井島鍼灸院ブログ

2025.07.28更新

今日は、呼吸や皮膚、そして感情にまで関わる、すごいツボをご紹介します。

黒野式全身調整基本穴のひとつ、その名も―― 肺兪!
このツボは、
「足の太陽ぼうこうけい」という経絡に属しています。
「え? 肺なのに膀胱?」
そう思った方、ご安心ください。
このぼうこうけいは、
頭から足まで背中をまっすぐ通る、
超ロングコースの経絡なんです。
全身をめぐりながら、
五臓六腑に対応する背中のツボたちを、つないでいます。
その中の一つが――
肺とつながる、肺兪なんですね!

■肺兪って、どこにあるの?
場所は、背中の第3胸椎という骨の高さ。
背骨の真ん中から外方1.5寸
肩甲骨の内側、ちょっと上あたりです。
さあ、背中に手を当ててみましょう。
背骨と肩甲骨の間のちょうど半分、肩甲骨の中央の高さ――
そこが、あなたのパワースポットです!
■ 肺兪という名前に込められた意味
まず「肺」はもちろん、五臓のひとつ。
呼吸を司る、大切な臓器ですね。
では、「兪」とは…?
この漢字には、いくつもの意味が込められています。
たとえば、 「答える」 「安らぐ」 「癒える」 「運ぶ」 「注ぐ」
中でも注目なのが――
「癒す」や「気や血を運ぶ」という意味。
つまり肺兪は、肺の力を癒し、元気を運ぶツボなんです。
■どんな症状に効くの?
まずは、王道の働きから。
肺兪は、
✅ 咳が止まらない
✅ 息が苦しい
✅ 喘息がつらい
そんな呼吸器の不調に、ダイレクトに効くツボです。

喉や口のトラブルにも?
✅ 口の中が荒れている
✅ 声がガラガラする
こうした喉や口のトラブルにも、肺兪が活躍します。

胃の不調や肌荒れにも!?
✅ 慢性的な胃の不調
✅ 肌荒れやアトピー
東洋医学では、肺は皮膚や消化器とも深くつながっていると考えます。

さらに!姿勢の崩れにも?
驚くかもしれませんが…
✅  背中が丸くなる(亀背)
こんなときにも、肺兪は使われています。
なぜなら――
姿勢のバランスとも関係しているからなんです。
背中の肺兪穴が固くこわばると、
呼吸が浅くなり、心もふさがってしまう。
でも、ここをゆるめると――
深く息を吸って、自然と背すじが伸びるようになります。

ちょっとスピリチュアルな話
肺は、東洋医学で「悲しみの臓」とも言われています。
なんとなく胸が重い…
涙が出そう…
言葉にならない思いがある…
そんな時、肺兪のまわりが、固くなっていたり、冷えていたりすることがあります。
✅ ✅ 鍼治療でやさしく刺激すると、
呼吸が整い、
心もスーッと静かになることがあります。
心のデトックスにも、肺兪はとても大切なんですね。
井島鍼灸院では、肺兪をはじめとする全身調整のツボを活かし、
お一人おひとりに合わせた施術を行っています。

「咳が長引いている…」
「呼吸が浅くてつらい…」
「心も疲れているかも…」
そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの呼吸が、深くやさしくなりますように。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.07.22更新

今日ご紹介するのは…
黒野式全身調整基本穴のひとつで、東洋医学でとても特別な“最期のツボ”、「期門」です!

このツボ、じつはストレスや胃の不調、さらには生理痛まで、
いろんな不調に活躍してくれるすごいポイントなんです。

【期門穴ってどんなツボ?】
まずは、期門の「プロフィール」から!
期門は、東洋医学でいうところの「足の厥陰肝経」という経絡に属するツボ。
この肝経は、私たちの気持ち・血の巡り・消化などに関わる重要な経絡なんです。
さらに期門は、肝経の“ぼけつ”と呼ばれる大事なツボ。
これは、簡単に言えば「肝臓に関する情報が集まる場所」という意味です。

そしてなんと!
期門は「足の太陰脾経」とも交わる、いわば二つの経絡の交差点。
だから、肝臓にも胃腸にも両方に効くという、ありがたいツボなんです!

