
激しい痛みが特徴で、風に当たっただけで関節が痛むことからこの名が付いた痛風ですが、現在国内におよそ60万人の患者がおり、その背後には推定600万人の"痛風予備軍"がいるといわれています。
痛風の症状は少しずつ進行するのが普通ですが、悪化につれ痛む場所も足首など下半身の関節から、手首や腰へと拡がっていきます。
東京女子医科大学付属膠原病リウマチ痛風センターの山中寿教授は、痛風患者増加の原因として「現代人の食べ過ぎと運動不足」を指摘し、生活改善の必要を強調しています。
具体的な改善は ①肥満の解消 ②お酒を控える ③水分を多くとる ④適度な運動 ⑤ストレスをためない、の5項目。どれも「言うはやすく行うは難し」のことばかりですが、病気になって初めて実感するのが健康のありがたさです。
それぞれがライフスタイルを整え、健康に過ごしましょう。
参考文献 倫理研究所 「職場の教養」