井島鍼灸院ブログ

2015.08.31更新

 東洋医学研究所のホームページでは、東洋医学研究所グループの先生方が順番にコラムを担当して頂いています。
 今回は、運動しましょうーミトコンドリアと活性酸素ー と題して東洋医学研究所®グループ二葉鍼灸療院の田中良和先生のお話を紹介させて頂きます。
 

 運動しましょう
      ―ミトコンドリアと活性酸素―

    東洋医学研究所Ⓡグループ二葉鍼灸療院
                 院長 田中良和

 運動する時にはエネルギーが必要です。その役割は、エネルギー発電所といわれる細胞の中にあるミトコンドリアが担っています。神経細胞や心臓、肝臓の細胞など活発に働く場所にはミトコンドリアが多く存在し、その中でもカラダの原動力である筋肉細胞には多数のミトコンドリアが存在しています。運動によって筋肉を維持し増強させることが、ミトコンドリアの数を増やし、質を高めることにつながり、その結果として元気で気力溢れる人生を過ごすことができるといわれています。
でも、そんなミトコンドリアの働きを、より引き出すには見逃してはいけないことがあります。


◇ミトコンドリアで発生する活性酸素◇
 人生良いことばかりではありません。良い出来事と悪い出来事が繰り返し起こるのが人生です。細胞の中でもエネルギーを獲得する時には、それ相応の対価を支払わなければなりません。それが活性酸素の発生です。
紫外線を浴びる、化学物質である食事による残留農薬や食品添加物、タバコ、化学薬品、排気ガスなどの大気汚染物質が体内に入ってくるなど、カラダの外からの刺激で活性酸素が発生することもあります。食事をするだけでも活性酸素は発生しますし、呼吸においても、呼吸で得られる酸素全体の0.2%~2%は体内で活性酸素に変わると言われています。
この部分だけ見ても、食べ過ぎ、過激な運動は活性酸素を増加させカラダに悪いことが理解できると思います。


◇活性酸素のやりたい放題を防げ◇
 活性酸素には段階がありスーパーオキシドアニオン→過酸化水素→ヒドロキシルラジカルと電子との反応が重なるごとに形を変え、ヒドロキシルラジカルはスーパーオキシドアニオンの百倍の酸化力(細胞傷害力)があります。しかし、活性酸素が生まれることは宿命づけられているため、カラダ側もこれに対処する能力をもっています。これがスカベンジャー酵素群(掃除する人という意味も持つ)です。これらがあることで活性酸素を無毒化していま
す。
一部の報告では、このスカベンジャー酵素群の活性酸素分解率などの働きが、20代では
95%、50代では50%、70代では10%となり、当たり前かもしれませんが、高年齢になるほどその働きは落ちていくようです。この機能を補うのは食物より摂取するスカベンジャー酵素である抗酸化物質、いわゆるビタミンEやビタミンCなのです。食事の内容も大切になってくるということです。ヒドロキシルラジカルまで進んでしまうと体内にあるスカベンジャー酵素群では対処できなくなり細胞を傷害することが確実となってしまうので、カラ
ダには前もって、そこまで進まないように対処する能力が備わっているのです。

◇大切なのは生活習慣の改善◇
 陰があれば陽がある、光があれば影がある、活性酸素も実は適量であればカラダにとって有益なのです。この話は次回にしますが、活性酸素を大量に放出し細胞を傷害する=病気の原因をつくらないためには、食べ過ぎは控える、過激な運動を控える、タバコなど自分で対処でき、外から体内に入ってくる化学物質は気をつける、睡眠を十分とる(太陽とともに生活)、精神的ストレスを解消する、適度な運動で筋力を増強しミトコンドリアの数を増やし、また、質が低下し活性酸素を多く産生するミトコンドリアを除去し、高性能のミトコンドリアと新陳代謝させることが大切となります。