【じゃあ、そのツボはどこにあるの?】
実はこのツボ、肋骨(あばら骨)の下の方、ちょっと横っ腹あたりにあるんです!
目安としては──
乳首の真下あたりで、体の中心線から横に外方4寸。
だいたい第6肋骨と第7肋骨の間にあるとされています。
ちょうど、肋骨がカーブしてるあたりで、グッと指を押し当てたときに
「イタ気持ちいい…!」と感じる場所が、期門穴のサインかもしれません。

【穴名考!(名前の由来)】
さて、「期門」というツボ。
東洋医学でとても特別な最後のツボなんです!
どういうことかというと…
私たちの体には、「十二経脈」というエネルギーの流れ道があります。
これはまるで“気の高速道路”みたいなもので、全身をグルッと巡っているんです。

そのスタート地点は「手の太陰肺経」という経絡。
そこから順番に12の経絡を巡っていき、最後にたどり着くのが…
そう、肝経!

そしてこの期門は、肝経の一番最後のポイントなんです。
つまり、十二経脈のゴール地点にあたる、まさに「最期の門」!

その名前にもあるように、“門”=出入り口という意味を持っていて、
ここは肝臓のエネルギーやけつが出入りする大切な場所とされているんです。

だからこそ、期門は「肝経のぼけつ」と呼ばれ、
肝の状態を反映しやすいツボとして、とても重要視されているんですよ。

「門が開けば、巡りが変わる!」

そんなイメージで、体の中のエネルギーの流れを整える…
それが期門というツボの魅力なんです。

【こんな時におすすめ!】

胸や脇の張りや痛み、肋間神経痛

胃のムカムカ、食欲不振、しゃっくり、ゲップ

ストレスからくるイライラや不眠

月経痛や更年期などの女性のお悩み

二日酔い、胆のうの不調 などなど!

実際に使ってみると、呼吸が深くなる、お腹がスッと軽くなるなど
感じ方もいろいろなんですよ。

【現代医学から見た期門】

最近の研究でも、期門への刺激が
自律神経を整えたり、消化機能を助けたりする効果があることが分かってきています。
つまり、ストレスと内臓のつながりをサポートするツボとして
科学的にも注目されているんですね。

 

投稿者: 井島鍼灸院

2025.07.19更新

今回は 耳鳴りについて わかりやすく解説していきます

耳鳴りとは
周囲に実際の音源がないのに
耳や頭の中で「音が聞こえる」と感じる現象です

耳鳴りには いくつかの種類があります

まず 自覚的耳鳴りです
これは 本人にしか聞こえない耳鳴りで
内耳や聴神経の異常が主な原因とされます
耳鳴りの多くがこのタイプです

次に 他覚的耳鳴りです
こちらは 体内で実際に音が発生しており
聴診器などを使えば 第三者にも確認できる場合があります
血流の音や 筋肉のけいれんが原因とされています

耳鳴りの音の感じ方は 実にさまざまです

「キーン」「ジー」「ピー」などの高い音
「ブーン」「ゴー」などの低い音
また 心拍に合わせた脈打つような音を感じることもあります

耳鳴りには 難聴や耳のつまった感じ
聴覚過敏を伴うこともあります
症状の強さや感じ方は人によって大きく異なります

なぜ耳鳴りが起こるのでしょうか

主な原因の一つが難聴です
加齢や騒音によるもの
突発性難聴やメニエール病などが関係しています

ほかにも耳の病気が原因になることもあります

精神的ストレスや自律神経のバランスの乱れも
耳鳴りを悪化させる要因です。

その他の要因として
首・肩の筋肉の緊張
顎関節の不調
薬の副作用で起こることもあります

近年明らかになってきた耳鳴りの仕組みについて
わかりやすくご説明します

最近の研究では
脳の働きに注目が集まっています

聴力が低下すると
脳は足りない音を補おうとして
いつもより敏感に音を探すようになります
その結果
本来は存在しないはずの音まで感じ取ってしまい
耳鳴りとして認識されることがあります
これは
脳が無音の状態を異常と感じ
何らかの信号を「音」として捉えてしまうためです

