井島鍼灸院ブログ

2015.12.21更新

東洋医学研究所のホームページでは、東洋医学研究所グループの先生方が順番にコラムを担当して頂いています。
  今回は、「たばこについて 三次喫煙 残留受動喫煙」と題して東洋医学研究所®グループすずらん鍼灸院の迫井 豪先生のお話を紹介させて頂きます。


たばこについて
   三次喫煙  残留受動喫煙

     東洋医学研究所Ⓡグループすずらん鍼灸院
                        院長 迫井 豪

はじめに
 たばこが身体に悪いことは広く知られています。また、たばこの副流煙(たばこの先から出る煙)と呼出煙(喫煙者が吐き出す煙)を吸い込む、二次喫煙(セカンドハンドスモーク、受動喫煙)が健康に悪影響を及ぼすことも一般的に知られるようになりました。
 さらに近年の研究では、たばこ煙成分が部屋や物にしみ込み、たばこ煙が消失した後も有害な化学物質を放出し、それによって健康被害を受ける三次喫煙(サードハンドスモーク、残留受動喫煙)の問題が指摘されています。
 今回はこれを紹介したいと思います。


三次喫煙
 三次喫煙という言葉は、アメリカ国立癌研究所指定癌センターの一つであるダナ・ファーバー癌研究所のジョナサン・ウィニコフ教授らが2009年に発表した論文で初めて用いられた新語です。
 喫煙者が自分自身の肺に吸い込む一次喫煙(ファーストハンドスモーク、直接喫煙)に対して、喫煙者が吐き出す煙や保持するたばこの先から立ち上る煙などが大気を経由して他人に吸入されることが二次喫煙です。三次喫煙は二次喫煙が終わった後も表面上にまだ残る有害な化学物質を吸入することをいいます。
 たばこ由来の有害化学物質は、部屋のカーペットやソファーなどに長く残留することが知られており、喫煙者の衣服や体表にも付着します。つまり、たばこ煙に含まれる物質が喫煙者の髪の毛、衣類、部屋に付着して、それが揮発(常温で気体となって発散)したものが汚染源になり、第三者がたばこの有害化学物質にさらされることになります。
 たばこ煙から排出されるニコチンや他の有害化学物質のほとんどは空気中ではなく物の表面について揮発するため、換気扇を使用したり窓を開けて換気をしても三次喫煙のリスクは排除できません。
 また広い意味での三次喫煙被害には、喫煙が行われた場所で生じる悪臭による精神的被害も含まれます。この場合、対処法として消臭剤の散布などが行われることがありますが、それはあくまで臭いを消しただけで、有害化学物質は残存したままになります。

三次喫煙に関する研究
 
豊橋技術科学大の齊戸美弘准教授らは、1リットル中のナノ(10億分の1)グラムという微量の物質を正確に測定する機器を開発し、2009年に三次喫煙についての論文を発表しました。実験は自動車内でたばこの先端に火をつけ、燃焼後に車内を換気したうえで、ベンゼン、トルエン、アンモニアなど、たばこの有害化学物質の空気中濃度を調べたものです。
 この実験のなかで車の換気後、再びドアを閉めたところ、車内の空気中の有害化学物質の濃度は徐々に上昇し、一定の高さで変化が止まりました。これは内装材に吸着した物質がゆっくり発散するためです。密閉度の高い車内では外に流出しにくく、有害化学物質の除去は大変難しいと考えられます。
 「二次喫煙が短い期間でその空間から消えた後も、ニコチンと他の要素は表面を覆って毒素を発し続ける傾向がある。」
 「確実に換気をして喫煙しても、その空間では三次喫煙による堆積を排除できない。」

 2010年にPNAS(米国科学アカデミー紀要)で発表された調査結果により、車や部屋の内部に残留するたばこのニコチンが、大気中の亜硝酸と反応して発がん物質であるニトロソアミンがつくられることが判明しました。
 この調査では長い間喫煙されていた車両の内部を拭くために使ったセルロース基質(綿はそのほとんどがセルロース)の亜硝酸が、一般的な家庭でみつかる4~12倍のレベルの濃度であることが示されました。
 喫煙を行った後に3日間同じ車両で拭くことなく放置していたセルロース基質も、同じような結果になりました。