東洋医学研究所グループが行う生体制御療法は健康管理を行うために適した鍼治療です。定期的な健康管理の鍼治療は、生活習慣の改善とミトコンドリア機能の改善の一助となることでしょう。

 

投稿者: 井島鍼灸院

2015.08.29更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「頭痛について」をご紹介させていただきます。

頭痛は大きく分けると、脳や体に病気があって起こる「症候性頭痛」と、頭痛もちの頭痛といわれる「機能性頭痛」の2つに分けられます。
そして、鍼灸治療にかかわりの深い「機能性頭痛」には、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛などの種類があります。それぞれの違いについて簡単にご紹介します。
 

 緊張型頭痛
日本では成人の22%が悩んでいる頭痛です。頭痛の原因の7~8割を占めるといわれ、中高年に多く、はっきりした性差はありません。頭痛の頻度は月に数回程度から毎日とさまざまです。
〔原因〕
不安・抑うつなどの精神的なストレスや、姿勢の異常などによる身体的なストレスにより、首や頭の周りを取り巻く筋肉が収縮し緊張がたかまります。すると、血液の流れが悪くなってこりの状態となり痛みが起こります。この痛みがさらに筋肉の血流を悪くし、悪循環を引き起こすため頭痛はだらだらといつまでも続きます。
〔症状〕
 いつとはなしに始まり、ダラダラと持続する頭痛です。部位は頭部から首筋にかけて痛むことが多く、頭全体であったり、はちまき様のこともあります。痛みの程度は軽度から中等度で、日常生活への影響は軽度です。痛み方は圧迫感や頭重感が特徴で「はちまきをしているような」「帽子をかぶされているような」と表現されます。

片頭痛
成人の1割弱が片頭痛であるといわれています。女性に多い頭痛で男性の4倍です。子供の時から始まることが多く、頻度は月に1~2回程度で繰り返し起こります。
〔原因〕
血管説、神経説、三叉神経血管説の3つの説があります。
〔症状〕
頭痛の部位は、片側のこめかみから目のあたりに起こり、波打つように「ズキンズキン」と痛みます。ひどくなると頭全体に拍動感のない持続的な痛みとなります。日常生活がとても続けられないほどの痛みで、ひどいと寝込んでしまいます。日常的な動作や入浴、体操は痛みを悪化させます。しばしば吐き気や嘔吐を伴い、光や音に過敏となります。
30歳代の男性に多いタイプの頭痛で、年に1~2回、あるいは2~3年に1回起こりますが、いったん起こり始めると1~2ヶ月間連日のように群発するのが特徴です。

群発頭痛
〔原因〕
片頭痛と同じように「血管が拡張して痛む頭痛」と考えられています。
〔症状〕
睡眠中に起こりやすく、頻度は1日1回、約1時間で自然に治まります。痛みの部位は片方の目、目の上、こめかみのあたりで、その痛みの程度は「えぐられるような」激しい頭痛です。発作中、頭痛の側の目が充血したり、涙が出たり、脹れたり、鼻がつまったり、鼻汁が出たりします。
片頭痛と違って吐き気や嘔吐はありません。

以上のような違いから頭痛を正しく鑑別し、適切な治療をしていくことが大切であると考えます。頭痛は患者さんにとって、非常な苦痛であり日常生活の大きな妨げになります。鍼治療により健康な生活を取り戻している方も多くみえます。 是非、副作用のない鍼治療を試してみてください。

投稿者: 井島鍼灸院

2015.08.24更新

 以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「肘痛について」をご紹介させていただきます。

どんな症状?
肘痛を起こす代表的な疾患にテニス肘があります
肘の外側が痛む病気です。上腕骨外顆(じょうわんこつがいか)という部分には手首や指を曲げ伸ばしする筋肉が付着しています。肘や手首を使いすぎてこの部分に過剰な刺激が加わると、炎症が起こって痛むようになります。そのため、以前は上腕骨外上顆炎と呼ばれていましたが、テニスをする人にこの疾患が多いことから、現在では一般にテニス肘と呼ばれています。
しかし、原因はテニスだけとはかぎらず、ゴルフ、バトミントン、ボ-リングなど手首や肘をよく使うスポーツには共通して起こります。また、部品の組み立てや、板金などのような手や肘をよく使う職業の人や、家事などの影響で主婦にも起こりやすいといわれています。
 