また
脳のネットワークも関係しています
脳の中で音を感じ取るとき
注意や感情をつかさどる部分も一緒に働きます
脳全体のバランスが崩れると
耳鳴りが強く意識されやすくなります

ストレスや不安が強いと
自律神経が過敏になり
脳も刺激に対して敏感になります
そのため
日常のちょっとした変化や体調の波で耳鳴りを感じやすくなることもあります

このように
耳鳴りは耳だけでなく脳の働きや生活習慣
ストレスなど
さまざまな要因が重なり合って起こる症状です

生活リズムを整えることで自律神経のバランスが保たれ
耳鳴りの症状も和らぎやすくなります
また
耳鳴りが気になるときや強くなるタイミングを記録しておくと
悪化しやすい状況や対策が見つけやすくなります
ヘッドホンやイヤホンの大音量や長時間の使用は耳への負担になるので
控えるようにしましょう

セルフケアは
すぐに効果が出るものではありませんが
毎日の積み重ねが大切です

投稿者: 井島鍼灸院

2025.07.15更新

 

今日は、体の要、とても大事なツボ。

黒野式全身調整基本穴の一つ、天枢をご紹介します。

お腹の調子が悪いとき。
便秘や下痢。
胃のもたれや、張り。
そんなときに、とても効果的なツボなんです。

さっそく見ていきましょう。

天枢は、
足の陽明胃経という経絡に属しています。

胃や腸など、消化器の働きに関係の深い経絡です。
その中でも、天枢は、とくに重要な場所とされています。

さらに、天枢は「大腸のぼけつ」とも呼ばれています。
つまり、大腸の気が集まる、特別なツボなんです。

場所は、おへその真横。
左右、それぞれ外方2寸。
お腹の筋肉のラインにあります。

「天枢」という名前の意味。
「天」は、上のほう。

漢字の「枢」は、「木」と「区」を組み合わせてできています。
「木」はそのまま木のパーツ、「区」は“区切る”や“曲がる”の意味があり、
なんと「クルッと回る」イメージを表しているんです!

だから「枢」は、もともと“扉の回転軸”を表す漢字だったんですね。
でも、ここで終わりじゃありません!

この「枢」、やがて「物事の中心」や「大事な部分」という意味に広がっていきます。
たとえば「中枢」や「枢要」など、
今でも“中心”や“かなめ”という意味で使われています。
つまり、「枢」という漢字には、
“みんなをつなぎ、動かす力”というワクワクするパワーが込められているんです!

昔の人は、おへそを中心に、上を「天」、下を「地」と考えました。
天枢は、おへそのすぐ横。
胃や腸のはたらきを調整する、まさに体の“大事な部分”。
だから、「天枢」と名付けられたんです。

効果は、たくさんあります。

便秘や、下痢。
お腹のハリや、腹痛。
消化不良、食欲不振。
月経不順や、生理痛などの婦人科の症状。
泌尿器の不調。

実際に、過敏性腸症候群や、機能性便秘に対して、
薬よりも効果があった、という報告もあります。

「天枢」は、体のさまざまな不調に対応する、
とても大切なツボです。

 

 

 

 

投稿者: 井島鍼灸院

2025.07.07更新

 


今日は、師匠、黒野保三先生に教えて頂いた、少し深いお話をさせてください。
「鍼灸の真髄」――その核心に迫ります。
「鍼灸って、ツボに針を刺すだけじゃないの?」
そんなふうに思っている方こそ、ぜひ最後までご覧ください。

