適応症

2012.08.04更新

肩こりを予防するためには、良い姿勢を保つこと、長時間同じ姿勢をとり続けないこと、適度な運動をすること、ストレスを減らすこと、冷やさないことなどが重要であると考えられています。

良い姿勢を保つ
 立っているときや、パソコン作業をしているときは、知らないうちに猫背になって、あごを突き出していることがあります。このような姿勢は、首や肩に負担が集中して疲労しやすいので、時々自分の姿勢をチェックして背筋を伸ばし、軽くあごを引いた姿勢をとりましょう。

長時間同じ姿勢をとり続けない
 いくら良い姿勢でも、長時間同じ姿勢を続けていれば、筋肉が疲労して首や肩など痛みがでてきます。座って作業をしているときは、30分~1時間に1回は休憩をとって、背伸びをする、立ち上がる、周囲を歩くなどを行って血流を良くしましょう。

適度な運動
 ストレッチは仕事の休憩時間など、ちょっとした時間に行い肩こりの予防・解消に役立ててください。ポイントは、勢いをつけず、ゆっくりと行うことです。また、痛みのない程度で、ひとつの動作を40秒位を目安に、毎日少しずつ行うことが重要です。

頚のストレッチの例
①首を左右交互にゆっくりと倒していきます。②首をゆっくり前に倒します。③首をゆっくり回しましょう。

肩のストレッチの例
①両肩を軽く上げ、リラックスしてストンと落とします。②腕を前に伸ばします。伸ばした腕を反対の腕で胸の方に引きつけます。③腕を上へ上げます。片方の手で肘をつかみます。つかんだ手で顔のほうに引き寄せます。
.
 

投稿者: 井島鍼灸院

2012.07.05更新

東洋医学研究所®HPの中で河瀬美之先生が書かれたコラム「腰痛と鍼治療 -あなたの腰痛はどんな腰痛ですか-」を参考に腰痛のタイプを見分ける方法について説明させて頂きます。

あなたの腰痛の原因を探りましょう

まずは初めに、次にあげる症状をお持ちの人は原因疾患を確認して下さい

               症  状           疑われる病気
横になって安静にしていても痛い 背骨の腫瘍や細菌感染、内臓の病気
熱がある 背骨や内臓の細菌感染などの炎症
どんどん痛みが強くなってゆく 背骨の腫瘍・細菌感染
強く打ったり、転んだ後の痛み 背骨の骨折
過去にガンの手術を受けた、体重減少 ガンの背骨への転移
排尿障害 重症のヘルニア、脊柱管狭窄症

上記のうち、「熱がある」は風邪の熱、「排尿障害」は膀胱や前立腺からのものは除いて下さい。

上記にあてはまらない人は一般にいう腰痛症と考えられますので、次の質問に答えながら原因を探求してゆきましょう。
 
あなたの腰痛に対する症状を3つに分類しました。

①下の物を取る時に痛い
②体を左右に傾ける時や後ろにそらす時に痛い
③長時間立っている時や座っている時に痛い
 どの症状があるかをチェックして下記の質問にお答え下さい。

 なお、複数の症状がある場合、あてはまる症状に対する質問に答え、最後のタイプをご確認下さい。

                 下のものを取る時につらい




 体を左右に傾ける・後ろにそらす時に痛い     長時間立っている・座っている時に痛い



ご自分がどのタイプかわかりましたでしょうか?
 これはあくまでも目安です。実際に触ったり徒手検査を行わないと把握できませんが、おおまかなものは症状を聞くだけでわかります。
 各タイプ別にみてゆきましょう。
 
タイプ1 筋性腰痛


 草むしりなど、長時間中腰の姿勢を続けた後に立ち上がった時、「う~っつ」と言って腰を伸ばし、伸ばしきると楽になる状態のひどいものを言います。筋肉の血行が悪くなるためとされています。

 俗に言う「ぎっくり腰」はこの部類に属します。

注意点
①横になって安静にする期間は1日を限度にした方が早く社会復帰できます。
②同じ姿勢を長時間続けないようにしましょう。
③ぎっくり腰を何度も繰り返すような場合は早めの治療が必要です。
④痛みが強くなってきたと思ったらすぐに鍼治療を受ければ1~2回で良くなることが多い代表的な腰痛です。
⑤軽い散歩を日頃から行い、腰痛体操をしましょう。