 

肘関節の外側が痛み、指で圧迫すると強く痛みます。また、前腕をひねるときに強く痛むのが特徴で、タオルやぞうきんをしぼるような動作をすると痛みが強くなります。

野球の投球動作で起こる肘の障害を野球肘と呼びます
子どもの関節はまだ未完成で、大人の関節に比べると弱いものです。野球の投球動作は、肘の内側には引っ張られる力が、外側には押し付けられる力が加わります。この動作を長期間繰り返すことは子どもの肘関節に過大な負荷をかけます。カーブやシュートなどの変化球を投げると、手首から肘までの部分にひねりを加えなければならず、肘関節にいっそう重い負担がかかります。そのため内側は靭帯が伸ばされ(上腕骨内上顆炎)、外側は骨と骨がぶつかって軟骨に傷がつきます。ひどくなると骨のかけら(離断性骨軟骨炎)ができます。
投球時だけ肘が痛む程度から、強い痛みのために日常動作ができない程度まで痛み方はいろいろです。肘が腫れることはありませんが、肘が伸ばせなくことがあります。

肘痛を早く治すためのワンポイントアドバイス
強い痛みがあるときは安静にしましょう
肘痛は肘の周りの筋肉が炎症を起こしている状態なので、肘痛を起こした原因と考えられるテニスや野球などは、痛みがなくなるまでできるだけひかえましょう。

肘の負担を減らしましょう
重いものを持つときは、片手で持つことは避け、両手で持ちましょう。
また、肘を伸ばしての作業は手首や指を曲げ伸ばしする筋肉により負担がかかります。なるべく肘を曲げて行ないましょう。
 

東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、長年にわたりこのような肘痛の治療をさせて頂いております。
症状の程度によっては、治療に時間のかかることもありますが、是非、継続的な鍼治療をお勧めいたします。

投稿者: 井島鍼灸院

2015.08.18更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「メニエール病について」をご紹介させていただきます。

メニエール病とは?
耳鳴りや難聴をともなっためまい発作が突然起こってくる病気です
  耳鳴りや難聴(ほとんど片側の耳だけ)をともなっためまい発作が突然起こってくる病気です。

心身のストレスが発病に大きく関係します。前ぶれなしにめまいが起こるのでびっくりしますが、めまい発作は、長くて数日でおさまります。

好発年齢は30から40歳代の働き盛りに多く性別の差はありません。
めまいがおこる発作期とめまいがおさまる休止期があり、これを交互に繰り返します。休止期には、耳鳴りや難聴もほとんどなくなり、健康な人と変わりなく生活できます。


発作にはリンパ水腫が関係していると考えられていますが、確かなことは不明です。
内リンパ(内耳にある膜迷路という部分の内側を満たしているリンパ液)の量が何らかの原因で異常に増えてしまうことがあります。
その原因としては自律神経異常、水分塩分代謝異常、自己免疫、ストレスなどが考えられていますが確かなことは不明です。この内リンパの異常に増えた状態を内リンパ水腫といいます。

膜迷路には、聴覚をつかさどる蝸牛神経と平衡感覚をつかさどる前庭神経の末端である内耳感覚細胞がありますので、内リンパ水腫によってその機能が障害され、めまい、耳鳴り、難聴などの症状が起こってくるのではないかと考えられています。

また、神経質で几帳面な性格の人、自律神経が不安定な人に起こりやすく、こういう人ほどめまい発作の症状が強く、また、再発しやすい傾向があるといわれています。

回転性のめまいがほとんどで、めまい発作の間隔や強さは、人によって、また、同じ人でも時期によって変わってきます。
多くの場合は、突然めまい発作がおこります。頭を動かすとめまいが強まり、悪心や嘔吐もともないます。めまい発作の種類は、自分が周囲がぐるぐる回る感じの回転性のめまいがほとんどであるが、ふらふら感や動揺性めまいであることもあります。

