黒野保三先生は早野順一郎先生と自律神経について共同研究をされ、2011年に『オートノミックニューロサイエンス誌』に『膻中穴への鍼刺激は、心拍変動における心臓迷走神経成分を増加させ、中庭穴では増加しない』と題して経穴特異性を報告されました。この研究は、人における自律神経活動の客観的使用し、得気を生じさせない筋膜上圧刺激の自律神経への影響を報告したはじめての論文になります。
Kurono Y, Minagawa M, Ishigami T, Yamada A, Kakamu T, Hayano J.Acupuncture to Danzhong but not to Zhongting increases the cardiac vagal component of heart rate variability. AutonNeurosci. 161. 116-120 : 2011
(膻中穴への鍼治療は、心拍変動における心臓迷走神経成分を増加させ、中庭穴では増加しない)
鍼刺激による生体の反応は、数cm違う経穴で変化することを証明して頂きました。
そして、正しい経穴(ツボ)の位置に、適切な鍼刺激をすることの重要性を再認識させて頂きました。
東洋医学研究所グループでは、黒野保三先生のご指導のもと、正しい経穴の位置を素早く探り当てる練習をさせて頂きました。
今、技術と知識に基づいた真の東洋医学・鍼治療の必要性が再び急激に高まっています。
本当に健康、幸せになるためにはどうすべきなのか、黒野先生がずっと探究されていた真実が世の中に広がり始めました。
絶対に健康で幸せになれるはずです、日本の皆様、目を覚まし行動して下さい。