
私は、(社)生体制御学会の黒野保三名誉会長のお蔭で、免疫に関する講義をさせて頂いております。
(研究部の生体防御免疫疾患班の班長をさせて頂いる関係です。)
この定例講習会は、前回行われた平成23年11月6日で256回を数えます。黒野保三名誉会長はじめ、諸先輩方の献身的な努力により続けられてきたこのような会で勉強させて頂けることに心から感謝しております。
私は、平成22年度と23年度の計10回を担当させて頂いております。
内容は
1.ウィルス防御のストーリー
2.細菌防御のストーリー
3.免疫は記憶する(抗体と補体について)
4.免疫はどうして自分を攻撃しないのか?
5.免疫組織
6.顆粒球とリンパ球
7.古い免疫システムと新しい免疫システム
8.アレルギーの話
9.癌、関節リウマチ、エイズの話
10.生体防御免疫疾患班の研究報告
次回の平成24年2月5日には、9.癌、関節リウマチ、エイズの話の話をさせて頂く予定です。
私自身、免疫の勉強を始めたばかりですので、
萩原清文:好きになる免疫学;講談社サイエンティフィク.2004.
安保 徹:絵でわかる免疫;講談社サイエンティフィク.2004.
齋藤紀先:休み時間の免疫学;講談社サイエンティフィク.2007.
などの本を参考にさせて頂き、漫画のようなスライドをたくさん作りました。
免疫について勉強を始めようとしたとき、どこが分からないのか、よくわかるのが私の唯一の強みだと思っております。
興味のある方は、是非、(社)生体制御学会の定例講習会や、生体防御免疫疾患班に参加して頂きたいと思います。