強いめまい発作があると、仕事を中断しなくてはならない状態、あるいは立ち上がることもできない状態となります。めまい発作の間隔や強さは、人によって、また、同じ人でも時期によって変わってきます。

他の症状としては、難聴や耳鳴り、耳閉感など、聴覚に関する障害を伴うことがあり、普通は片方におこります。耳以外の症状としては自律神経に関係すると考えられる顔面蒼白、冷あせ、吐き気などがみられます。

東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、良性めまいおよびメニエール病に対して関連部位の血流を改善し症状を軽減するとともに、生体制御療法による全身の調整を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
是非、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。

投稿者: 井島鍼灸院

2015.08.17更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「顔面神経麻痺について」をご紹介させていただきます。
 

顔面神経麻痺に対して、本当に鍼治療は効果があるのかという質問を受けることがあります。

当院では、第57回全日本鍼灸学会学術大会(京都大会)において、「末梢性顔面神経麻痺に対する鍼治療の1症例」を報告させて頂いております。

この症例では、顔面神経麻痺(ベル麻痺)に対して鍼治療を施したところ、顔面運動スコア(40点法)において、6点と完全麻痺の状態であったものが36点とほとんど正常範囲に回復しました。

また、第59回全日本鍼灸学会学術大会(大阪大会)において、「ラムゼイハント症候群に対する鍼治療の1症例」を報告させて頂いております。

この症例では、ラムゼイハント症候群に対して鍼治療を施したところ、顔面運動スコア(40点法)において4点(完全麻痺)であったものが、最終時の50回目には38点となり、顔面神経麻痺の症状が正常な状態に回復しました。

つい最近でも2例の方が、ほぼ正常な状態まで回復されました。

一番最近の方も、来院される前は鍼治療を受けるかどうか相当迷われたようです。

経費や、治る見込み、治療が痛くないかなどの質問をされていました。

結局、電話で詳しく説明させて頂いた結果来院され、説明した治療期間よりかなり早く改善したため喜んでおられます。

是非、納得いくまで質問して頂いて、副作用のない鍼治療を試してみて下さい。 

投稿者: 井島鍼灸院

2015.08.12更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「高血圧症について」をご紹介させていただきます。

高血圧症とは?
日本高血圧学会から、2009年に新しい高血圧症の治療ガイドラインが発表されました。
それによると、糖尿病、腎障害、心筋梗塞後の方は130/80mmHg未満、それ以外で65歳未満の方は130/85mmHg未満、65歳以上の方は140/90mmHg未満を血圧の目標としています。
ただし、家庭で測定する(家庭血圧)の場合はいずれも上記より5mmHg下を目標としています。


高血圧症は原因が分かっているかどうかで大きく2つに分類されます
血圧が高くなる明らかな原因が分からないものを本態性高血圧と呼び、高血圧症の患者の90~95%を占めています。これに対して血圧が高くなる原因が明らかなものは二次性高血圧と呼ばれています。
本態性高血圧は明らかな原因は解っていませんが、遺伝的素因や加齢、食塩の過剰摂取、寒冷、肥満、ストレス、運動不足、喫煙などが影響して血圧を上昇させていると考えられています。そのため、高血圧症は生活習慣病のひとつとして取り扱われています。

二次性高血圧には腎臓の働きが低下したものや、ホルモンの異常によっておこるもの、血管に病気があるもの、神経性のものなどがあります。

本態性高血圧症の自覚症状は、急激に血圧が変動したときに感じることが多いです
高血圧症の多くを占める本態性高血圧の患者は、初期には自覚症状を訴えないのが普通です。
しかし、まったく自覚症状があらわれないのかといえば、そうではありません。たとえば、一時的ではありますが、急激に血圧が上がった場合に、頭重感、頭痛、めまい、肩こり、動悸、吐き気、手足のしびれ感、顔面のほてり感などの自覚症状を訴えることがあります。

