井島鍼灸院ブログ

2016.05.07更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「帯状疱疹について」をご紹介させていただきます。

帯状疱疹とは?
  帯状疱疹とは、水疱瘡(みずぼうそう)の原因となる水痘・帯状疱疹(ヘルペス)ウイルスが起こす皮膚の病気です。
初感染時にウイルスは知覚神経に潜伏し、その後、長期間を経た後に、過労や免疫の低下などで再活性化します。
帯状疱疹は、1つの神経支配領域(例えば、お腹から背中にかけて左右どちらか)に沿って帯状に発疹(水泡)がでてくることが特徴です。ウイルスにより神経が損傷されるため、様々な程度の神経痛のような痛みがでます。

帯状疱疹の経過
発疹(水泡)が現れる約1週間前から、神経痛に似た痛みが生じます。その後神経に沿って虫刺され様の紅斑ができ、やがて水ぶくれとなって中に膿を含むようになります。約2~3週間でかさぶたとなって治癒し疼痛も消失します。
しかし、その後長期にわたって続く痛みを残すことがあります。これを帯状疱疹後神経痛といいます。

帯状疱疹後神経痛の特徴
高齢者では、ウイルスによって損傷された神経の回復が困難で、帯状疱疹後神経痛が残りやすいといわれています。
帯状疱疹後神経痛の特徴は、少し衣服がこすれても痛みが走りますが、ズキズキ痛むというよりは、ピリピリ、チクチクといった感じの鋭い痛みです。
また、罹患部の皮膚表面及びその深部に焼けるような痛み、締め付けられるような痛みを訴える方もみえます。夜、寝るときに寝返りをうつだけでも痛みを感じて、なかなか寝付けない人もいます。

ワンポイントアドバイス
まず、帯状疱疹は過労など体力が低下したときに発症しますので、普段から体調を整えておくことが大切です。
そして、帯状疱疹が疑われるときは、すぐに皮膚科など専門の医療機関を受診して下さい。早く治療することで帯状疱疹後神経痛にならないようにすることが重要です。
さらに、帯状疱疹後神経痛が残った場合は、ストレスを減らし、身体を休め、お風呂に入るなど身体を冷やさないようにしましょう。

WHOでは帯状疱疹後神経痛を鍼灸治療の適応症の草案に加えています。
東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、帯状疱疹後神経痛に対して長年にわたる治療経験をもとに、統合的制御機構の活性化と局所の症状改善を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
また、患者の状態に合った生活指導もさせて頂いております。
是非、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。

投稿者: 井島鍼灸院

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