【基本にこそ真理がある】
鍼灸の本質は、シンプルな基本に凝縮されています。
派手な技や珍しい道具に頼るのではなく、素朴な形に立ち返り、基本を積み上げていく――
それこそが鍼灸の力を最大限に引き出す近道なんです。
「はやく上手になりたい!」という気持ちは大切ですが、焦らず一歩ずつ。
この姿勢が真髄に触れるために最も大切なのです。

【上医と下医、その違いとは?】
では、鍼灸師としての深みはどこで決まるのでしょうか?
たとえば、
カイは、見た目や症状だけを見て形式的な治療を行います。
一方、
上医は、患者さんの全体を観て、気や血の流れ、精神の状態までも見抜いて治療を行います。
つまり、「今日はこの人の気が弱っているな…」
「このツボじゃなく、今日はここに反応が出てるぞ」
そんなふうに直感と経験で治療の方針を柔軟に変えていくのです。
形式に縛られないからこそ、本当に患者さんに合った施術ができる。
これが上医の真骨頂なのです。

【理論×経験=本物の鍼灸】
でもただ感覚に頼るだけではいけません。
しっかりとした理論を学び、系統立てて積み上げていくこと。
これができてはじめて、鍼灸の技術が誰にでも伝えられるものになるんです。

独学で学んだ知識は、説明しようとするとどうしても言葉だけに頼りがち。

だからこそ、信頼できる師についてしっかりと受け継いでいくことが大切なんです。

【求められる「人間力」】
では、鍼灸師にとって技術だけで十分なのでしょうか?
答えは、NO。
本当に患者さんと向き合うには、こんな3つの力が必要です。
自然を敬う心と信仰心を持つ感性
 → 自然の流れと人の体は、つながっています。
人生を深く学び、東洋哲学と医学を融合できる力
 → 鍼灸は心と体のバランスを見る医学なのです。
患者さんの生活や気持ちに寄り添える力
 → 体だけでなく人生そのものをサポートする存在でありたい。
これらを身につけてこそ、鍼灸の真髄が本当に自分のものになっていくのです。

【学び続ける姿勢が未来を変える】
そしてもうひとつ大切なのは――
常にアンテナを張って、新しい発見にワクワクしながら学び続ける姿勢です。
現代医学の知識も取り入れ、鍼灸の伝統と融合させていく。
そうすることで、より確かな効果を患者さんに届けることができるのです。

鍼灸の世界は奥深くて、そして人間らしさに満ちています。
決して特別な人だけのものではありません。
誰でも一歩ずつ丁寧に学びを重ねていけば、
そこに広がるのはまるで宇宙のような、無限の可能性。
基本に忠実にそして謙虚に学び続けること。
それが、鍼灸の真髄に近づく最も確かな道です。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.07.02更新

日頃は当院をご愛顧頂き、心より感謝申し上げます。

今年のお盆休みは、8月15日(金)・16日(土)・17日(日)にさせていただきます。

何卒、宜しくお願い申し上げます。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.07.01更新

「腰が軽くなる!疲れも吹き飛ぶ!?腎兪(じんゆ)のパワーとは!」
「朝起きると、なんだか腰が重たい…。」
「デスクワークのあと、腰がバキバキ…。」
そんな経験、ありませんか?
実は、それ…あるツボがカギかもしれません。
今回ご紹介するのは、腰痛・冷え・疲れ・不眠までケアできる!
東洋医学のスーパーツボ、**腎兪(じんゆ)**です!

