
指導碁というのは、自分の棋力(碁の実力)に合わせたハンデ(最初に何子か置きます)をもらい対局して頂き、その後、うまく打てたところや、どうした方が良かったか教えて頂くものです。
指導碁を受けさせて頂くような機会は、そうありませんので緊張して出かけました。
午後4時からの予約でしたので、午後3時半くらいに到着しました。
前の方が指導碁を受けておられましたが、とても和やかな雰囲気でしたのでリラックスできました。
5子おかせて頂き、いよいよ対局が始まりました。
変な手を打つと、あっという間に対局が終わってしまうこと(投了といいます)もありますので、慎重に手を進めました。
普段インターネットなどで、同じくらいの棋力の方と対局しているときは、びっくりするような手を打ってこられる方もみえますが、プロの先生はそういうことはありません。
しかし手数が進むと知らぬ間に、最初あった5子のハンデがじわじわとなくなっていきます。
それでも何とか最後に3目残り、勝たせて頂きました。
あくまで指導碁ですので勝ち負けは関係ないのですが、やっぱりうれしかったです。
対局後、この場面ではこうした方が良かったということをいろいろ教えて頂きました。
自分では最善と思っていても、もっと良い手はあるものです。本当に勉強になりました。
黒野先生のところにお礼に伺って、結果を報告して帰宅しました。
囲碁を始めたのも黒野先生のお蔭ですし、その後も実際に対局して教えて頂いたり、囲碁の本を頂いたり、プロの指導碁を受けさせて頂いたりと何から何まで気を使って頂き、心から感謝しております。
もう少し努力して強くなり、本当の意味での恩返しができるようにしたいと思います。