東洋医学研究所®ホームページでは、黒野保三所長の発案で東洋医学研究所グループの治療院に来院された患者さんの声を、毎月掲載して頂いております。
患者さんにとって大変参考になると思いますので、このブログでもその内容を、紹介させて頂きたいと思います。
始めは、東洋医学研究所®の黒野保三先生のところに来院した患者さんの声です。
S.Kさん 44歳 男性 会社員 主訴:両肩から腕・指先にかけて痺れる
私は、数年前、スキーで左鎖骨を骨折したために、しばらく整形外科に通院して治療を受けたのですが、その後に発生した様々な後遺症(首、肩、肩甲骨の痛み)で2~3ヶ月悩み、一度、鍼治療を試してみようと思ったのが黒野先生のところに訪ねるきっかけでした。
ちなみに整形外科では、それらの後遺症に対する確たる治療法が確立されているとは、素人である私から見ても思えない状況で、実際、対処療法的に「痛み止めを飲んでおいてください」と言われるだけでした。
ところが、鍼治療をしてみると、少し記憶が曖昧ですが、2ヶ月ぐらいでほぼ完治してしまいした。本当に、素晴らしい効果があるなと思った次第です。
その時は、たまたま、以前に虫歯治療した箇所の歯茎の奥に膿が溜まっていて、「抜歯して本格的に治療する必要がある」と歯医者から言われていた時期と重なっていたのですが、暫く鍼治療を続けていると、なぜかレントゲンに、その膿の影がまったく写らなくなり、歯医者さんも「???」という反応をしておりました。この不思議な歯医者さんの顔を今でも覚えております。
今は体全般の体調管理のために、黒野先生のところにお世話になっており、その結果、冬になると(激務のせいもありますが)、必ず何回も風邪をひき、大量の風邪薬を服用していたのですが、その回数がめっきりへったというのも実感しているところです。
今は、東京勤務で、あまり通えないのですが、引き続き、よろしくお願い致します。
文責 東洋医学研究所®
2013.05.08更新
生体反応のスイッチ
東洋医学研究所の黒野保三先生には、毎月1回けんこう新聞を発刊して頂いています。
その中で福田裕康先生が担当されている「シリーズ東洋医学」を紹介させて頂きます。
今回は平成25年5月1日に発刊された第24刊けんこう新聞から、「生体反応のスイッチ」です。
経穴に鍼をしたときに生体ではどのような反応がおこると考えられるでしょうか。
鍼刺激がポリモーダル受容器を刺激している可能性が高いことからポリモーダル受容器が興奮するとどうなるかを考えます。
ポリモーダル受容器のおもしろいところは刺激をうけて伝えるだけでなく、受容器自身が効果器として働き、そこからいろいろな物質を放出することです。
この物質は神経ペプチドと言われ、代表的な物質としてサブスタンスPやカルシトニン遺伝子関連因子があげられます。
そして、放出される物質によって血管の拡張や血管からの血液成分の漏出の促進などをおこします。
ただ、後に紹介しますが、その刺激は局所のみの反応で終わることはなく、最終的には中枢系まで伝達され脳に達し、そこから下行して神経に伝達されてきます。
また、それと平行して意図していない皮膚組織の損傷がおこります。
現実に皮膚組織の損傷後の生体反応は、ヒスタミン、ブラジキニン、プロスタグランジン、セロトニン、ATPといった発痛・炎症物質といわれるものを放出して、痛み・熱感・発赤・腫れをおこします。
このように意図したり、意図していないにかかわらず、鍼刺激によって放出された物質の多くは血液循環に非常に関係しており、血流をよくしたり、また血流をよくするために血管自体を広げたりすることが報告されております。
特に血管を開かせることによって、血液成分などの漏出と放出された物質の相互関係によって免疫系に影響を与えることがわかってきました。
また、鍼灸の刺激は全身の調節を目的に用いることが多いと考えられ、身体への鍼刺激がその場だけではなく、生体内にとどまって効果が持続するということは経験的に知られております。
以上のことから、まず鍼刺激は生体反応を起こすスイッチということが言えるのではないでしょうか。
その中で福田裕康先生が担当されている「シリーズ東洋医学」を紹介させて頂きます。
今回は平成25年5月1日に発刊された第24刊けんこう新聞から、「生体反応のスイッチ」です。
経穴に鍼をしたときに生体ではどのような反応がおこると考えられるでしょうか。
鍼刺激がポリモーダル受容器を刺激している可能性が高いことからポリモーダル受容器が興奮するとどうなるかを考えます。
ポリモーダル受容器のおもしろいところは刺激をうけて伝えるだけでなく、受容器自身が効果器として働き、そこからいろいろな物質を放出することです。
この物質は神経ペプチドと言われ、代表的な物質としてサブスタンスPやカルシトニン遺伝子関連因子があげられます。
そして、放出される物質によって血管の拡張や血管からの血液成分の漏出の促進などをおこします。
ただ、後に紹介しますが、その刺激は局所のみの反応で終わることはなく、最終的には中枢系まで伝達され脳に達し、そこから下行して神経に伝達されてきます。
また、それと平行して意図していない皮膚組織の損傷がおこります。
現実に皮膚組織の損傷後の生体反応は、ヒスタミン、ブラジキニン、プロスタグランジン、セロトニン、ATPといった発痛・炎症物質といわれるものを放出して、痛み・熱感・発赤・腫れをおこします。
このように意図したり、意図していないにかかわらず、鍼刺激によって放出された物質の多くは血液循環に非常に関係しており、血流をよくしたり、また血流をよくするために血管自体を広げたりすることが報告されております。
特に血管を開かせることによって、血液成分などの漏出と放出された物質の相互関係によって免疫系に影響を与えることがわかってきました。
また、鍼灸の刺激は全身の調節を目的に用いることが多いと考えられ、身体への鍼刺激がその場だけではなく、生体内にとどまって効果が持続するということは経験的に知られております。
以上のことから、まず鍼刺激は生体反応を起こすスイッチということが言えるのではないでしょうか。
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2013.05.07更新
かどむら鍼灸院がオープンしました。
平成25年5月4日に、東洋医学研究所®グループ かどむら鍼灸院が豊橋市上野町字新上野22-4で開院しました。
5月4日から、日替わりで黒野保三先生の弟子が手伝いに行かせて頂きました。
私は、昨日5月6日を担当させて頂き、下の写真のメンバーとともに楽しい時間を過ごせました。
治療院の印象は、さすがに師匠である黒野保三先生のところで鍛えられた角村先生だけあって、準備もしっかりできており、治療室も快適でした。
地域医療に貢献されると思います。
お近くにお住いの方で、鍼治療を試してみたい方は、是非一度、お電話をしてみて下さい。
5月4日から、日替わりで黒野保三先生の弟子が手伝いに行かせて頂きました。
私は、昨日5月6日を担当させて頂き、下の写真のメンバーとともに楽しい時間を過ごせました。
治療院の印象は、さすがに師匠である黒野保三先生のところで鍛えられた角村先生だけあって、準備もしっかりできており、治療室も快適でした。
地域医療に貢献されると思います。
お近くにお住いの方で、鍼治療を試してみたい方は、是非一度、お電話をしてみて下さい。
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