東海地方の飛散開始時期
環境省によると、スギ花粉の飛散開始は、関東地方南部や東海地方が2月中旬で花粉飛散のピークは、3月上旬〜中旬になる見込みです。
スギとヒノキの飛散量は、名古屋市で昨年の6.6倍、東京都心でも5倍近いとみられる。昨年は症状が軽くても、例年、重い症状が出る人は注意が必要としています。
しかし、(公社)生体制御学会の生体防御免疫疾患班で行った花粉症に対する鍼治療の研究で分かったことは、一定以上の花粉が飛散した場合は、ほぼ同程度の花粉症症状が出るということです。
他の研究でも同じ結果が出ており、花粉の飛散量が5倍になると、花粉症症状も5倍になることはありませんので心配しすぎないようにして下さい。
さらに、岐阜県に関しては花粉の飛散量が前年並という予想になっています。岐阜県にお住いの方にとっては良い情報かと思います。
花粉の飛散が増えてくるときの注意点は、花粉が飛散する前からマスクを着用しておくことや、冬はもともと寒さと乾燥で鼻の粘膜がただれやすく、花粉症の症状を悪化させやすいことを理解することです。
自律神経の乱れも症状を悪化させるので、疲労や睡眠不足に注意してください。お酒も鼻の粘膜の血管を拡張して症状を悪化させるので、控えましょう。外出後の帰宅時には服をはたき、花粉を室内に入れないように注意して下さい。布団を外に干さず、洗濯物は花粉を払ってから取り込むことも重要です。
そのうえで、花粉飛散前からの鍼治療で花粉症症状をできるだけ軽く抑えることができると考えます。(詳しくは適応疾患の花粉症をご覧下さい。)
是非、副作用のない鍼治療をお試し下さい。
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