井島鍼灸院ブログ

2012.10.13更新

東洋医学研究所の黒野保三先生には、毎月1回健康しんぶんを発刊して頂いています。

その中で福田裕康先生が担当されている「シリーズ東洋医学」を紹介させて頂きます。

今回は平成23年11月1日に発刊された第6刊健康しんぶんから、「予防医療としての鍼灸の価値とは」です。

病気になる前になんらかの対策を行うという概念は、本来、東洋医学といわれる鍼灸医学が得意とする分野であるはずです。

「未病治」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、鍼灸医学の古典文献では「上医(最上の医師)は未だ病まざる病を治す、中医(中級の医師)は人を治す、下医(下級の医師)は病を治す」という内容が約二千五百年前に著わされています。

実際に鍼灸院に訪れる患者さんは、どのような症状で来院されるでしょう?多くの場合は肩が痛い、腰が痛い、膝が痛いなどの疼痛疾患ではないでしょうか。

現在、保険診療の適応も神経痛、リウマチ、頚腕症候群、五十肩、腰痛症、頚椎捻挫後遺症に限定されています。本当に上記の肩・腰・膝という疾患にしか鍼灸治療は効かないのでしょうか。

WHO(世界保健機関)が鍼灸治療の対象とした疾患には運動器系疾患、消化器・呼吸器系疾患、疼痛疾患、循環器疾患、泌尿器・産婦人科系疾患、その他の疾患など49種類があげられています。

しかしながら、いろいろな病院へ行き治療をしたあげくに最終的な方法として鍼灸治療を受けられる方が多いのが現実ではないでしょうか。

前述したように鍼灸診療の得意分野が予防であり、予防というからには全身の疾患が対象になり、そういった患者さんの割合が増えるのが本来の姿であると考えます。

東洋医学研究所及び東洋医学研究所グループには予防も含め、種々(東洋医学研究所ホームページ適応症参考)の疾患の患者さんが来院されています。

これらの患者さんを受け入れるだけの研究結果については、このシリーズで随時掲載していきます。


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投稿者: 井島鍼灸院

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