適応症

2025.06.20更新

 

咳が止まらない?咳喘息・感染症・GERDなど、長引く咳の原因と対策を解説します

「2週間以上咳が止まらない……」
「夜中に咳で目が覚める……」
「風邪かと思ったのに、なかなか治らない……」

そんな経験、ありませんか?

咳が長引く原因は実にさまざまです。風邪のように思えても、実際は別の病気が隠れていることがあります。

この記事では、咳喘息・感染症・GERD(胃食道逆流症)などに代表される“慢性咳嗽(まんせいがいそう)”の原因や見分け方、セルフケアのポイント、医療機関にかかる目安について、わかりやすく解説します。


「長引く咳」とは?

咳が8週間以上続く状態は、「慢性咳嗽(まんせいがいそう)」と呼ばれます。

「風邪が長引いているだけ」と思ってしまう人も多いですが、注意が必要です。
以下のようなリスクがあるからです。

  • 咳喘息など別の病気に進行する可能性
  • 感染症の拡大(特に百日咳など)
  • 睡眠の質が下がる、会話がつらいなど生活の質が低下

咳は体の防御反応の一つですが、長引く咳には専門的な治療が必要なこともあるのです。


主な原因はこの6つ

長引く咳の代表的な原因には、以下の6つがあります。

① 咳喘息
乾いた咳が特徴で、夜間や早朝に悪化します。喘鳴(ぜんめい:ゼーゼー、ヒューヒュー音)はなく、放っておくと気管支喘息に進行することがあります。

② 感染症(百日咳・マイコプラズマ肺炎など)
一般的な風邪とは異なり、数週間~数ヶ月にわたって咳が続きます。とくに百日咳は大人でも感染しやすく、強い咳込みが特徴です。

③ アトピー咳嗽
アレルギー体質に関係する咳で、痰がなく乾いた咳が続きます。抗アレルギー薬が効果を発揮することがあります。

④ 副鼻腔気管支症候群
副鼻腔炎(いわゆる蓄膿)やアレルギー性鼻炎などによる後鼻漏(こうびろう)から咳が起こります。痰や鼻づまりも伴いやすいのが特徴です。

⑤ GERD(胃食道逆流症)
食後や横になると悪化する咳。胃酸が逆流して、のどや気道を刺激することで咳が出ます。胸やけや酸っぱい液が上がる感じがある人は要注意です。

⑥ その他(慢性気管支炎・薬剤性・がんなど)
喫煙歴がある人や高齢の方は、肺がんや慢性気管支炎なども考慮が必要です。血痰や体重減少などの症状がある場合は早急に受診しましょう。


咳のタイプから原因を見分ける

咳の「性質」や「出る時間帯」によって、ある程度原因を推測することができます。

■ 乾いた咳(乾性咳嗽)
・咳喘息
・アトピー咳嗽
・GERD(胃食道逆流症)

■ 痰のからむ咳(湿性咳嗽)
・副鼻腔気管支症候群
・感染症
・慢性気管支炎

■ 時間帯ごとの傾向
・夜間・早朝に悪化 → 咳喘息、GERD、慢性気管支炎
・食後・横になると悪化 → GERD
・運動後に悪化 → 運動誘発性喘息

このように、咳の「特徴」に注目することで、原因が見えやすくなります。


セルフケアと生活の工夫

原因に関わらず、以下のセルフケアは多くのケースで有効です。

  • 水分補給と室内の加湿
    乾燥は咳を悪化させます。湿度は50〜60%が目安です。
  • 十分な睡眠と休息
    免疫力を整える基本です。
  • 刺激物を避ける
    タバコ、辛い食べ物、アルコールなどは咳を引き起こしやすいため控えましょう。
  • 就寝時の姿勢を工夫
    上半身を少し高くして寝ると、逆流や咳の刺激を軽減できます。
  • 市販薬を使うときは注意
    数日使っても効果がない場合は、早めに医療機関に相談を。

受診の目安

次のような症状がある場合は、迷わず医療機関を受診してください。

  • 咳が2〜3週間以上続いている
  • 血痰、発熱、体重減少、胸の痛みがある
  • 市販薬で改善しない、または悪化している

「たかが咳」と思って放置せず、体からのサインを受け止めることが大切です。


まとめ

長引く咳には、「咳喘息」や「感染症」「胃食道逆流症」など、さまざまな原因が隠れている可能性があります。咳のタイプや時間帯の傾向を参考に、まずはご自身の症状を整理してみましょう。

そして、セルフケアをしても改善しない場合は、早めに専門機関へ相談することが回復の近道です。

咳が続く日々に不安を感じている方へ。
まずは、自分の咳の特徴に注目し、
適切な対策を始めてみませんか?

