井島鍼灸院ブログ

2016.06.24更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「腰部脊柱管狭窄症について」をご紹介させていただきます。

腰部脊柱管狭窄症について

 

症状

腰痛の他、立っていたり歩いていると、脚がしだいにしびれてくる、脚全体が痛むなどの症状が起こり歩けなくなります。

しかし、腰を丸くして休憩すると症状が消え、歩くことができるようになります(間欠跛行)。

また、排尿障害を招くこともあります。

原因

腰椎の荷重・運動負荷による加齢変化として、椎間板の変形膨隆、椎体の骨棘形成、椎間関節の関節症性肥大、黄色靭帯の肥厚により脊柱管が狭くなり、中の神経が締め付けられます。

立っていたり歩いていると、神経はさらに締め付けられ、神経自体に循環障害が起こり、脚のしびれや脱力感が起こるといわれています。         

投稿者: 井島鍼灸院

2016.06.11更新

 東洋医学研究所のホームページでは、東洋医学研究所グループの先生方が順番にコラムを担当して頂いています。
  今回は、「笑門来福(9)」と題して東洋医学研究所®グループみずの鍼灸療院の水野高広先生のお話を紹介させて頂きます。

笑門来福(9)
東洋医学研究所®グループ
       みずの鍼灸療院
         院長 水野高広
 

 昨年11月にも、講演の依頼を受け、「笑いと健康」と題し、浜松市の南区でお話させていただきました。
 基本的に笑うことが、体に良いというテーマですから、話の内容も笑えるような内容でないと意味がありませんので、笑えるようなお話を毎回心がけています。

 今回は東洋医学研究所®の「糖尿病キャンペーン」にちなんで、笑いと糖尿病についてお話させていただきます。

 

 わたくしも、以前のコラムで笑うと血糖値が下がるということを紹介させていただきましたが、笑いと健康については、筑波大学名誉教授の村上和雄先生らが行った実験が有名で、笑うことで血糖値を下げられることが明らかになりました。

 このことは、昨年12月に東洋医学研究所Ⓡホームページの糖尿病通信9で「笑いの効用」として(公社)生体制御学会生活習慣病班班長の山田篤先生も取り上げていました。

 笑うと血糖値は下がるということを研究されたのは、村上和雄筑波大学名誉教授が代表を務められている国際科学振興団の「心と遺伝子研究会」です。

 実験に参加したのは中高年の2型糖尿病患者21人で、2日間にわたって行われました。初日は、昼食直後に40分間専門的な講義を受けてもらい、翌日は、同じく昼食直後に40分間、漫才コンビのB&Bのテンポの良い漫才を鑑賞して思う存分笑ってもらうというもので、それぞれ、食前と講義・漫才鑑賞後(食後2時間後)に血糖値を計測しました。

 その結果、漫才を鑑賞した場合で食後の血糖値上昇が大幅に抑えられました。

 村上先生は「この実験から笑いによって多くのよい遺伝子のスイッチがオンになるという世界で最初の結果が得られた」と語っておられます。

 笑いは、お金もかからず、いつでも、どんな時でも取り出せる。しかも家に置き忘れてしまうこともない。その効果は、ストレスの管理から、血圧、血糖値、コレステロール値、膠原病と、挙げるときりがない、まさに魔法の薬。

 

 実際に膠原病を笑って治したことでノーマン・カズンズ博士が世界的に有名ですが、この闘病記を皮切りに世界中で「笑いの健康効果」についての医学的な研究が始まったようです。

 アメリカのロマリンダ大学のリー・ベルク博士らが、「毎日の笑いは、糖尿病患者の血中コレステロール値の改善を助け、心臓発作のリスク低減にもつながる」という研究を2009 年の米国生理学会(APS)年次集会で発表されました。この研究は2型糖尿病で高血圧と高コレステロール血症のある成人患者20 人(平均年齢50歳)を対象に行われました。参加した患者は糖尿病の治療を受け、降圧薬とコレステロール降下薬を服用していました。

 参加者を、生活に積極的に笑いを取り込む笑い群と対照群の2群に無作為に割り付けました。笑い群には、テレビのお笑い番組やビデオのコメディ映画などを自分で選び、毎日30分以上視聴するように指導しました。通常の治療は、笑い群と対照群の両方に続けました。

 12ヵ月後に、コレステロール値と心疾患との関連性が示される炎症マーカーであるC反応性タンパク(CRP)値を比較しました。

 笑い群では善玉のHDLコレステロール値が26%増加しており、対照群の3%増に比べて有意な改善がみられました。CRP値も、笑い群では66%の低下に対して、対照群では26%の低下にとどまっていました。

 リー・ベルク博士は、「笑いは炎症性の刺激を抑え、善玉のコレストロールを増やし、結果として心臓病のリスクを減少するという結果になりました。笑いは健康維持や治療改善に効果がありますが、受けている治療に対する付加的効果もあると考えられます。

 また、糖尿病や高血圧症は自己管理がつきまとう病気ですが、多くの患者はそれが原因でストレスに悩まされています。笑いには、ストレスを解消し、緊張をやわらげる作用があります。治療が長期にわたる疾患では、笑いを生活に取り入れて、ストレスをコントロールすることが大切です」とコメントされています。

 

 黒野保三先生を中心とする我々東洋医学研究所Ⓡグループでは、体の不調で笑顔をなくしてしまった方に、笑顔を取り戻してもらうために日々研鑽しています。

 鍼治療により、体調が回復し笑顔が戻ってくると、相乗効果で益々調子が良くなってくることを、日常の診療で数多く経験しています。

 鍼治療は、人生に笑顔をたくさん咲かせる方法です。「最近笑ってないな」と感じたら鍼治療をお試しください。

投稿者: 井島鍼灸院

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