適応症

2023.09.11更新

投稿者: 井島鍼灸院

2023.09.09更新

投稿者: 井島鍼灸院

2023.01.29更新

最近、新型コロナ後遺症の患者さんが来院されます。
倦怠感や、脱毛、咳、微熱、嗅覚異常、味覚異常、息苦しさなど様々な症状が4週間を過ぎても継続しています。発症時からある症状もあれば、ある程度回復してから新たに出る症状もあります。
新型コロナ後遺症の原因については、まだ十分わかっていないようですが、単一の原因ではなく、
ウイルスの持続感染
ウイルスによる組織障害
自己免疫反応
常在細菌群の多様性の低下
集中治療後症候群(PICS)
などが複合的に起こっていると考えられています。
いつまでたっても思ったように症状が改善せず、仕事や日常生活に支障をきたし困っておられます。
有効な治療法もはっきりしないため、いろいろ試した後来院されています。
鍼治療が免疫力アップや組織再生に役立つことは、多くの研究により実証されています。
実際に、長く続いた倦怠感や咳、微熱、息苦しさなどの症状が鍼治療開始後改善した経験をしています。
現時点では個人差も大きく、症例数も多くないためはっきりとしたことは言えませんが、副作用のない鍼治療を試してみる価値は十分にあると考えます。

新型コロナ後遺症でお困りの方、是非一度、オーダーメイドの鍼治療をお試し下さい。

投稿者: 井島鍼灸院

2023.01.17更新

5年前の東洋医学研究所グループの調査によると、鍼灸院に来院される患者さんの約70%が肩こりがあると回答されていました。最近の当院による調査では、ほぼ100%に近づいてきています。治療室での肌感覚として、急激に増えている感じがします。一般に急増している認識がないため、危機感がないことが大きな問題だと思います。みんながそうだからとか、何をやっても改善しないからということで、知らない間に当たり前になっているのかも知れません。

肩こりに限らず多くの疾患は、体を悪くする速度が修復する速度を上回り、その状態がしばらく持続してから発症すると考えられます。

現在の日本では体を悪くする要素として食、ストレス、会社や学校での生活環境、生活習慣の変化など思わぬ落とし穴がたくさんあるようです。そして、パソコンやスマホの長時間使用が拍車をかけ、結果的に肩こりの急増に繋がっています。さらに、肩こりは多くの疾患と合併し悪循環します。なんとかまず肩こりを根本的に改善したいと本気で取り組んでいます。

そこで、食や、ストレス、生活習慣などについては、遺伝的素因や、家族の嗜好、会社・学校での生活環境、得意不得意など一人一人の状況を把握することがとても重要です。

肩こりの直接的な原因としては、姿勢の偏り、視力の左右差、歯の状態、仕事や趣味の内容、運動習慣、睡眠の状態、入浴方法などを検討します。

そして、肩こりの病態を知るために筋肉、筋膜、靱帯を観察します。僧帽筋、肩甲挙筋をはじめ、肩甲骨を動かす筋肉として小菱形筋、大菱形筋、小胸筋、前鋸筋などが重要です。肩周りだけでなく影響を与える可能性のある腕や腰、顎関節などにも注意が必要です。

これらの多くの情報を総合し、一人一人に合った鍼治療とアドバイスをさせて頂きます。

肩こりが珍しい世の中にし、皆様に楽しく生活して頂くことが鍼治療をさせて頂く目的の一つです。

是非、オーダーメイドの鍼治療をお試し下さい。

投稿者: 井島鍼灸院

2022.03.05更新

朝日新聞 DIGITAL 3/4(金) 19:30配信より

 4月から不妊治療の保険適用が広がることを踏まえ、厚生労働省は4日、保険対象の技術とセットにして治療費の一部に保険が適用される「先進医療」技術6項目を発表した。保険対象の技術と対象外の技術を組み合わせた治療は、国が「混合診療」として保険の適用を認めていないが、先進医療の技術は対象外でも例外扱いとなる。

 今回、先進医療とされたのは、専用のカメラで受精卵を撮影して培養状態を評価する「タイムラプス」や、培養液を子宮に注入して受精卵を着床しやすくする「SEET(シート)法」、子宮内膜が受精卵の着床に適しているかを調べる「子宮内膜受容能検査」など。

 六つはいずれも不妊治療の過程で、追加の選択肢となる「オプション」と言われる。日本生殖医学会は昨年、詳しい治療技術を高い順にA、B、Cの推奨度で評価するガイドラインをまとめたが、今回の6技術はいずれもCで、厚労省が決めた保険の対象には入らなかった。ただ、先進的な技術として、安全性や有効性の検討が進んでいた。

 

不妊保険

投稿者: 井島鍼灸院

2022.02.09更新

国は2022年4月に不妊治療に対して保険適用することに決定しました。

女性は43歳未満で事実婚も対象にされます。4月から公的保険の適用対象となる主な不妊治療も明らかになりました。

勃起障害の治療薬「バイアグラ」や早発排卵防止薬「ガニレスト」、黄体ホルモン剤等の医薬品16品も保険適用されました。

また、厚生労働省では現在、不妊治療にかかる費用の一部を助成する不妊に悩む方への特定治療支援事業を実施しています。

 