投稿者: 井島鍼灸院

2025.06.09更新

神経麻痺|井島鍼灸院

その手のしびれ、神経麻痺かもしれません

「手がしびれる」「力が入らない」「夜中に痛みで目が覚める」
そんな症状がある方は、
橈骨神経麻痺・正中神経麻痺・尺骨神経麻痺を疑ってみてください。

これらは絞扼性神経障害と呼ばれ、
日常生活の中で知らないうちに起こる神経のトラブルです。

◆ どんな症状?なぜ起こる?

この動画では、神経麻痺の症状や原因について
わかりやすく解説しています。

  • 湿布や痛み止めが効かない
  • マッサージしても良くならない
  • ずっと悩み続けている

そんな方が、井島鍼灸院には多く来院されています。

特にデスクワーク・家事・育児・介護で腕を酷使している方に多く見られます。

放っておくと筋肉の萎縮動かしにくさにつながることも。
早めの対処が大切です。

◆ 神経麻痺のしくみ

腕や手には、以下の3つの主要な末梢神経が通っています。

  • 橈骨神経
  • 正中神経
  • 尺骨神経

これらの神経が骨や筋肉、靭帯などに圧迫されて起こるのが
絞扼性神経障害です。

運動神経が障害されると、筋力低下・筋萎縮が起こり、
感覚神経が障害されると、しびれ・痛み・感覚鈍麻が現れます。

◆ 橈骨神経麻痺

  • 手首や指が伸ばせない
  • 手が垂れたままになる(垂れ手)
  • 親指〜人差し指にしびれ

原因例: 上腕での神経圧迫。
・恋人に腕枕したまま寝た
・酔って自分の腕に頭を乗せた
→「ハネムーン麻痺」「土曜の夜の麻痺」とも呼ばれます。

◆ 正中神経麻痺

  • 親指〜薬指にしびれや痛み
  • 夜中に痛みで目が覚める
  • 親指の筋肉がやせて「猿手」になる

原因: 手首の「手根管」が狭くなり神経圧迫。
→「手根管症候群」と呼ばれます。
パソコン作業・育児などで手をよく使う人に多いです。

◆ 尺骨神経麻痺

  • 小指・薬指のしびれ
  • 指の動かしにくさ
  • 進行すると「鷲手」に

原因①: 肘の内側(肘部管症候群)
原因②: 手のひらの小指側(長時間の自転車・腕立て伏せなど)

◆ お悩みの方はご相談ください

井島鍼灸院では、これらの神経障害に対して
黒野式全身調整、超音波療法、低周波療法などを組み合わせた施術を行っています。

「しびれが取れない」「手が使いづらい」とお困りの方、
ぜひ早めにご相談ください。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.05.28更新

「胸が苦しくなる…」
「ドキドキして、不安でたまらない」
「病院で検査しても異常なし。でもつらい」

そんな経験はありませんか?

誰にも相談できず、ただ不安な毎日を過ごしている。
そんな方が、たくさんいらっしゃいます。

実は、これらの症状、
「心臓神経症」と呼ばれる状態かもしれません。

今回は、心臓神経症について、わかりやすくご説明し、
そのうえで、井島鍼灸院で行っている治療法についてもご紹介します。

【心臓神経症とは?】

心臓神経症とは、心臓に異常がないにもかかわらず、
胸の痛みや動悸、息苦しさといった症状が現れる状態をいいます。

たとえばこんなことはありませんか?