おわりに
 三次喫煙は比較的新しい研究分野であり、煙と環境汚染物質からなる化合物がいつまで残存するのかなど、正確にはまだわかっていないことが多いです。
 しかし、たばこの煙の残留物が染み込んでいるかもしれない絨毯の上をハイハイし、カーペットの上で眠りに落ち、家具をしゃぶる乳幼児は、その毒性作用を最も被りやすいと考えられています。
 また三次喫煙は発がんリスクだけではなく、ぜんそく発作やアレルギー反応を含む他の健康問題にも関与する可能性が指摘されています。
 喫煙が、がんや心疾患、早期死亡の原因となることが証明されるまでには何十年もかかりました。
 その後、二次喫煙の害が立証されるまでにはさらに年数を要しました。
 三次喫煙の健康リスクの大きさは、正確にはまだ判明していません。しかし、小さなお子さまをお持ちの方は、特に心にとどめておく必要のある問題ではないでしょうか?

投稿者: 井島鍼灸院

2015.12.14更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「胃炎について」をご紹介させていただきます。

どんな症状?

胃炎は以前、その定義があいまいでしたが、内視鏡検査の進歩によって他の病気と区別することや、どの型の胃炎であるかが正確に診断されるようになりました。
胃炎は、胃の内壁をおおっている粘膜に炎症のおこる病気ですが、原因や経過、炎症の状態などから、急性胃炎と慢性胃炎に分けられます。


急性胃炎
急性胃炎は、はっきりした原因があっておこるものです。
その原因により急性外因性胃炎と、急性内因性胃炎に分けられます。

性外因性胃炎
①急性単純性胃炎=暴飲暴食や酒の飲みすぎが原因となって
    おこり、軽い吐き気、腹部圧迫感、ときに嘔吐があります。
②急性腐食性胃炎=腐食剤や農薬などを飲んだことが原因で、
    のどや胸の痛み、胃が焼けるようなけいれん性の痛みがあり
    激しい吐き気、嘔吐があります。

急性内因性胃炎
①急性化膿性胃炎=ピロリ菌などの感染によって、粘膜下層に
    化膿性の炎症が起こるため、高熱を発し、腹痛も激しいもの
    になります。
②急性感染性胃炎=ジフテリア、インフルエンザなどの感染症
    に合併して発病し、強いけいれん性の痛みがあります。
③アレルギー性胃炎=魚介類、薬剤などに対する過敏反応な
    どでおこることがあります。頻度はまれな病気です。

慢性胃炎
長い間に繰り返された胃粘膜のびらんとその修復の結果として、胃粘膜や胃腺に萎縮が生じた状態です。正しくは慢性萎縮性胃炎と呼ばれます。
慢性胃炎患者の胃粘膜からピロリ菌が高率に検出されることから、主要な病因因子の1つと考えられています。また、食事、薬剤、加齢、自己免疫などの要因が重なっておこるとも考えられていますが、はっきりわかっていません。
胃粘膜や胃腺の萎縮の結果、長期にわたる食欲不振、吐き気、嘔吐上腹部不快感などの症状が続きます。

 
鍼と超音波の併用療法
-胃腸疾患に対する効果-
昭和44年4月1日より昭和47年3月1日までの3年間に東洋医学研究所®に来院された患者の中の1336例について、黒野所長が鍼と超音波の併用療法による各種疼痛性疾患に対する効果などを詳細に研究し、これを症病別に集計しました。その中で胃腸疾患に対しての結果は、患者188名のうち124名が著効、18名が有効、13名が比較的有効、15名がやや有効、18名が無効となり170名の方に効果がみとめられたため、有効率は90.4%でした。
以上のことから、上記のような胃腸疾患に対する鍼治療の効果が実証されています。