ワンポイントアドバイス
食生活 塩分の取りすぎと、肥満は高血圧の原因となります。塩分の目 標摂取量は1日6gですが、まず10g以下を目指して少しでも減らすこと から始めましょう。また、食物の1日の摂取エネルギーは、特に運動をし ていない場合、体重1Kg当たり約30Kcalを目安にしましょう。
日常的な運動 運動は血圧を下げるのみならず、体重を管理する上でも有用です。「階段を使う」「買い物の回数を増やす」など、生活の中でできる運動を見つけて続けましょう。
その他、ストレスや喫煙、大量の飲酒なども血圧を上げる原因になります。明るく、楽しく、節度のある生活を心がけましょう。
東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、高血圧症に対して過去の研究実績を基に、統合的制御機構の活性化を目的とした鍼治療をさせて頂いております。

さらに、それぞれの症状に合わせた生活習慣の指導をさせて頂いております。
ぜひ、安心して副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。        

投稿者: 井島鍼灸院

2015.08.10更新

 今回は「気管支(小児)喘息について」ご紹介させていただきます。以前にもご紹介させていただいておりますが、患者様からのご要望がございましたので、再度アップさせて頂きます。

気管支(小児)喘息とは?
わが国には百万人以上の患者がいるといわれています
  わが国には100万人以上の患者がいると推定されています。
半数は、10歳以下で発病し、このうちの3分の2は3歳以下、大部分は6歳までに発病しています。男児が多く、女児の2倍です。
このような子どもの気管支喘息を小児喘息といいますが、小学校高学年から中学入学ぐらいまでにかなりの患者は発作がおこらなくなり、成人になるまでには約半数が発作がおこらなくなります。

成人になってから発病することもあり、成人での男女比はほぼ同じになります。これは、結婚、妊娠、出産をきっかけとして発病する女性が増えてくるからです。

喘鳴と呼吸困難を繰り返します
喘息とは、喘(あえ)ぎ、苦しみながら息をする、という意味で、呼吸のたびにヒューヒュー、ゼイゼイという音をたて、呼吸が苦しくなって、努力をしなければ息を吸ったり吐いたりできない状態を表した言葉です。

気管支喘息は、この喘鳴と呼吸困難が急に起こり、何時間か続いた後おさまってしまうことを繰り返す病気です。
喘息発作は、たいてい夜間におこり、明け方になるとおさまってきます。このようなことがある日数続いた後、発作がおこらなくなって、しばらく期間を経たあとにまた再発してきたりします。

喘鳴発作は気管支内腔が狭くなって起こります
気管支喘息の患者の気管支は過敏で、健康な人ではなんでもないような刺激が加わっても、過激な反応をおこしてきます。

気管支に刺激が加わると、①気管支を取り巻いている平滑筋が痙攣を起こして気管支が収縮する、②気管支の粘膜がむくんでくる、③気管支粘膜の分泌腺から粘りけの強い粘液が多量に分泌されてくる、といった変化が広い範囲の気管支におこって、内腔が狭くなってきます。

その結果、気管支内の空気の通りが悪くなって呼吸困難におちいり、狭い気管支内を空気が出入りするさいの空気の流れの乱れから喘鳴がおこってくるのです。

喘鳴発作には誘因と原因があります
気管支喘息の患者の気管支は過敏になっていて、刺激が加わると喘息発作がおこってきます。

発作を誘発する刺激には、ほこりや花粉の吸入、かぜや気管支炎などの呼吸器感染症、急激な気象や気温の変化、大気汚染、激しい運動、精神的ストレスその他さまざまなものがあります。