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.26更新

片麻痺でお悩みの方へ
思うように体が動かない…その不自由さは、日常生活に大きなストレスをもたらしますよね。

この動画では
片麻痺の原因や特徴的な症状
そして改善のヒントについてわかりやすく解説します。

症状の理解を深めたい方、リハビリをがんばっている方、
少しでも前向きになりたい方に、参考になれば幸いです。

まず片麻痺とは何か、簡単にご説明します。

片麻痺とは脳の病気やけがによって、体の片側に運動や感覚の障害が出る状態をいいます。

原因として多いのは、脳梗塞や脳出血といった脳血管障害です。
そのほか、脳腫瘍や頭部の外傷などでも起こることがあります。

人間の脳は右脳が体の左側、左脳が体の右側をコントロールしています。
そのため右脳に損傷があると左半身に麻痺が起こり、左脳が損傷すると右半身に麻痺が起こるという特徴があります。

片麻痺では左右どちらに麻痺が出るかによって、現れる症状に特徴があります。

まず左片麻痺、つまり右脳に損傷がある場合。
このときは、半側空間失認と呼ばれる症状がみられることがあります。

これは自分の左側にあるものに気づきにくくなる状態です。
たとえば、食事が左側に置かれていても気づかず、食べ残してしまうといったことが起こります。

一方、右片麻痺、つまり左脳に損傷がある場合には、失語症がみられることがあります。

言語を司る中枢は多くの人で左脳にあります。
そのため左脳が損傷されると、話す、聞く、読む、書くといった言葉に関するさまざまな機能に障害が現れます。

片麻痺になった方の多くは、日常生活やコミュニケーションに困難を感じています。

でも私たちの脳には、代償機能と呼ばれる力があります。
損傷を受けた部分の代わりに、他の部位がその役割を担おうとするのです。

その力を引き出すには、リハビリや日々の訓練の積み重ねがとても大切です。

そして、ストレスを和らげること、血流を良くすることも、回復に向けての大きな助けになります。

一歩ずつでかまいません。
少しずつ前へ進んでいきましょう。

 

 

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.23更新

2週間以上咳が止まらない
夜中に咳で目が覚める
風邪かと思ったら全然治らない
そんな経験ありませんか?
長引く咳の原因はさまざまです。
この動画では
咳喘息や感染症などの長引く咳の原因や特徴をわかりやすく解説していきます。

