井島鍼灸院ブログ

2025.06.26更新

片麻痺でお悩みの方へ
思うように体が動かない…その不自由さは、日常生活に大きなストレスをもたらしますよね。

この動画では
片麻痺の原因や特徴的な症状
そして改善のヒントについてわかりやすく解説します。

症状の理解を深めたい方、リハビリをがんばっている方、
少しでも前向きになりたい方に、参考になれば幸いです。

まず片麻痺とは何か、簡単にご説明します。

片麻痺とは脳の病気やけがによって、体の片側に運動や感覚の障害が出る状態をいいます。

原因として多いのは、脳梗塞や脳出血といった脳血管障害です。
そのほか、脳腫瘍や頭部の外傷などでも起こることがあります。

人間の脳は右脳が体の左側、左脳が体の右側をコントロールしています。
そのため右脳に損傷があると左半身に麻痺が起こり、左脳が損傷すると右半身に麻痺が起こるという特徴があります。

片麻痺では左右どちらに麻痺が出るかによって、現れる症状に特徴があります。

まず左片麻痺、つまり右脳に損傷がある場合。
このときは、半側空間失認と呼ばれる症状がみられることがあります。

これは自分の左側にあるものに気づきにくくなる状態です。
たとえば、食事が左側に置かれていても気づかず、食べ残してしまうといったことが起こります。

一方、右片麻痺、つまり左脳に損傷がある場合には、失語症がみられることがあります。

言語を司る中枢は多くの人で左脳にあります。
そのため左脳が損傷されると、話す、聞く、読む、書くといった言葉に関するさまざまな機能に障害が現れます。

片麻痺になった方の多くは、日常生活やコミュニケーションに困難を感じています。

でも私たちの脳には、代償機能と呼ばれる力があります。
損傷を受けた部分の代わりに、他の部位がその役割を担おうとするのです。

その力を引き出すには、リハビリや日々の訓練の積み重ねがとても大切です。

そして、ストレスを和らげること、血流を良くすることも、回復に向けての大きな助けになります。

一歩ずつでかまいません。
少しずつ前へ進んでいきましょう。

 

 

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.23更新

2週間以上咳が止まらない
夜中に咳で目が覚める
風邪かと思ったら全然治らない
そんな経験ありませんか?
長引く咳の原因はさまざまです。
この動画では
咳喘息や感染症などの長引く咳の原因や特徴をわかりやすく解説していきます。