これらの刺激のうちのどれかが加わったときに喘息発作がおこる人もいるので、その刺激こそが気管支喘息の原因と考えられるケースもあるのですが、原因は別にあって、これらの刺激は発作をおこすきっかけ、つまり誘因としてはたらいている場合が多いのです。

気管支喘息の本質的な原因、いいかえれば、気管支を過敏にしている原因としては、従来からいろいろな説が提唱されてきています。
アレルギー説、自律神経失調症説、内分泌(ホルモン)調節異常説がその主なものです。

東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、気管支喘息に対して体質の改善と症状の緩和を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
また、鍼治療によりストレスによる影響を軽減し、さらに、適切な生活指導をさせて頂くことにより症状の悪化を防ぐことができると考えます。
ぜひ、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧めいたします。

投稿者: 井島鍼灸院

2015.08.08更新

 今回は「不眠症について」ご紹介させていただきます。以前にもご紹介させていただいておりますが、患者様からのご要望がございましたので、再度アップさせて頂きます。


不眠症とは?
  一般の不眠は、夜なかなか寝つかれない(入眠困難)、夜中に目が覚めて、その後眠れない(熟眠障害)、朝早く目が覚めてしまう(早期覚醒)といった状態です。この不眠を起こす原因は、①睡眠時の外部環境の変化②身体の病気③薬物による興奮や中毒④高齢⑤うつ病や精神病などが考えられます。
 


 

 

しかし、このような不眠を起こす原因が特にないか、軽いにもかかわらず、全然眠れないという人や、不眠の原因をとり除いてもまだ眠れないとか、はたから見ると充分に眠っていると思えるのに、本人は眠れなかったと訴える人がいます。
このことは、起きてからの睡眠に対する充実感のなさや無力感といった自覚症状から、眠れなかったという意識を持つものと考えられます。このような不眠は、神経症性の不眠と考えられ、一般の不眠と区別して不眠症と呼ばれます。

この不眠症では、ちょっと眠れないことがあると、眠らないと病気になるのではないかという不安を呼び起こします。過剰な睡眠への欲求が、強く睡眠を意識するという不安、緊張の悪循環をつくり、その結果さらにさまざまな不定愁訴を発症させていると考えられます。

東洋医学研究所®よる研究報告
東洋医学研究所®による不眠症に対する鍼治療効果の研究は、 「睡眠障害に伴う不定愁訴に対する鍼治療の検討」(全日本鍼灸学会雑誌56巻5号,793-801,2006)と題して報告されています。
この研究は、睡眠障害を訴えて来院した患者6名に対して、生体の統合的制御機構の活性化を目的とした生体制御療法を行い、不定愁訴カルテ(健康チェック表)を使用して評価したものです。
その結果、6症例の不定愁訴指数の平均は初診時34.2点であったものが最終時には13.3点となり、有意な改善が認められ、睡眠障害の症状も全症例において改善されたことが報告されています。

また、第27回(社)生体制御学会学術集会では、シンポジウムの中で、「鍼灸院における睡眠に対する鍼治療の実態調査」が報告されています。
この研究は、鍼灸院に来院された患者に対し、初回鍼治療日の睡眠の状態を調査したものです。
その結果、1回の鍼治療でも「いつもより良く眠れた」と感じた患者が63%であったことが報告されています。

不眠症予防のワンポイントアドバイス
☆必要な睡眠時間には、個人差があります。日中の眠気で困らなければ十分と考え、あまり8時間にこだわらないようにしましょう。

☆就寝前には楽しいことを考える、軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、スト レッチなど自分なりのリラックス法を見つけるとよいでしょう。

☆早寝早起きではなく、早起きが早寝に通じます。毎日、なるべく同じ時刻に起きるようにしましょう。

☆朝食は目覚めに重要、規則正しい3度の食事を心がけましょう。

☆規則的な運動習慣は熟眠を促進します。

☆昼寝をするなら、15時前の20~30分以内にしましょう。

☆夜は明るすぎない照明にし、朝は日光を取り入れ体内時計をリセットするなど、光の利用でよい睡眠を心がけましょう。

以上のような質のよい睡眠を得るための方法については、石神先生のコラム「早寝、早起き、朝ごはんの大切さ」の中に詳しく紹介されています。是非参考にして下さい。
(参考文献:内山 真:睡眠障害の対応と治療ガイドライン.じほう,2003)

