適応症

2012.06.27更新

男性不妊とは?

 不妊症とは「妊娠を望み2年以上夫婦生活を営んでいても妊娠に恵まれないもの」をいいます。そのうち、男性に 原因があると考えられる場合を男性不妊といいます。

 男性不妊が全不妊症の30~40%を占めると言われており、その割合は年々増加傾向にあります。

 増加している原因として、食生活や生活環境の変化により、成人男子の精子の数が減少していることや、精子の運動率が低下していることが報告されています。

男性不妊の原因
 
男性不妊の原因の約90%は造精機能障害(乏精子症、精子無力症、精子奇形症、無精子症など)です。精巣でうまく精子がつくれず、精子の数が少なかったり、精子の運動率が低かったり、精子の質の悪い状態です。

 WHOでは、精子の数や運動率の正常値について、「精液の量が2ml以上、精子の数が1ml中に2千万匹以上、精子の運動率(全精子中の活動的な精子の割合)60%以上」と定めています。
 
造精機能障害の原因は大部分が不明ですが、原因のわかるものとしては、染色体異常などの先天的なものや、男性ホルモンの欠乏などの後天的なものがあります。
 
造精機能障害以外の男性不妊の原因としては、精管がふさがるなど精子の輸送経路に問題がある場合やEDなど性機能に問題がある場合があります。

男性不妊に対する鍼治療に関しては、過去に精子の数や運動率が上がった例は経験しています。

また、不妊治療は女性側の負担が大きいことは間違いないと思いますが、男性側の意見をお聞きすると想像以上に気にされています。そのことが、不妊治療全体に及ぼす影響は考えなければならないと思います。

男性側の精神的・身体的体調が良好であることは重要であると思います。

そういう意味でも鍼治療はお役にたてると考えます。

ワンポイントアドバイス

 不妊治療による身体的負担や精神的負担は、女性に大きくなります。男性はこのことをよく理解して、相手をいたわることが大切です。一方女性も、原因が男性にあった場合は、過度のプレッシャーをかけないように配慮しましょう。
 
不妊治療は、どちらか一方が頑張りすぎたり、相手にまかせっきりになると、2人の距離が離れてしまい、治療がうまくいきません。2人で一緒に考えて、相談しながら治療を進めていくことが大切です。

不妊治療の場合、夫婦間の理解があるようで、実は根本的にはかみ合っていないケースが多く見受けられます。

男性側の問題も考慮しながら、どのように協力していったらよいかを、そのご夫婦にあった形でアドバイスさせて頂きます。

是非、安心してご相談下さい。


 

投稿者: 井島鍼灸院

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