長引く咳とは咳が、8週間以上も続いている状態を指します。

風邪が長引いてるだけと放っておく方も多いですが注意が必要です。

咳喘息へ進行したり
睡眠が妨げられたり
会話や日常生活にも支障が出てきます。

咳は本来は体を守る大切な反応ですが
長引く咳には専門的な対応が必要なこともあるのです。

長引く咳の主な原因は次の6つです。

咳喘息
乾いた咳が続きます。
夜間や早朝に悪化しやすく喘鳴はありません。
放置すると気管支喘息に進行することもあります。

百日咳やマイコプラズマ肺炎
2025年は百日咳が流行しています。
激しい咳が数週間続き、感染力もとても強いため要注意です。

アトピー咳嗽
アレルギー体質の方に多くみられています。

副鼻腔気管支症候群
後鼻漏や、痰、鼻づまりを伴うことがあります。

胃食道逆流症
食後や横になったときに悪化しやすく、
胸やけや酸っぱい液体がこみ上げる感じが特徴です。

その他の原因
慢性気管支炎や肺がんなどが原因のこともあります。
喫煙歴がある方、高齢の方
血痰や体重減少がある場合は、特に注意が必要です。

咳のタイプ別に原因の目安を見ていきましょう。

まず痰のない乾いた咳――乾性咳嗽
このタイプは、咳喘息、アトピー咳嗽、胃食道逆流症が原因のことが多いです。

痰が出る湿った咳――湿性咳嗽は
副鼻腔気管支症候群、慢性気管支炎、感染症が関係します。

時間帯によってもある程度の判断が可能です。

夜間や早朝に悪化する咳は
咳喘息、胃食道逆流症、慢性気管支炎に多く見られます。

食後や、横になったときにひどくなる咳は
胃食道逆流症が原因の可能性があります。

運動後に悪化する咳は
運動誘発性喘息を疑います。

2025年現在、特に注意が必要なのが百日咳です。

全国的に流行しており
例年の5倍から10倍の報告数が出ています。

子どもだけでなく大人の感染例も多く、
数週間にわたって激しい咳が続くこともあります。

また咳喘息は依然として
長引く咳の中で最も多い原因となっています。

ここからは今日からできるセルフケアをご紹介します。

水分補給と部屋の加湿
湿度は50から60パーセントを目安にします。

しっかりと睡眠・休息を取る。

アレルゲンや刺激物を避ける。
タバコ、辛いもの、アルコールは控えましょう。

就寝時に上半身を少し高くして寝ると咳が和らぐことがあります。

市販薬を使うときは、数日たっても改善しない場合
早めに医療機関へ相談してください。

そのうえで「病院では異常がなかったけれど、咳がつらい」
という方に対して
当院では鍼灸によるケアを行っています。

体全体のバランスを整える全身調整に加えて
咳に効果があるとされるツボに
ていねいに施術していきます。

天突、廉泉、中府、尺沢、定喘などです。

施術を受けた方からは
「咳が和らいできた」
「呼吸が楽になった」
といったお声をいただいています。

感染症のあとに咳が残るのは珍しいことではありません。
でも咳が長引いてつらいときや
息苦しさ、発熱、血が混じった痰などがあるときは早めの対応が安心です。

できるだけ早く咳を楽にしたいという方には
鍼灸という方法も選択肢のひとつになります。

 

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.18更新

最近「脈が飛ぶ感じがする」「動悸が気になる」といったお悩みを感じていませんか?
実際、井島鍼灸院にも病院で検査を受けたけれど異常なし。でも、なんとなく不安で…という方が来院されています。

この動画では不整脈とは何か、どういう種類があるのかをわかりやすく解説したうえで
鍼灸によるケアの可能性についてもお伝えしていきます。

不安を少し軽くし、自分に合った相談先を見つけるヒントになるはずです。

不整脈とは、心臓の電気的なリズムが乱れて脈が正常ではなくなる状態を指します。
具体的には、脈が速すぎる、遅すぎる、不規則に打つといった特徴があります。

心臓は、洞房結節と呼ばれる部分から電気信号が出て、その信号が心臓の中を順番に伝わることで、心臓が規則正しく動きます。この電気の流れが乱れると、心臓のリズムが乱れて不整脈になります。

不整脈の原因はさまざまで、加齢、自律神経のバランスの乱れ、心臓の病気、ストレス、ホルモン異常などがあげられます。なかには、健康な人にも一時的に出る心配のいらないものもあります。
たとえば、期外収縮は一瞬だけ脈がとぶように感じることがあります。
これは、いつもとは違う場所から突然電気が出ることで起こります。
ほとんどが無症状で、心配のいらないことも多いです。

一方で心房細動や心室頻拍、心室細動などの不整脈は、放置すると命にかかわる危険があります。
不整脈と一口に言っても、
症状のないものから、命にかかわるものまで、さまざまです。

脈の乱れを感じたら、
まずは病院での検査をおすすめします。

無害な不整脈なのか、それとも精密検査が必要なのか、その見極めが非常に大切です。

近年、不整脈の中でもストレスや生活習慣の影響を受けやすいタイプに対して、
鍼灸による自律神経の調整が有効ではないかと注目されています。

井島鍼灸院では、こうしたケースに対し全身のバランスを整える鍼治療や
患者さんの状態に合わせた生活指導を行っています。
自律神経の乱れを整えることで、動悸や息苦しさが落ち着いたというお声もいただいています。

また鍼灸は薬に頼らずに行える補助療法であり、副作用の心配が少ない点も特徴です。
そのため継続的な体調管理や不安感の軽減を目的に、トータルケアの一環として選ばれる方も多くいらっしゃいます。
「特に異常はないけれど気になる」という方には、
鍼灸による自律神経のケアも、選択肢のひとつになるかもしれません。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.16更新

井島鍼灸院には、不整脈の症状で来院される方もいらっしゃいます。中にはそれほど心配しなくてもよいケースもありますが、注意が必要な場合もあるため、正しく理解しておくことが大切です。

不整脈とは?

心臓は電気の信号によって、リズムよく収縮(しゅうしゅく)と拡張(かくちょう)を繰り返しています。この電気の信号は、心臓の上部にある「洞房結節(どうぼうけっせつ)」という場所から発生します。

不整脈とは、この電気の流れに乱れが生じて、脈が遅くなったり(徐脈)、速くなったり(頻脈)、不規則に打ったりする状態のことです。

不整脈の原因は?

