適応症

2012.07.05更新

東洋医学研究所®HPの中で河瀬美之先生が書かれたコラム「腰痛と鍼治療 -あなたの腰痛はどんな腰痛ですか-」を参考に腰痛のタイプを見分ける方法について説明させて頂きます。

あなたの腰痛の原因を探りましょう

まずは初めに、次にあげる症状をお持ちの人は原因疾患を確認して下さい

               症  状           疑われる病気
横になって安静にしていても痛い 背骨の腫瘍や細菌感染、内臓の病気
熱がある 背骨や内臓の細菌感染などの炎症
どんどん痛みが強くなってゆく 背骨の腫瘍・細菌感染
強く打ったり、転んだ後の痛み 背骨の骨折
過去にガンの手術を受けた、体重減少 ガンの背骨への転移
排尿障害 重症のヘルニア、脊柱管狭窄症

上記のうち、「熱がある」は風邪の熱、「排尿障害」は膀胱や前立腺からのものは除いて下さい。

上記にあてはまらない人は一般にいう腰痛症と考えられますので、次の質問に答えながら原因を探求してゆきましょう。
 
あなたの腰痛に対する症状を3つに分類しました。

①下の物を取る時に痛い
②体を左右に傾ける時や後ろにそらす時に痛い
③長時間立っている時や座っている時に痛い
 どの症状があるかをチェックして下記の質問にお答え下さい。

 なお、複数の症状がある場合、あてはまる症状に対する質問に答え、最後のタイプをご確認下さい。

                 下のものを取る時につらい




 体を左右に傾ける・後ろにそらす時に痛い     長時間立っている・座っている時に痛い



ご自分がどのタイプかわかりましたでしょうか?
 これはあくまでも目安です。実際に触ったり徒手検査を行わないと把握できませんが、おおまかなものは症状を聞くだけでわかります。
 各タイプ別にみてゆきましょう。
 
タイプ1 筋性腰痛


 草むしりなど、長時間中腰の姿勢を続けた後に立ち上がった時、「う~っつ」と言って腰を伸ばし、伸ばしきると楽になる状態のひどいものを言います。筋肉の血行が悪くなるためとされています。

 俗に言う「ぎっくり腰」はこの部類に属します。

注意点
①横になって安静にする期間は1日を限度にした方が早く社会復帰できます。
②同じ姿勢を長時間続けないようにしましょう。
③ぎっくり腰を何度も繰り返すような場合は早めの治療が必要です。
④痛みが強くなってきたと思ったらすぐに鍼治療を受ければ1~2回で良くなることが多い代表的な腰痛です。
⑤軽い散歩を日頃から行い、腰痛体操をしましょう。

ブログがたいへん長くなりますので、今回はタイプ1の筋性腰痛の説明をさせて頂きました。

次回はタイプ2の椎間板性腰痛です。

投稿者: 井島鍼灸院

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