ブログがたいへん長くなりますので、今回はタイプ1の筋性腰痛の説明をさせて頂きました。

次回はタイプ2の椎間板性腰痛です。

投稿者: 井島鍼灸院

2012.07.03更新

最近も顔面神経麻痺の患者さんが来院されました。

改善の度合いやスピードに差はあるものの、良い結果が得られています。

当院による顔面神経麻痺に対する鍼治療の研究報告

 第57回全日本鍼灸学会学術大会(京都大会)において、「末梢性顔面神経麻痺に対する鍼治療の1症例」を報告しています。

この症例では、顔面神経麻痺(ベル麻痺)に対して鍼治療を施したところ、顔面運動スコア(40点法)において、6点と完全麻痺の状態であったものが36点とほとんど正常範囲に回復しました。

また、第59回全日本鍼灸学会学術大会(大阪大会)において、「ラムゼイハント症候群に対する鍼治療の1症例」を報告しています。

この症例では、ラムゼイハント症候群に対して鍼治療を施したところ、顔面運動スコア(40点法)において4点(完全麻痺)であったものが、最終時の50回目には38点となり、顔面神経麻痺の症状が正常な状態に回復しました。

このように学会発表させて頂いた症例以外にも、改善した症例を経験しております。

顔面神経麻痺に対する決定的な治療方法がない現状で、副作用のない鍼治療は非常に有効な選択肢の1つであると思います。



 


 

投稿者: 井島鍼灸院

2012.06.28更新

交通事故による傷害に対し、鍼灸治療は交通事故保険が適用されます。

交通事故保険は、健康保険のように傷病に対して給付すればよいのではなく、あくまで損害賠償です。

保険会社が交通事故の治療に鍼治療を認めれば、患者さんの負担なく治療を受けられます。

鍼治療開始までの流れ

○ 担当医師の了承後、患者さんご自身で加害者の保険会社の担当者に連絡を取り、鍼灸治療を受けたい旨を伝えます。
 
○ 保険会社が鍼灸治療院での治療を了承した後、保険会社の担当者と当院が治療内容、治療費、期間等について事前に話を致します。
 
○ 上記の段階が成立してから治療が開始されます。治療終了までの治療費は、定期的に当院から保険会社に請求致します。
 
○ ※詳細について当院から保険会社等へ説明が必要な場合は、対応致しますのでお申し出下さい。

鍼治療を受ける際のお願い

○ 当院に来院される前に医療機関での診察・検査が必要です。骨折や脊髄症などの鍼灸不適応症のないことが確認された後、担当医師、保険会社(担当者)等の了承を得て治療開始となります。
 
○ 鍼灸加療中も経過観察のため、定期的に医療機関での診察、検査等をお勧めします。
 
○ 当院では治療開始前に保険会社の担当者と治療費、期間その他について事前に話をさせて頂いております。これは意見や認識の食い違いなどで患者さんに迷惑が掛からないようにするためです。
 
治療が開始されましたら、手続き事項は当院が行いますので、やって頂くことは定期的に治療を受けて頂くのみとなります。

担当医と保険会社(担当者)の了承さえ頂ければ、非常に簡単に費用の心配なく鍼治療を受けて頂くことができます。

是非、一度ご相談ください。

投稿者: 井島鍼灸院

2012.06.27更新

男性不妊とは?

 不妊症とは「妊娠を望み2年以上夫婦生活を営んでいても妊娠に恵まれないもの」をいいます。そのうち、男性に 原因があると考えられる場合を男性不妊といいます。

 男性不妊が全不妊症の30~40%を占めると言われており、その割合は年々増加傾向にあります。

 増加している原因として、食生活や生活環境の変化により、成人男子の精子の数が減少していることや、精子の運動率が低下していることが報告されています。

男性不妊の原因
 
男性不妊の原因の約90%は造精機能障害(乏精子症、精子無力症、精子奇形症、無精子症など)です。精巣でうまく精子がつくれず、精子の数が少なかったり、精子の運動率が低かったり、精子の質の悪い状態です。

 WHOでは、精子の数や運動率の正常値について、「精液の量が2ml以上、精子の数が1ml中に2千万匹以上、精子の運動率(全精子中の活動的な精子の割合)60%以上」と定めています。
 
造精機能障害の原因は大部分が不明ですが、原因のわかるものとしては、染色体異常などの先天的なものや、男性ホルモンの欠乏などの後天的なものがあります。
 
造精機能障害以外の男性不妊の原因としては、精管がふさがるなど精子の輸送経路に問題がある場合やEDなど性機能に問題がある場合があります。

男性不妊に対する鍼治療に関しては、過去に精子の数や運動率が上がった例は経験しています。

また、不妊治療は女性側の負担が大きいことは間違いないと思いますが、男性側の意見をお聞きすると想像以上に気にされています。そのことが、不妊治療全体に及ぼす影響は考えなければならないと思います。