不整脈の原因には、次のようなものがあります:

  • 生まれつきの体質
  • 加齢(年齢を重ねること)
  • 自律神経の乱れ
  • 健康な人でも一時的に起こるもの(生理的な不整脈)

また、次のような病気が関係していることもあります:

  • 心臓の病気(心筋梗塞や心臓弁膜症など)
  • 甲状腺の病気(甲状腺機能亢進症)
  • 慢性の肺の病気 など

すべての不整脈が治療を必要とするわけではありませんが、中には重症化して命に関わるものもあるため、注意が必要です。

不整脈のタイプ

不整脈は、大きく分けて「脈が速くなるタイプ(頻脈性)」と「脈が遅くなるタイプ(徐脈性)」の2つがあります。

【頻脈性不整脈】

期外収縮(きがいしゅうしゅく)
一瞬、予定外の場所から電気信号が出ることで脈がとぶように感じます。症状がないこともあります。

発作性上室性頻拍(ほっさせいじょうしつせいひんぱく)
心臓の電気信号が何度も繰り返し回ってしまい、突然動悸が起こって突然おさまるのが特徴です。

心室頻拍・心室細動
心臓の下の部分(心室)がうまく動かなくなり、命に関わる重い不整脈です。放置すると失神や心停止を引き起こす危険があります。

心房細動・心房粗動
心臓の上の部分(心房)で電気信号が乱れ、速く・不規則な脈になります。高齢の方に多く、動悸や息切れを引き起こします。

【徐脈性不整脈】

洞不全症候群
電気の出発点である洞房結節がうまく働かなくなり、極端に脈が遅くなります。高齢者や心臓に病気がある方に多く、重症になると失神や突然死の原因になることもあります。

房室ブロック
心房から心室へ電気がうまく伝わらず、脈が遅くなります。夜間に一時的に起こることもありますが、重い場合は危険です。

ワンポイントアドバイス

不整脈の中には、専門的な治療が必要なものもありますが、多くは命に関わらない「無害な不整脈」です。

大切なのは、不安を持ちすぎないこと。過度なストレス、飲酒、喫煙は不整脈を悪化させることがあるので、できるだけ控えましょう。

鍼灸治療も選択肢の一つです

世界保健機関(WHO)では、不整脈を鍼灸の適応疾患の一つとして挙げています。

井島鍼灸院では、不整脈の患者さんに対して、長年の経験をもとに「体の調整力を高める鍼治療」を行っています。あわせて、症状に応じた生活習慣のアドバイスもさせていただいています。

副作用のない鍼灸治療を、不整脈のケアの選択肢の一つとしてご検討ください。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.16更新

岐阜市の井島鍼灸院で行っている鍼治療の流れをご紹介します。初めての方にもわかりやすく、丁寧な施術の内容を動画でご覧いただけます。

 

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.12更新

「手がしびれる」「力が入らない」「夜中に痛みで目が覚める」

その症状、
橈骨神経麻痺・正中神経麻痺・尺骨神経麻痺、かもしれません。

これらは絞扼性神経障害と呼ばれ、
日常生活の中で気づかないうちに起こることが多い、神経のトラブルです。

この動画では神経麻痺の症状や原因について
わかりやすく解説します。

「湿布や痛み止めを使っても、症状が改善しない」
「マッサージしても良くならず、ずっと悩んでいる」

井島鍼灸院には、そんなお悩みを抱えた方が来院されます。

特にデスクワークや家事、育児、介護などで
腕や手を酷使している方に、多く見られる症状です。

そのまま放っておくと、筋肉の萎縮や動かしにくさにつながることもあります。

早めの対処が大切です。

腕や手には橈骨神経・正中神経・尺骨神経の3つの主要な末梢神経が通っています。

これらの神経が骨や筋肉、靭帯など周囲の組織に圧迫されることで起こるのが「絞扼性神経障害」です。

運動神経が障害されると、筋力が低下し、筋肉が痩せてきます。
感覚神経が障害されると、しびれや痛み、あるいは感覚の鈍さが現れます。

このような神経麻痺は、たいてい一本の神経だけに起こる「単神経炎」という形で現れます。

手や腕に症状が出やすいのが特徴です。

橈骨神経麻痺になると、手首や指を伸ばせなくなり
手がダランと垂れた状態になります。
この状態は「垂れ手」と呼ばれます。

手首を持ち上げようとしても動かず
腕を前に出すと、手がそのまま下に垂れてしまうのが特徴です。
物をつかもうとしても、手首がぐにゃっと落ちたり字が書きにくくなったりします。