さらに、東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では上記を参考に30年間にわたり胃腸疾患に対する鍼治療を行い好成績をあげています。
 ぜひ、副作用のない鍼治療を試してみて下さい。        

投稿者: 井島鍼灸院

2015.12.09更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「坐骨神経痛について」をご紹介させていただきます


坐骨神経痛は病名というより症状です

坐骨神経は、末梢神経の中で最も太く長い神経です。第4、5腰神経と第1~3仙骨神経からなり、梨状筋(お尻の筋肉)の下を通って大腿(太もも)後面を下降し、膝の裏で総腓骨神経と脛骨神経に分かれます。大腿後面から足部にかけての広い範囲の運動と知覚を支配しているために、この神経が障害されると、片側の臀部、大腿後面、ふくらはぎが痛み、くるぶしやかかと、親指まで痛みが響くことがあります。このような症状を坐骨神経痛と呼んでいます。
 


 


原因は坐骨神経が刺激、圧迫、浸潤されることです
坐骨神経痛は、坐骨神経が腰椎の隙間から出て骨盤をくぐり抜け、梨状筋から顔を出す間のどこかで刺激、圧迫、浸潤されておこります。坐骨神経痛の原因となる疾患には、椎間板ヘルニア、梨状筋症候群、脊柱管狭窄症、脊椎分離症、脊椎すべり症、腰部変形性脊椎症などがあります。
また、帯状疱疹、脊椎腫瘍、脊髄腫瘍などが原因になることもあります。

症状は臀部から、足にかけての痛みが特徴です
安静にしていても、多少痛みが続いていることが多く、長時間の歩行で生じるものもあります。
せき、くしゃみなどで痛みが下方まで響き、痛み方は圧迫感や放散痛、電撃的な痛みなどさまざまで、体を曲げたりすると痛みが強くなります。
痛みのほかに、下肢のしびれ、知覚鈍麻(感覚がにぶくなる)、腱反射の異常、歩行障害などがみられます。
あおむけに寝て、まっすぐ伸ばした下肢を上げていくと70°に達する前に、大腿の後面に激しい痛みが起こり、十分に下肢を上げることができないことがあります(ラセーグ徴候)。
また、痛みを軽くするために、痛まない方の下肢に体重をかけ、からだを横に曲げた姿勢(坐骨神経痛性側湾)をとることも多いです。
 
鍼と超音波の併用療法
-坐骨神経痛に対する効果-
昭和44年4月1日より昭和47年3月31日までの3年間に東洋医学研究所®に来院された患者の中の1336例について、黒野所長が鍼と超音波の併用療法による各種疼痛疾患に対する効果などを詳細に研究し、これを症病別に集計しました。
その中で坐骨神経痛に対しての結果は、患者43名のうち28名が著効、2名が有効、5名が比較的有効、3名がやや有効、5名が無効となり、38名の方に効果がみとめられたため、有効率は88.4%でした。以上のことから、坐骨神経痛に対する鍼治療の効果が実証されています。

さらに、東洋医学研究所®では上記を参考に30年間にわたり坐骨神経痛に対する鍼治療を行い高い成果を上げています。また、その患者さんにあった坐骨神経痛に関する適切な生活指導もさせて頂いております。

ぜひ、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。        

投稿者: 井島鍼灸院

2015.12.04更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は気管支炎についてご紹介させていただきます。


気管支炎とは?
気管支炎は、太い気道である気管から枝分かれした、左右の気管支に起こる炎症です。気管支炎には、かぜ症候群による急性気管支炎、痰と咳が長期間にわたって続く慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがあります。


急性気管支炎
急性の炎症が気管支粘膜に起こる病気で、ほとんどはウイルスや細菌などの感染が原因で起こり、かぜ症候群に含まれます。かぜ症候群では鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの上気道の症状、咳や痰などの下気道の症状などがみられますが、急性気管支炎は、これらの症状の後に、弱った気管支に病原微生物が感染することで、咳や痰の症状が強く起こるものです。
つまり、かぜ症候群の中で気管支に炎症があって、主に咳や痰の症状が現れるものに、急性気管支炎の診断名がつけられるのです。
詳しい症状やワンポイントアドバイスなどは、適応症の風邪を参考にして下さい。
 