東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、長年にわたる基礎・臨床研究を根拠に不眠症に対する鍼治療をさせて頂いております。
また、鍼治療が睡眠に及ぼす影響についてのメカニズムを科学的に証明するため、現在も精力的に研究を行っております。

是非、安心して鍼治療を受けられることをお勧め致します。        

投稿者: 井島鍼灸院

2015.08.06更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「痛風についてについて」をご紹介させていただきます。

痛風とは

体内の尿酸が過剰になる高尿酸血症が背景となっています

痛風の多くは足の親指の激痛、発赤、熱感をともなう関節炎(痛風発作)を特徴とする病気です。

体内に尿酸が過剰にたまる高尿酸血症が背景となっています。肉類、アルコールなと゜を好む食習慣者、ストレスのたまりやすい男性に好発します。

発症年齢は40歳代を中心とした中年以降に多いのですが、近年は若年層にも増えています。    


原因は遺伝的な体質と食生活です


原因は大きく二つに分けて、腎臓での尿酸の排出低下がみられるような、痛風を起こしやすい遺伝的な体質によって発病する場合と、高エネルギー食の摂取やアルコールの過飲、肥満などで尿酸の産生過剰が起こる場合とがあります。

このように、体内に尿酸が過剰にたまる高尿酸血症になると、関節などに尿酸塩結晶が沈着します。
この尿酸塩結晶が関節液の中に遊離すると、好中球などの血液細胞は結晶を異物として認識し、排除しようとします。そのために起こる強烈な炎症が痛風発作です。

 

症状は足の親指に激しい痛みと炎症が急激に起こります


大抵は、足の親指の付け根にある関節にこれといった前ぶれもなく、激しい痛みと炎症が起こります。

痛風発作の特徴は、急激におこり、早ければ2~3日、遅くても1~2週間という短期間のうちに、自然に症状が軽快してしまうことです。
しかし、痛風発作が治っても、その基礎にある高尿酸血症という状態は続いているため、またいつか、激しい痛みをともなった痛風発作が起こってきます。
このような状態がさらに続くと、関節炎は急性から慢性になって、いつも痛むようになり、しかも一箇所だけでなく、体のあちこちの関節が痛むようになってきます。

また、痛風が進行する過程で、腎臓にも尿酸が沈着するために、腎臓の働きが低下して、慢性腎炎から腎不全へと移るようになります。しかし、腎臓では関節のような自覚症状はなく、検査をしなければわかりません。

 

痛風にならないためのワンポイントアドバイス


東京女子医科大学付属膠原病リウマチ痛風センターの山中寿教授は、痛風患者増加の原因として「現代人の食べ過ぎと運動不足」を指摘し、生活改善の必要を強調しています。

具体的な改善は ①肥満の解消 ②お酒を控える ③水分を多くとる ④適度な運動 ⑤ストレスをためない、の5項目。どれも「言うはやすく行うは難し」のことばかりですが、病気になって初めて実感するのが健康のありがたさです。

東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、痛風に対し、生活習慣を改善するためのアドバイスをさせていただくとともに、体質の改善と症状の緩和を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
ぜひ、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。        

投稿者: 井島鍼灸院

2015.08.05更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「五十肩についてについて」をご紹介させていただきます。

五十肩とは?
五十肩という病名は、平均寿命が30~40歳と短かった江戸時代に長寿病とも呼ばれ、長生きした人のかかる肩の疾患という意味でつけられました。
中高年で突然に、肩関節の痛みと運動障害を引き起こす病気です。診断がはっきりわかる肩関節の病気(腱板断裂、石灰沈着腱板炎など)を除くひとつの症候群です。 