さらに親指から人差し指にかけて
しびれや感覚の鈍さが出ることもあります。

原因の多くは、上腕の中央あたりで神経が圧迫されることです。
よくあるきっかけとして

「恋人に腕枕をしたまま寝てしまった」
「酔って自分の腕に頭をのせて寝てしまった」

といった状況があり
このことから、「ハネムーン麻痺」 や 「土曜の夜の麻痺 」とも呼ばれています。

正中神経麻痺になると
親指から薬指にかけて、しびれや痛みが現れます。
特に夜中に痛みで目が覚めるといったことも多く
つらい症状です。

この神経は手首の「手根管」というトンネルの中を通っていて
その通り道が狭くなると神経が圧迫され「手根管症候群」という状態になります。

パソコン作業や育児などで手をよく使う人に多いのが特徴です。

症状が進行すると、親指の付け根の筋肉がやせてしまい
親指がうまく開けなくなる「猿手」という状態になることもあります。

猿手になると
親指が手のひらにくっついたままになり
他の指と向かい合うことができません。
その姿がサルの手に似ていることから
猿手と呼ばれています。

この状態になると
ペンが持ちにくい、ボタンがとめづらい
細かい作業がしにくいといった不便が出てきます。

尺骨神経麻痺では
小指や薬指にしびれや動かしづらさが出てきます。
指を開いたり閉じたりする動きがうまくできなくなり
進行すると「鷲手」と呼ばれる状態になることがあります。

鷲手とは、小指側の筋肉がやせてしまい
特に手を開いたときに
小指と薬指が内側に曲がってしまうのが特徴です。
鷲のかぎ爪のような形になるため
この名前がついています。

物をうまく握れなかったり
指の間に力が入らなかったりと
日常生活にも支障をきたします。

尺骨神経が圧迫されやすい場所は2か所あります。

1つ目は、肘の内側
ここでの圧迫は「肘部管症候群」と呼ばれます。
スポーツや日常動作で肘を酷使したり
リウマチや骨折による変形が原因になることもあります。

2つ目は手のひらの小指側
自転車に長時間乗る、腕立て伏せを繰り返すなど
手首に負担がかかる動作が原因になります。

鍼治療の方法についても解説していますので、是非、動画を最期までご覧ください。

 

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.09更新

目次
00:00 OP
00:15 Q.鍼って痛くないですか?副作用はありませんか?
00:33 Q.どれくらいのペースで通えばいいんですか?
00:52 Q.車で行けますか?駐車場はありますか?
01:10 Q.着替えは必要ですか?服装に決まりはありますか?
01:33 Q.小さな子どもがいるのですが、一緒に行っても大丈夫ですか?

是非、ご覧ください。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.07更新

 

 

経絡とは?

経絡とは?

想像してみてください。あなたの体の中に、目には見えない不思議な道が走っているんです。

これが「経絡」。東洋医学では生命エネルギーの「気」と「血」がこの道を通って全身を巡っていると考えているんです。

この経絡、なんと12本の主要な道(正経十二経脈)と、8本の特別な道(奇経八脈)、そしてたくさんの脇道(絡脈)で構成されているんですよ。まるで体内高速道路網みたいですね!

経絡は体の表面から内部まで張り巡らされていて、臓器や組織をつないでいます。この道を通って気と血が全身を駆け巡り、体の機能を調整しているんです。

東洋医学では、この経絡の流れが滞ると病気になると考えています。だから鍼灸治療では経絡上の特別なポイント(ツボ)を刺激して、気の流れを整えるんです。

経絡理論は体全体のバランスを重視します。まさに森を見る視点と言えますね。

この経絡、体中を縦横無尽に走る神秘的なネットワーク。東洋医学の診断や治療の要となる、とっても大切な概念なんです。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.05更新

肩や首のこり、疲れやすさ、風邪のひきやすさ……そんなお悩みに効く、背中のとっておきのツボをご存じですか?
今日は、黒野式全身調整基本穴のひとつであり、“最強ともいえる背中のツボ”大杼をご紹介します!

大杼は、はいゆや、百労、なんて別名もあって、
昔からとても重要なツボとして知られています。
大杼は、体の背面を流れる足の太陽膀胱経という経絡にあります。
この経絡は、背中や足を通って、体の奥深くに働きかけます。
さらに大杼は、東洋医学で、はちえけつと呼ばれる、特別な8つのツボのうちの1つなんです。
はちえけつは人体の、臓、腑、気、血、脈、筋、骨、髄という八つの組織や機能に、それぞれ深く関与する8つの特効穴を指します。
大杼はこつえつまり、骨に深く関係するツボ!

