患者さんから、夜中から朝方に足がつり、大変痛かったという話をよくお聞きします。
わりと頻繁に起こる症状で、かなりつらいものです。
しかし、何分か我慢していると治まるためそのままにしている方が多くみえます。
「足がつる」とは、足の筋肉が突然強い痛みを伴って痙攣(けいれん)すること。特に多いのが、ふくらはぎがつる「こむらがえり」です。
夜中に足がつるのは、多くは筋肉の疲労によるものです。とくに運動をしていなくても、日常生活での疲れが積み重なっておこったり、普段と異なる動かし方をしたために足がつることもあります。
また、筋肉の冷えによる血行不良も筋肉を収縮させることから、足がつる原因として考えられています。
その他の原因としては、多量の発汗や下痢などによる脱水状態などで電解質(カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル)のバランスが崩れることによるもので、神経や筋肉が興奮しやすくなって足がつる原因になります。降圧剤やホルモン剤などの薬剤が原因となる場合もあります。
注意が必要なのは、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)や椎間板ヘルニアなどの症状の一つとしておこったり、脳梗塞や脳腫瘍、糖尿病などの内分泌疾患などがあって足がつることもあることです。
足がつったときには、まずその筋肉を伸ばすとよいでしょう。
ふくらはぎがつったときは、つったほうの足先を手でつかんで足裏が反るように顔の方にゆっくりと引きつけましょう。
この方法は痛みを伴いますが、痙攣は早く治まります。
筋肉を伸ばすときは、反動をつけたり、無理に強く伸ばそうとしないことに注意してください。
一度足がつると、何度も繰り返してクセになってしまいがちです。そうならないためには、ふだんから足が冷えないように注意するとともに、筋肉の十分なストレッチを行うことです。
足のつり易い方のふくらはぎを触らせて頂くと、中心部分の筋肉が筋のように硬くなっていることが多いです。
鍼治療と超音波治療を併用することにより、足の血行をよくします。そして、ふくらはぎの筋肉の状態を改善することにより、足のつりを防ぐことができます。
是非、鍼治療を試してみて下さい。
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