当院では顔面神経麻痺に対して積極的に治療を行っております。
平成30年度 15名 令和元年度 19名 令和2年度 18名 令和3年度は現在までで4名の治療をさせて頂いております。
Bell麻痺、ハント症候群、ZSHと考えられる症例、手術損傷性など様々な原因の顔面神経麻痺を経験させて頂きました。
さらには、両側性や反復性の患者さんもおみえになりました。
そのお陰で、現在では初診の際に、顔面神経麻痺の状況や、鍼治療の役割、経過の見込みについても詳しく説明させて頂けるようになりました。
治療の効果については、第68回(公社)全日本鍼灸学会学術大会(愛知大会)や、第36回公益社団法人生体制御学会学術集会シンポジウム
「顔面神経麻痺に対する西洋医学と東洋医学の連携」などで報告させて頂きました。
現在もその後の症例について検討をしており、より効果的な治療を目指しております。
顔面神経麻痺の治癒する経過には神経損傷の度合いによりパターンがあり、ある程度予後の予測ができます。
また、顔面神経麻痺はそもそも何かの心理的・身体的問題がありヘルペスウイルスが活性化し発症することが多いため、顔面に対する治療だけでなく全身の状態を良くすることが大変重要であると考えます。
副作用のない鍼治療は有効な治療手段であると思います。
是非一度、お試し下さい。