長引く咳とは咳が、8週間以上も続いている状態を指します。

風邪が長引いてるだけと放っておく方も多いですが注意が必要です。

咳喘息へ進行したり
睡眠が妨げられたり
会話や日常生活にも支障が出てきます。

咳は本来は体を守る大切な反応ですが
長引く咳には専門的な対応が必要なこともあるのです。

長引く咳の主な原因は次の6つです。

咳喘息
乾いた咳が続きます。
夜間や早朝に悪化しやすく喘鳴はありません。
放置すると気管支喘息に進行することもあります。

百日咳やマイコプラズマ肺炎
2025年は百日咳が流行しています。
激しい咳が数週間続き、感染力もとても強いため要注意です。

アトピー咳嗽
アレルギー体質の方に多くみられています。

副鼻腔気管支症候群
後鼻漏や、痰、鼻づまりを伴うことがあります。

胃食道逆流症
食後や横になったときに悪化しやすく、
胸やけや酸っぱい液体がこみ上げる感じが特徴です。

その他の原因
慢性気管支炎や肺がんなどが原因のこともあります。
喫煙歴がある方、高齢の方
血痰や体重減少がある場合は、特に注意が必要です。

咳のタイプ別に原因の目安を見ていきましょう。

まず痰のない乾いた咳――乾性咳嗽
このタイプは、咳喘息、アトピー咳嗽、胃食道逆流症が原因のことが多いです。

痰が出る湿った咳――湿性咳嗽は
副鼻腔気管支症候群、慢性気管支炎、感染症が関係します。

時間帯によってもある程度の判断が可能です。

夜間や早朝に悪化する咳は
咳喘息、胃食道逆流症、慢性気管支炎に多く見られます。

食後や、横になったときにひどくなる咳は
胃食道逆流症が原因の可能性があります。

運動後に悪化する咳は
運動誘発性喘息を疑います。

2025年現在、特に注意が必要なのが百日咳です。

全国的に流行しており
例年の5倍から10倍の報告数が出ています。

子どもだけでなく大人の感染例も多く、
数週間にわたって激しい咳が続くこともあります。

また咳喘息は依然として
長引く咳の中で最も多い原因となっています。

ここからは今日からできるセルフケアをご紹介します。

水分補給と部屋の加湿
湿度は50から60パーセントを目安にします。

しっかりと睡眠・休息を取る。

アレルゲンや刺激物を避ける。
タバコ、辛いもの、アルコールは控えましょう。

就寝時に上半身を少し高くして寝ると咳が和らぐことがあります。

市販薬を使うときは、数日たっても改善しない場合
早めに医療機関へ相談してください。

そのうえで「病院では異常がなかったけれど、咳がつらい」
という方に対して
当院では鍼灸によるケアを行っています。

体全体のバランスを整える全身調整に加えて
咳に効果があるとされるツボに
ていねいに施術していきます。

天突、廉泉、中府、尺沢、定喘などです。

施術を受けた方からは
「咳が和らいできた」
「呼吸が楽になった」
といったお声をいただいています。

感染症のあとに咳が残るのは珍しいことではありません。
でも咳が長引いてつらいときや
息苦しさ、発熱、血が混じった痰などがあるときは早めの対応が安心です。

できるだけ早く咳を楽にしたいという方には
鍼灸という方法も選択肢のひとつになります。

 

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.18更新

最近「脈が飛ぶ感じがする」「動悸が気になる」といったお悩みを感じていませんか?
実際、井島鍼灸院にも病院で検査を受けたけれど異常なし。でも、なんとなく不安で…という方が来院されています。

この動画では不整脈とは何か、どういう種類があるのかをわかりやすく解説したうえで
鍼灸によるケアの可能性についてもお伝えしていきます。

不安を少し軽くし、自分に合った相談先を見つけるヒントになるはずです。

不整脈とは、心臓の電気的なリズムが乱れて脈が正常ではなくなる状態を指します。
具体的には、脈が速すぎる、遅すぎる、不規則に打つといった特徴があります。

心臓は、洞房結節と呼ばれる部分から電気信号が出て、その信号が心臓の中を順番に伝わることで、心臓が規則正しく動きます。この電気の流れが乱れると、心臓のリズムが乱れて不整脈になります。

不整脈の原因はさまざまで、加齢、自律神経のバランスの乱れ、心臓の病気、ストレス、ホルモン異常などがあげられます。なかには、健康な人にも一時的に出る心配のいらないものもあります。
たとえば、期外収縮は一瞬だけ脈がとぶように感じることがあります。
これは、いつもとは違う場所から突然電気が出ることで起こります。
ほとんどが無症状で、心配のいらないことも多いです。

一方で心房細動や心室頻拍、心室細動などの不整脈は、放置すると命にかかわる危険があります。
不整脈と一口に言っても、
症状のないものから、命にかかわるものまで、さまざまです。

脈の乱れを感じたら、
まずは病院での検査をおすすめします。

無害な不整脈なのか、それとも精密検査が必要なのか、その見極めが非常に大切です。

近年、不整脈の中でもストレスや生活習慣の影響を受けやすいタイプに対して、
鍼灸による自律神経の調整が有効ではないかと注目されています。

井島鍼灸院では、こうしたケースに対し全身のバランスを整える鍼治療や
患者さんの状態に合わせた生活指導を行っています。
自律神経の乱れを整えることで、動悸や息苦しさが落ち着いたというお声もいただいています。

また鍼灸は薬に頼らずに行える補助療法であり、副作用の心配が少ない点も特徴です。
そのため継続的な体調管理や不安感の軽減を目的に、トータルケアの一環として選ばれる方も多くいらっしゃいます。
「特に異常はないけれど気になる」という方には、
鍼灸による自律神経のケアも、選択肢のひとつになるかもしれません。

投稿者: 井島鍼灸院

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