井島鍼灸院ブログ

2014.10.01更新

東洋医学研究所の黒野保三先生には、毎月1回けんこう新聞を発刊して頂いています。

その中で福田裕康先生が担当されている「シリーズ東洋医学」を紹介させて頂きます。

今回は平成26年10月1日に発刊された第41刊けんこう新聞から、「生体制御療法6」です。


生体制御療法6

前回、鍼治療を週に2回以上行ったほうが、鍼治療の効果があがることを説明しましたが、まだまだいろいろな意味で解明されなればいけないことがあります。

例えば、ある期間治療をした患者さんが、少しの間治療を休んでいて、また治療を行ったときには、初診で行った治療とは比較にならないぐらい早い反応で良くなることがあります。

これは非常に興味深いことで、なんらかの信号が体内に残っていることが想像されます。

体内に残る刺激のなかには、ずっと反応しているものや、一度記憶して再度必要となったときに鍼治療がその刺激のきっかけとなりうることも経験しています。

体内の変化は神経などの早い変化からホルモンなどを介した神経より遅い反応、そして記憶のような変化など多種にわたります。

この点においてはまだまだ、研究していかなければいけないことですが、最近では長期の鍼治療が神経反応に持続的に影響を与える可能性がでてきました。

ラットの研究ですが、半年以上、週2回鍼治療をおこなったラットには胃を上手に動かす神経が、より発達するようになることがわかったのです。

その上これは、常時働くというよりも、何か異常が起こったときに積極的に働いてくれることがわかりました。

このことは、非常におもしろい結果を示してくれています。

鍼治療はやはり病気になってから治療するよりも、健康の状態で治療しておいたほうが、体に変調があったときにすばやく対処してくれることが明らかになったことです。

是非、病気になる前に行える健康維持に鍼治療をとりいれてください。

投稿者: 井島鍼灸院

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