原因はまだはっきりとわかっていません。
加齢により肩関節やその周囲の組織が老化し、本来なめらかに動くはずの部分に摩擦が生じて炎症が起こり、肩が痛くなる病気といわれています。
痛みであまり肩を動かせないため、肩関節や周囲の組織の血行が悪くなり癒着が起こることがあります。そのため、ますます動かしにくくなってしまいます。このような悪循環が症状を長期化させると考えられています。

症状は?
肩の痛みは安静にしていても強く、夜間に激しいのが特徴です。その痛みは腕に放散します。日常生活では、髪をとかしたり、帯を結んだりした時に痛みが強くなります。そのため、肩関節の動きはかなり制限されます。
病気の経過としては、激しい痛みのある時期「急性期」、動かすと痛い「慢性期」、痛みがないが運動の制限がある「回復期」に分けられます。
五十肩は自然に治るとも言われますが、その時期に合った適切な治療をしないと症状が長引くことがあります。
また、睡眠不足や痛みのストレスにより体調を崩される方が多くみられます。

鍼と超音波の併用治療
五十肩に対する効果
昭和44年4月1日より昭和47年3月1日までの3年間に東洋医学研究所®に来院された患者の中の1336例について、黒野所長が鍼と超音波の併用療法による各種疼痛性疾患に対する効果などを詳細に研究し、これを症病別に集計しました。

その中で五十肩に対しての結果は、患者114名のうち55名が著効、24名が有効、20名が比較的有効、13名がやや有効、2名が無効となり、112名の方に効果がみとめられたため、有効率は98.2%でした。
以上のことから、上記のような五十肩に対する鍼治療の効果が実証されています。

ワンポイントアドバイス
肩関節の炎症が治まった場合、特に注意することは肩関節の血行悪化を防ぐことです。

肩の冷えを防ぐ
肩を冷やすと痛みが強くなり、治癒するまでの期間が長くなります。寒い時はもちろんですが、最近では夏場に冷房で肩を冷やす機会が多いため、カーディガンを羽織るなど注意が必要です。

ストレスをためない
ストレスなどの精神的な緊張が続くと、肩の血行が悪くなります。そもそも五十肩は、ストレスがたまっているときに発症しやすい傾向があるといわれています。発症してからもストレスをためないように、時々気分転換をしましょう。

適度な運動
お風呂から出た後など、肩関節の血行が良くなっている時に行うのが効果的です。
肩の上下:足を肩幅に開きあごを引いて立ち、背すじを伸ばします。息を吸いながら両肩を上げ、息を吐きながらゆっくりおろします。ポイントは肩を上げるときに肩甲骨を意識して背中の内側へ背骨に寄せて行うことです。
腕を上げる:腕を90度前に伸ばして、5秒ほどかけてまっすぐ上にあげ、ゆっくり5秒ほどかけておろします。腕をあげる途中で痛くなったら、それよりほんの少しだけさらに上にあげてからゆっくりおろしてください。
腕回し:両腕を伸ばして、ゆっくり大きく回します。外回し内回しを交互に繰り返します。痛みの強いときには、肘を曲げて小さく回すなど、無理をしない程度に行ってください。

東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、五十肩に対して長年にわたる治療経験と研究実績をもとに、統合的制御機構の活性化と局所の症状改善を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
さらに、それぞれの症状に合った生活習慣の改善や、運動療法を指導させて頂いております。

是非、安心して鍼治療を受けられることをお勧め致します。        

投稿者: 井島鍼灸院

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小さな細い鍼で、大きな幸せを。JR「岐阜」駅より車で7分 / 無料駐車場完備最寄りバス停:岐阜バス「柳ヶ瀬西口」小さな細い鍼で、大きな幸せを。JR「岐阜」駅より車で7分 / 無料駐車場完備最寄りバス停:岐阜バス「柳ヶ瀬西口」
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