことができる。
 ただし、タイプ9のすべり症や腰椎前彎(正常は腰がややそっている)が減少している人は行わないほうが良い。



その2 膝かかえ運動

①上向きに寝て膝を軽く曲げる
②ゆっくり膝と股関節を曲げながら両手で
 膝をかかえる
③膝を胸につけるようにして腰を伸ばす
④5つ数えて、元に戻し、繰り返して5回程 行う

ワンポイントアドバイス
 腰の筋肉を伸ばし、骨盤と床が平行になるように意識して行う。
 正常な腰椎前彎よりさらにそっている人は過剰なそりを自分で矯正するように意識して行う。
 床おしつけ運動同様、タイプ9のすべり症や腰椎前彎が減少している人は行わないほうが良い。

 
 
その3 腹筋運動

①上向きに寝て膝を軽く曲げ、腕を胸の前に組む
②腹筋に力を入れ、頭を持ち上げ、肩甲骨を床から離す
③この状態で5つ数える
④最初は5回からはじめ、少しずつ数を増やして最終的に10回程行えるようにする

ワンポイントアドバイス
 腰痛を持った人が上まで上がる腹筋運動を行うことは大変なことであり、かえって悪化を招く場合がある。

そこで、最初は頭を上げる(ヘソを覗き込む)だけでも効果がある。さらに慣れてきたら、肩甲骨まで床から離すようにする。

腹筋と背筋は非常に関係のある筋肉なので、腹筋運動により背筋も鍛えられる。

この二つの筋肉は自然のコルセットがわりになって腰の骨に無理な負荷がかからないようにしてくれる。


このような腰痛体操は、体の調子を考えて、無理をしないように続けて頂くことが大切です。

そうすることで、腰痛を防ぎ、発症した場合でも早く治すことができます。

当院でも、腰痛で来院された方に対して、腰痛体操や生活の指導をさせて頂いております。

是非、安心してご来院下さい。



 
 

投稿者: 井島鍼灸院

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