【大杼の位置】
大杼は、首をぐっと下に曲げたときに一番出っ張る背骨、そのすぐ下にある、第1胸椎と第2胸椎の棘突起間の両側、1寸5分のところにあります。
ちょうど肩甲骨の上のあたり、背中の真ん中より少し外側ですね。

【名前の由来】
杼という言葉、聞いたことありますか?
これは、昔の織物を作る道具、いわば糸巻きのこと。
機織りのとき、横糸を左右にスーッと送る、あの道具なんです。
さて、人の背中の上部、ちょうど首と背中の境目に、
ゴツッとした骨が左右に出っ張っています。
この椎骨の横突起の形が、なんと、杼、”そっくりだったんです!
だから昔は、この骨を杼骨と呼んでいました。そして、左右の杼骨の外側にあるこのツボ。
それが大きな杼、大杼と名づけられました。
名前ひとつに、こんなに歴史と形の意味が詰まっているなんて、面白いですよね!

【効果・効能】
大杼は、肩や首のこり、寝違え、頸椎症など、首から肩のつらい不調に効果抜群。
漢方的には骨会という特別な役割もあり、骨や免疫に関わる症状にもよく使われます。さらに!骨のツボとして、骨格のバランスを整える働きもあるんです。
風邪をひきやすい、疲れが取れない、そんなときにも、このツボが頼りになりますよ。

背中にそっとある大杼のツボ、でもその力はとってもパワフル。
気になる不調がある方は、ぜひプロの鍼灸師に相談してみてくださいね!

ツボの力で毎日をもっとラクに。
井島鍼灸院でした。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.02更新

朝、起き上がると、ふらっとしたり。
立ち上がったときに、めまいや、立ちくらみを感じることはありませんか?

その症状……
起立性低血圧かもしれません。

自律神経の乱れや
成長期のお子さん、ストレスの多い方に多く見られるこの症状は、
日常生活に支障をきたすこともあります。

今回は、そんな起立性低血圧の原因や特徴
そして、鍼灸でどのようなケアができるのか
詳しくお伝えしていきます。

起立性低血圧とは
座っている状態や、寝ている状態から立ち上がったときに
血圧が急に下がって
めまいや立ちくらみなどの症状が出る状態のことです。

立ち上がってから3分以内に
上の血圧が20ミリ下がるか、
下の血圧が10ミリ下がったときに
起立性低血圧と診断されることがあります。

一時的な症状に見えても、
日常生活に大きな影響を与えることがあります。

正しく理解し、対策することが大切です。

起立性低血圧の症状は人によって異なりますが、
よく見られるのは次のようなものです。

立ち上がったときにふらついたり、めまいがする。
視界が白くなったり、暗くなったりする。
頭が痛くなったり、重くだるく感じる。
肩や首がつっぱるように痛む。
朝、体がだるくてなかなか起きられないほどの強い倦怠感。

また「横になると、すぐに楽になる」というのも特徴のひとつです。

普段は元気なのに、朝起きたときや立ち上がった瞬間に、急に具合が悪くなる。
そんな経験はありませんか?

起立性低血圧の原因はさまざまありますが、
中心にあるのは自律神経の乱れです。

立ち上がると、重力の影響で
血液が一時的に下半身にたまります。
その結果、脳への血流が減ってしまいます。

それを補うために
自律神経が働いて、血管を収縮させたり
心拍数を上げたりして脳への血流を保とうとします。

しかし、自律神経の働きがうまくいかないと
脳への血流が一時的に不足し
めまいや失神などの症状が出てしまうのです。

このような状態は

中学生や高校生など、成長期のお子さん
高齢者の方
ストレスや不規則な生活リズムによって自律神経が乱れやすい方
こうした方に多く見られます。

最近では、夜型の生活やスマホの使いすぎ、
そして睡眠不足によって生活リズムが乱れ、
自律神経のバランスが崩れている方も増えています。

「年齢のせいかな」
「自分は朝が弱いかも」
そう思っていたら、実は起立性低血圧だったということも少なくありません。

起立性低血圧のつらさは、日常のちょっとした工夫でやわらぐことがあります。
ご自身の体にやさしく向き合いながら、できることから試してみてください。

まずは急に立ち上がらないことが大切です。

朝、目が覚めてもすぐに起き上がらず、
まずは手足を軽く動かしてみてください。
そのあと深呼吸をしてゆっくりと体を起こしましょう。
こうした工夫でふらつきを防ぎやすくなります。

そして規則正しい生活を心がけましょう。

夜ふかしや、スマホの使いすぎは、自律神経を乱す大きな原因になります。
できるだけ決まった時間に寝て、決まった時間に起きるようにしましょう。
それだけでも少しずつ体が整っていきますよ。

これらのセルフケアを続けても、症状が改善しない場合には、
自律神経の働きを整える鍼灸治療もひとつの選択肢です。

無理せず自分に合った方法で、少しずつ心と体を整えていきましょう。

投稿者: 井島鍼灸院

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