男性側の精神的・身体的体調が良好であることは重要であると思います。

そういう意味でも鍼治療はお役にたてると考えます。

ワンポイントアドバイス

 不妊治療による身体的負担や精神的負担は、女性に大きくなります。男性はこのことをよく理解して、相手をいたわることが大切です。一方女性も、原因が男性にあった場合は、過度のプレッシャーをかけないように配慮しましょう。
 
不妊治療は、どちらか一方が頑張りすぎたり、相手にまかせっきりになると、2人の距離が離れてしまい、治療がうまくいきません。2人で一緒に考えて、相談しながら治療を進めていくことが大切です。

不妊治療の場合、夫婦間の理解があるようで、実は根本的にはかみ合っていないケースが多く見受けられます。

男性側の問題も考慮しながら、どのように協力していったらよいかを、そのご夫婦にあった形でアドバイスさせて頂きます。

是非、安心してご相談下さい。


 

投稿者: 井島鍼灸院

2012.06.20更新

患者さんから、夜中から朝方に足がつり、大変痛かったという話をよくお聞きします。

わりと頻繁に起こる症状で、かなりつらいものです。

しかし、何分か我慢していると治まるためそのままにしている方が多くみえます。

「足がつる」とは、足の筋肉が突然強い痛みを伴って痙攣(けいれん)すること。特に多いのが、ふくらはぎがつる「こむらがえり」です。
 
 夜中に足がつるのは、多くは筋肉の疲労によるものです。とくに運動をしていなくても、日常生活での疲れが積み重なっておこったり、普段と異なる動かし方をしたために足がつることもあります。

 また、筋肉の冷えによる血行不良も筋肉を収縮させることから、足がつる原因として考えられています。

 その他の原因としては、多量の発汗や下痢などによる脱水状態などで電解質(カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル)のバランスが崩れることによるもので、神経や筋肉が興奮しやすくなって足がつる原因になります。降圧剤やホルモン剤などの薬剤が原因となる場合もあります。

 注意が必要なのは、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)や椎間板ヘルニアなどの症状の一つとしておこったり、脳梗塞や脳腫瘍、糖尿病などの内分泌疾患などがあって足がつることもあることです。

 足がつったときには、まずその筋肉を伸ばすとよいでしょう。

 ふくらはぎがつったときは、つったほうの足先を手でつかんで足裏が反るように顔の方にゆっくりと引きつけましょう。

この方法は痛みを伴いますが、痙攣は早く治まります。

 筋肉を伸ばすときは、反動をつけたり、無理に強く伸ばそうとしないことに注意してください。

一度足がつると、何度も繰り返してクセになってしまいがちです。そうならないためには、ふだんから足が冷えないように注意するとともに、筋肉の十分なストレッチを行うことです。

 足のつり易い方のふくらはぎを触らせて頂くと、中心部分の筋肉が筋のように硬くなっていることが多いです。

鍼治療と超音波治療を併用することにより、足の血行をよくします。そして、ふくらはぎの筋肉の状態を改善することにより、足のつりを防ぐことができます。

是非、鍼治療を試してみて下さい。

投稿者: 井島鍼灸院

2012.06.18更新

アレルギー疾患に対しても小児鍼をおこなっています。

その詳しい内容については 小児鍼 で紹介していますので、是非ご覧ください。

その内容は、東洋医学研究所グループの治療院における調査結果から、小児鍼は、アレルギー疾患などの愁訴に有効な治療法であることが報告されています。

また、主訴のほかにも「風邪をひきにくくなった・丈夫になった・元気になった・食欲が出た・よく眠れるようになった」など、身体に良い変化がみられることが明らかになりました。

さらに、鍼治療を開始する年齢が3歳以下であることと、1年以上治療を継続することが有効性を高めることが認められました。

特に小児期は、症状に対して薬を使用するのは戸惑いがあると思います。

小児鍼は薬と違い副作用がなく、その後の成長にも良い影響を与え、体質改善にもつながる小児鍼をお勧めいたします。

 小児鍼 治療費 1000円

投稿者: 井島鍼灸院

2012.06.15更新

最近、不妊治療の患者さんが多く来院されています。

詳しくは 不妊でお悩みの方へ で説明させて頂いておりますので、是非、ご覧ください。

不妊治療は、最初の問診が重要です。

原因がはっきりしない場合が多いため、体の状態はもちろんのこと、ストレス、生活習慣、生活環境などをしっかりお聞きし、治療計画を立てなければなりません。

そこで、以前から使用していた不妊症に関する問診票を、さらに詳しく作成しました。

問診をさせて頂く際に、他の患者さんもおられるので、聞きにくいことや、答えにくいことがあります。

問診票を使用することや、治療をさせて頂く場所は一人一人カーテンで仕切ることで、できるだけ患者さんの精神的負担を軽くするように努めています。

是非、安心してご来院下さい。、



 


 

投稿者: 井島鍼灸院

2012.04.19更新

男性不妊とは?