慢性閉塞性肺疾患(COPD)
かつては気管支に起こる慢性の炎症を慢性気管支炎、肺胞で起こる炎症を肺気腫と呼んで区別していましたが、原因、治療法ともに同じものであることがわかり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ばれるようになりました。

COPDは、しつこく続く慢性の咳や痰、階段の昇り降りなど体を動かしたときの息切れ(労作時呼吸困難)、ゼーゼーという呼吸(喘鳴)を特徴とします。

また、重症になると胸部が前後に膨らむビール樽状胸郭、口をすぼめて呼吸をする口すぼめ呼吸などもCOPDに特徴的な状態です。

原因は喫煙や粉塵などの有毒な粒子、ガスの吸入などですが、そのうち最も影響の強いものが喫煙です。40歳以上で喫煙をしている人の15~20%にCOPDの疑いがあり、日本で500万人以上がCOPDと推測されています。

たばこには4700種類以上の化学物質が含まれ、このうち窒素酸化物、硫黄酸化物、一酸化炭素などが肺の酸化ストレス、タンパク質分解酵素を増加させ、気管支の炎症、肺胞の破壊などをおこさせると考えられています。
 

東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、このような気管支炎に対して全身の調整と、局所の症状改善を目的とした鍼治療をさせて頂いております。

また、気管支炎の状態に合わせた生活指導もさせて頂いております。

ぜひ、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧めいたします。        

投稿者: 井島鍼灸院

2015.12.01更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「口内炎について」をご紹介させていただきます

口内炎とは?
口の中や舌の粘膜に起きる炎症を口内炎と総称します。
粘膜が赤くなって食物がしみる程度から、びらん(粘膜の浅いただれ)ができたり、潰瘍(粘膜に切れ込みやもり上りがあって、出血しやすい状態)ができたり、水疱(水ぶくれの状態)ができたり、偽膜(病変部分をおおう白色から黄白色の苔状の膜)ができたりする病気です。
そして、多くは痛みをともないます。
たいていはそのままにしておいても、7日~10日ほどで治りますが、再発することも少なくありません。


原因は?
口内炎の原因としては、口腔内が不衛生な場合に、口の中をかんで傷ができ細菌感染することなどが考えられています。そして、偏食によるビタミン不足や、ストレス、疲労など身体の状態から起こる場合もあります。また、食物アレルギーの人や、粘膜の薄い人など口内炎になりやすい体質もあるといわれています。
その他、貧血や糖尿病、帯状疱疹、ジフテリア、性行為感染症、アレルギーなどの自己免疫疾患がもとになって口内炎が発症することがあります。

症状は口内炎の種類によって異なります
口内炎で最も多いのが、アフタ性口内炎です。中心部が白っぽく、外側は赤い潰瘍ができ、食べ物などで痛みを感じたり、しみたりします。直径1mm~1cmの潰瘍が複数できることもあります。口腔粘膜ならどこでもできますが、特に舌や、頬の内側、のどの上のほうによくできます。
カタル性口内炎は、唇の内側、頬や下の粘膜が赤くただれたり、白くにごったり、ザラザラしてひび割れを起こしたりします。アフタ性口内炎と違い潰瘍はできませんが、口の中全体が熱く感じられ、口臭をともないます。
その他、カビ(真菌)の一種であるカンジタ菌の増殖による口腔カンジタ症では、口の中に白い苔状のものができ、口全体に広がることもありますが、痛みはあまりありません。

東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、このような口内炎に対して全身の調整と局所の血流改善を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
鍼治療により口内炎をできるだけ予防するとともに、状態に合わせた生活指導もさせて頂いております。

是非、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。        

投稿者: 井島鍼灸院

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