・突然、胸がギュッと締めつけられるように苦しくなる
・心臓がバクバクして「このまま倒れるのでは」と不安になる
・検査をしても「異常なし」と言われるが症状は確かにある
・病院では「ストレスのせいですね」と言われ、どうしていいかわからない

こうした症状がくり返し起きると
「また起きるのでは」と常に不安を感じ、
外出や仕事、人との交流を避けるようになってしまうこともあります。

このような症状の背景には、
自律神経の乱れが深く関わっています。

自律神経は呼吸や心拍、血圧など、
私たちが意識しなくても体を調整してくれている神経です。

しかし、過度のストレスや緊張、生活リズムの乱れが続くと、
この自律神経のバランスが崩れ、心臓まわりに不快な症状が出ることがあります。

つまり心臓神経症とは、
「心ではなく神経の問題」であり、心と体の緊張状態が生み出している反応とも言えるのです。

医学的には命に関わる病気ではありませんが、
本人にとっては、日常生活にも大きく影響を及ぼす深刻な問題です。

そして特徴的なのは、症状が出たりおさまったりをくり返すことです。
一度おさまったと思っても、ふとしたことで再び強く現れる。
そのたびに「またか」と落ち込み、
「一生このままなのでは」と不安になる方も少なくありません。

しかし、ご安心ください。
心臓神経症は、適切なケアを行うことで、
少しずつ体調を整えていくことができる状態です。

井島鍼灸院では、
このような症状に悩む方のサポートも数多く行ってまいりました。

当院には、
「病院では異常がないと言われたけど、どうしても不安が消えない」
「薬を使う前に、まずは体を整えてみたい」
という理由で通われる方が多くいらっしゃいます。

「通っていくうちに動悸や胸の違和感が減ってきた」
「体が楽になって、不安を感じることが少なくなった」
といったお声をいただくこともあります。

もちろん、すべての方に同じ結果が出るわけではありませんが、
心と体のつながりを大切にしながら、
できるだけ自然なかたちで整えていくお手伝いをしています。

「こんな症状で相談していいのかな」と迷われている方も、
どうぞお気軽にご相談ください。

次のような方は、鍼灸によるケアを一度ご検討ください。

・動悸や息苦しさがあるのに、検査では異常がないと言われた
・胸のモヤモヤや不安感がなかなか消えない
・ストレスや緊張が強く、心も体も休まらない
・気になって仕方がなく、日常生活に集中できない

鍼灸は、症状だけでなく、自律神経や全身のバランスを整える東洋医学的なアプローチです。

「薬や検査だけでなく、体の内側から整えたい」
「自然な方法で、安心できる状態を取り戻したい」
という方におすすめです。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.04.19更新

【もしかしてパーキンソン病?手足のふるえ・こわばり】鍼灸院からの情報提供!パーキンソン病を鍼(はり)で治療する経穴(ツボ)・方法・目的を紹介します。

投稿者: 井島鍼灸院

2024.12.17更新

井島鍼灸院のメニエール病を鍼(はり)で治療する経穴(ツボ)・方法・目的を紹介します。

投稿者: 井島鍼灸院

2024.11.04更新

当院は顔面神経麻痺の症例が多数あり、その研究結果を学会で報告しております。有効な手段である鍼治療(経穴・ツボ)を用いながら、焦らず落ち着いて日々できることをしていけば、必ず改善できると信じます。是非、優しく心地よい鍼治療をお試し下さい。

投稿者: 井島鍼灸院

2024.10.23更新

 

鍼灸院にはじめて来院されるときは、敏感なお子さんがどうしても怖がってしまうことがあります。

病院での予防接種や、痛い治療などでつらい思いをした後で、それとよく似た場所で警戒するのはごく自然なことだと思います。

当院ではその様な状況を理解し、少しでも怖くないように配慮しています。

院内には女性スタッフも常駐しています。お子さんがリラックスして診察を受けることで、治療の効果も高く期待できます。

ご両親も安心してご来院下さい。

投稿者: 井島鍼灸院

2024.10.15更新

井島鍼灸院の膀胱炎を鍼(はり)で治療する経穴(ツボ)・方法・目的を紹介します。

投稿者: 井島鍼灸院

2024.09.06更新

風邪についての詳しい説明をし、実際の具体的な鍼治療についてご紹介致します。

投稿者: 井島鍼灸院

2024.09.02更新

更年期障害についての詳しい説明をし、実際の具体的な鍼治療についてご紹介致します。

投稿者: 井島鍼灸院

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小さな細い鍼で、大きな幸せを。JR「岐阜」駅より車で7分 / 無料駐車場完備最寄りバス停:岐阜バス「柳ヶ瀬西口」小さな細い鍼で、大きな幸せを。JR「岐阜」駅より車で7分 / 無料駐車場完備最寄りバス停:岐阜バス「柳ヶ瀬西口」
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