 不妊症とは「妊娠を望み2年以上夫婦生活を営んでいても妊娠に恵まれないもの」をいいます。そのうち、男性に 原因があると考えられる場合を男性不妊といいます。

 男性不妊が全不妊症の30~40%を占めると言われており、その割合は年々増加傾向にあります。

 増加している原因として、食生活や生活環境の変化により、成人男子の精子の数が減少していることや、精子の運動率が低下していることが報告されています。

男性不妊の原因
 
男性不妊の原因の約90%は造精機能障害(乏精子症、精子無力症、精子奇形症、無精子症など)です。精巣でうまく精子がつくれず、精子の数が少なかったり、精子の運動率が低かったり、精子の質の悪い状態です。

 WHOでは、精子の数や運動率の正常値について、「精液の量が2ml以上、精子の数が1ml中に2千万匹以上、精子の運動率(全精子中の活動的な精子の割合)60%以上」と定めています。
 
造精機能障害の原因は大部分が不明ですが、原因のわかるものとしては、染色体異常などの先天的なものや、男性ホルモンの欠乏などの後天的なものがあります。
 
造精機能障害以外の男性不妊の原因としては、精管がふさがるなど精子の輸送経路に問題がある場合やEDなど性機能に問題がある場合があります。

ワンポイントアドバイス

 男性不妊の原因が不明である場合は、生活習慣の改善が基本です。栄養バランスのよい食事を心がけ、睡眠を十分にとりましょう。様々なストレスが影響しますので、ストレスの緩和が重要です。自信を持って明るく生活しましょう。

 また、不妊症の原因が男性にあったとしても、不妊治療による身体的負担や精神的負担は、女性に大きくなります。男性はこのことをよく理解して、相手をいたわることが大切です。一方女性も、原因が男性にあった場合は、過度のプレッシャーをかけないように配慮しましょう。
 
不妊治療は、どちらか一方が頑張りすぎたり、相手にまかせっきりになると、2人の距離が離れてしまい、治療がうまくいきません。2人で一緒に考えて、相談しながら治療を進めていくことが大切です。

 東洋医学研究所®では、不妊症に対して長年にわたる治療経験と多くの情報を基に、統合的制御機構の活性化を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
 
また、それぞれの患者にあった生活指導をするとともに、鍼治療の果たす役割をわかりやすく説明させて頂いております。

 是非、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。
 

投稿者: 井島鍼灸院

2012.04.17更新

鍼灸院で患者さんを治療させていただく時、非常に残念に思うことがあります。

それは、今回のテーマである帯状疱疹の治療が遅れたために、帯状疱疹後神経痛を引き起こしてしまった場合です。

 帯状疱疹は、体の左右どちらかの一部分に、ちくちくするような強い痛みが現れ、それに続いて赤みや水疱が出てきます。

この病気の原因は、水痘-帯状疱疹ウイルスで、その初感染では水疱瘡を発症させますが、治った後もウイルスが神経節に潜伏していて、加齢による免疫力の低下や、過労をきっかけに神経にそって皮膚に到達して帯状疱疹となります。

3週間ほどでかさぶたとなって治りますが、とにかく早く皮膚科で抗ウイルス剤などによる治療を開始してください。

それが遅れると帯状疱疹後神経痛という治しにくく、辛い症状が残ってしまいます。

このような患者さんがひとりでも減ること願って今回のテーマにしましたので、特に年配の方のご家族やお知りあいに伝えてあげてください。

  最後に、帯状疱疹に対する鍼治療について説明しますと、まず、健康管理の鍼治療により帯状疱疹を発症しにくくさせると考えられますし、発症した後の体力の回復や、疼痛の緩和に役立ち、帯状疱疹後神経痛が残った場合でもその治療に効果的であると考えます。

さらに詳しい内容については 適応症ブログ 帯状疱疹 をご覧下さい。

 何かご意見ご質問ありましたらメールでご連絡ください。
 

投稿者: 井島鍼灸院

前へ 前へ
小さな細い鍼で、大きな幸せを。JR「岐阜」駅より車で7分 / 無料駐車場完備最寄りバス停:岐阜バス「柳ヶ瀬西口」小さな細い鍼で、大きな幸せを。JR「岐阜」駅より車で7分 / 無料駐車場完備最寄りバス停:岐阜バス「柳ヶ瀬西口」
  • 058-262-4939 受付時間9:00~12:0017:00~19:00bottom_btn02_sp.png
  • メールでのお問い合わせメールでのお問い合わせ