井島鍼灸院ブログ

2025.05.15更新

逆子に鍼灸が効く?妊婦さんの不安にやさしく寄り添う治療法

妊婦健診で「逆子ですね」と言われて、不安になった方はいませんか?

お腹の赤ちゃんが頭を上にした「骨盤位(こつばんい)」の状態は、出産が近づくにつれて心配の種になりますよね。でも、実は鍼灸(しんきゅう)でその逆子を“くるん”と回すお手伝いができることをご存じでしょうか?

今回は、そんな鍼灸による逆子ケアのお話です。

鍼灸で逆子が治る?データで見る驚きの効果

まずお伝えしたいのは、鍼灸治療で逆子が矯正されたという報告が多数あるということ。

ある研究では、なんと89.9%の方が鍼灸で逆子が矯正されたというデータもあるんです。

妊娠33週の初産婦260名を対象とした試験では、

  • 鍼灸を受けたグループ → 76%が逆子改善
  • 鍼灸をしなかったグループ → 58.5%

過去の当院の治療実績では、90%を超える結果となっているんですよ。

「鍼やお灸で逆子が治るなんてちょっと不思議…」と思う方もいるかもしれませんが、数字が物語っています

どうして鍼灸で逆子が?そのヒミツ

よく使われるツボは、足の小指の外側にある「至陰(しいん)」や、内くるぶしの上にある「三陰交(さんいんこう)」。ここに鍼やお灸で優しく刺激を与えます。

正確な仕組みはまだ研究途中ですが、次のような効果が考えられています。

  • 子宮の筋肉の緊張がゆるむ
  • 胎動が増えて赤ちゃんが動きやすくなる
  • ママの体温が上がって赤ちゃんにとって快適な環境に
  • 気持ちが落ち着きリラックス

つまり、赤ちゃんが自然と動きたくなる“きっかけ”を、鍼灸がそっとサポートしてくれるんですね。

治療はいつから始めればいいの?

おすすめは、妊娠28〜31週ごろまでにスタートすること。

この時期なら赤ちゃんの動くスペースもあり、矯正率も高めです。

一方で、34週以降になると赤ちゃんの動きが少なくなり、矯正が難しくなることもあるので、早めの行動がポイントです。

ただ、当院では最近、34週以降の方もよく来院されるようになりました。矯正率は下がる傾向にありますが予想より結果が出ています。

ママにも赤ちゃんにもやさしい治療法

鍼灸は、体に大きな負担をかけず、安心して受けられる補助療法です。

「痛いの?熱くないの?」という声もありますが、多くの方が「心地よかった」「リラックスできた」とおっしゃいます。

ただし、前置胎盤・臍帯巻絡・切迫早産などのリスクがある場合は、鍼灸を控えた方がよいケースもあります。必ず主治医に相談してくださいね。

自宅でできるセルフお灸も◎

市販の「千年灸」などを使ったセルフケアも効果が期待できます。

たとえば、棒灸を使ったセルフケアでは約75.4%の逆子矯正効果があったという報告も!

とはいえ、やり方やタイミングは大切です。自己判断での無理なケアはNG! 必ず専門家のアドバイスを受けてから行いましょう。

最後に:希望をもって一歩踏み出そう

逆子と言われても、がっかりしすぎないでください。

鍼灸には、赤ちゃんが自然に回る手助けをする力があります。

「できることがある」と思えるだけで、気持ちが楽になることもありますよね。

妊娠という大切な時間を、安心して前向きに過ごせるように。鍼灸という優しい選択肢が、あなたと赤ちゃんをそっと応援します。

🔸逆子治療をお考えの方へ🔸
井島鍼灸院では、妊婦さんの体にやさしい鍼灸で、逆子の矯正をお手伝いしています。
不安なこと、気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

 

投稿者: 井島鍼灸院

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