不妊治療は、一般不妊治療と特定不妊治療に分かれています。

一般不妊治療には、排卵日を特定してその時に性交渉を行う「タイミング療法」と人為的に精液を生殖器に注入する「人工授精」があります。
こちらは保険が効くので、通常はこの治療法を利用します。

一方、特定不妊治療は、一般不妊治療でも妊娠できなかった場合に行うもので、通常は体内で行われる受精を体の外で行う「体外受精」と「顕微授精」があります。
こちらは保険が一切利かず、数十万規模の高額は医療費を払う必要があり、大きな経済的負担になってしまいます。

そこで、厚生労働省は、特定不妊治療を行う夫婦に対して、高額な医療費の一部を助成することにしました。

主な要件は以下となります。

 

対象者

定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか、又は極めて少ないと医師に診断された夫婦
※治療期間の初日における妻の年齢が43歳未満である夫婦
※所得制限はありません

 

支給額

(1)女性の不妊治療の場合
 原則1回30万円

 ※凍結胚移植(採卵を伴わないもの)及び採卵したが卵が得られない等のため中止したものついては1回10万円

 ※通算回数(1子ごと)
 初めて助成を受けた際の治療期間初日における妻の年齢が
 40歳未満であるときは通算6回まで
 40歳以上43歳未満であるときは通算3回まで

(2)男性の不妊治療の場合
 原則30万円
 ※精子を精巣又は精巣上体から採取するための手術

4月から公的保険の適用対象となる主な不妊治療

・人工授精
・体外受精
・顕微授精
・胚移植
・胚培養
・胚凍結保存
・採卵
・精巣内精子採取

4月から公的保険の適用対象となる医薬品

 医薬品16品目

 バイアグラ 4種  シアリス 3種  レコベル 3種  ガニレスト  セトロタイド  

 ルテウム  ウトロゲスタン  ルティナス  ワンクリノン

 詳しくは厚生労働省の情報をご確認下さい。

 

 当院では昨年度、女性25名 男性3名の赤ちゃんを望む新患さんにご来院頂きました。

 鍼灸院で治療させて頂く不妊症は、はっきりとした原因がないのに妊娠にいたらない機能性不妊の場合がほとんどです。

何らかのストレスにより自律神経に乱れが生じ、全身の血液循環の悪化や、ホルモン分泌のアンバランスなどが起こり、機能性不妊になると考えられています。さらに不妊症であることのストレスや、病院への通院、治療が繰り返されることでの生活環境の乱れなどで不妊悪循環をおこしてしまいます。

私自身の治療経験からも、不妊症の患者さんは様々なストレスを抱えてみえる場合が多いですし、全身の血液循環の悪化からくると思われますが、冷え性で手足が非常に冷たい方が多いと感じます。まわりからのいろいろな意見に振り回されることなく、必要以上にあせることなく、本来、自分の身体の持つ力を最大限に発揮できるようにしていくことが大切であると考えます。そこで、鍼灸治療により自律神経の安定を図ることで、血流の改善をはかり、不妊悪循環をたちきることが期待できます。

 また、腰や頭が痛いなど母体の調子が悪い状態は、妊孕力(妊娠する力)に影響すると考えられます。妊娠して出産するのに充分に耐えられる体であることが重要だからです。その他にも、不妊症の検査結果から、卵子の状態、ピックアップ機能、子宮経頚管粘液、着床などの問題を考慮し、男性側の状況、遺伝的素因、生活習慣など様々な観点から問題点を分析し、鍼治療でお役にたてることを考えます。

 このように、妊孕力を上げるための細かいポイントを積み重ね、結果を出していくことを目指します。結果がでたときは、患者さんにも喜んで頂け、自分自身が大変うれしいので、本当に感謝しております。さらに、努力を重ねていきたいと思います。

投稿者: 井島鍼灸院

2021.05.30更新

当院では顔面神経麻痺に対して積極的に治療を行っております。

平成30年度 15名  令和元年度 19名  令和2年度 18名  令和3年度は現在までで4名の治療をさせて頂いております。

Bell麻痺、ハント症候群、ZSHと考えられる症例、手術損傷性など様々な原因の顔面神経麻痺を経験させて頂きました。

さらには、両側性や反復性の患者さんもおみえになりました。

そのお陰で、現在では初診の際に、顔面神経麻痺の状況や、鍼治療の役割、経過の見込みについても詳しく説明させて頂けるようになりました。

治療の効果については、第68回(公社)全日本鍼灸学会学術大会(愛知大会)や、第36回公益社団法人生体制御学会学術集会シンポジウム 

「顔面神経麻痺に対する西洋医学と東洋医学の連携」などで報告させて頂きました。

現在もその後の症例について検討をしており、より効果的な治療を目指しております。

顔面神経麻痺の治癒する経過には神経損傷の度合いによりパターンがあり、ある程度予後の予測ができます。

また、顔面神経麻痺はそもそも何かの心理的・身体的問題がありヘルペスウイルスが活性化し発症することが多いため、顔面に対する治療だけでなく全身の状態を良くすることが大変重要であると考えます。

副作用のない鍼治療は有効な治療手段であると思います。

是非一度、お試し下さい。

 

 

 

 

 

 

投稿者: 井島鍼灸院

2020.06.16更新

 

東洋医学研究所Ⓡ及び東洋医学研究所Ⓡグループでは、令和元年5月10日~12日に名古屋国際会議場で開催された第68回(公社)全日本鍼灸学会学術大会(愛知大会)において、顔面神経麻痺に関する発表を5題報告させて頂きました。

顔面神経麻痺

No.1の「鍼治療(筋膜上圧刺激)による末梢性顔面神経麻痺症状の改善効果 -柳原法(40点法)を用いた症例集積-」は、No.2~5などの一例報告を集めて検討した症例集積研究です。
平成14年12月2日から平成29年10月25日までに、東洋医学研究所Ⓡ及び東洋医学研究所Ⓡグループの鍼灸院に来院し、鍼治療を受療した末梢性顔面神経麻痺患者18名19相(Bell麻痺15例、Hunt症候群4例 平均年齢 49.0±14.5歳)を対象にしました。鍼治療は週1回以上の頻度で、黒野式全身調整基本穴と、症状の改善を目的とした顔面の経穴に対し筋膜上圧刺激を行い、柳原法を用いて治療効果の経過観察を行いました。
結果は19症例のうち17症例は、柳原法において36点以上に改善しました。その中には、すでに薬の服用を中止し、良好な回復を示した症例が3症例ありました。さらに発症から来院するまでに3年半や6年経過している症例にも改善が認められました。

東洋医学研究所Ⓡ及び東洋医学研究所Ⓡグループでは、現在も積極的に症例を集積し、その治療効果を検討し、できるだけ早く後遺症を残さず、顔の表情を取り戻すことのできる鍼治療を研究しております。
是非、安心して鍼治療をお受け下さい。

投稿者: 井島鍼灸院

2020.06.06更新

顔面神経麻痺の治療には、生体の統合的制御機構の活性化(体全体の調子を整える)を目的とした生体制御療法と、症状に対する局所療法、生活指導が重要となります。
今回は、顔面神経麻痺の症状に対する局所療法としてよく使用される経穴を紹介させて頂きます。
・太陽(タイヨウ):眼精疲労などの目の疾患や、頭痛などにも使用されます。
・迎香(ゲイコウ):鼻水、鼻づまりなど鼻の疾患にも使用されます。
・地倉(チソウ):胃の働きを整える作用もあります。
・陽白(ヨウハク):目の疾患や、頭痛、不眠症などにも使用されます。
・四白(シハク):目の疾患や、めまい、上歯痛などにも使用されます。
・下関(ゲカン):耳の疾患や、頭痛、めまいなどにも使用されます。
・翳風(エイフウ):顔面神経麻痺の他、特に耳の疾患に使用されます。
・頬車(キョウシャ):下歯痛や耳の疾患などにも使用されます。 
鍼灸治療に、経穴は切っても切れないものです。東洋医学研究所Ⓡ所長の黒野保三先生は、「経穴の形状は、皆それぞれの形を作っていて一定ではない。また人の体格や病態によっても変化がある。
鍼の先の感覚で経穴の深さを正確にとらえ、適切な刺激をあたえる技術が重要である。」と述べておられます。
東洋医学研究所Ⓡグループの先生方は、経穴の位置・形状・深さを正しく把握し、豊富な知識に基づいて、適度な鍼刺激を与えることができます。
是非、安心して鍼治療をお受け下さい。

顔面のツボ

投稿者: 井島鍼灸院

2020.06.02更新

今回は具体的な柳原法による予後の予測について名古屋市立東部医療センター病院長の村上信五先生の研究をご紹介させて頂きます。


1)対象
麻痺発症後1週間以内に名古屋市立大学耳鼻咽喉科を受診したBell麻痺患者で、麻痺が治癒するまで、治癒しなかった場合は1年以上経過観察できた392例を対象とした。男性193人、女性199人で年齢は5歳~87歳(平均46.7±17.9歳)であった。
2)方法  
Bell麻痺患者392例を、最終スコアで治癒群(38~40点)、改善良好群(32~36点)、改善不良群(30点以下)の3群に分類して、各群の経時的な麻痺の回復曲線を作成した。
村上先生は、麻痺発症から1年間スコアをつけていくと、軽い症例はすぐに点数が良くなって早く治ることがわかった。一方で重症例はその治癒曲線になかなか追いついてこなかった。40点法で一週間以内に12~14点以上あれば治る、あるいは1ヶ月経っても20点を超えている人は治るなど、将来どのような経過をたどるかを予測することができると報告されています。

 ベル麻痺

東洋医学研究所Ⓡグループでは、このような情報から得られた予後予測に基づき、顔面神経麻痺の病態に合った的確な治療をさせて頂いております。そして、第36回(公社)生体制御学会学術集会における

投稿者: 井島鍼灸院

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