
反対に叱られたり批判されたりした場合、往々にして人は他人の言葉に対して素直になれないものです。
けれども叱られたことを根に持ったり、批判した人を恨んだりしていては進歩向上はのぞめません。
昔から「良薬口に苦し」といわれるように、本当の進歩や成長の鍵は聞く人間にとっては耳の痛い言葉の中に隠されていることが多いものです。
投げかけられた言葉をプラスの要素にするか、マイナスの要素にするか、すべては受け止める人間の心にかかっています。
叱られたりするのは自分の中にそれだけの原因があるから、と謙虚な気持ちで受け止めれば、人の言葉にも素直になれるし、批判や叱咤(しった)の言葉の裏にあるその人の優しさや励ましにも気づくことでしょう
謙虚さはときに大いなる飛躍へのステップとなりえるのです。
私も叱られ上手になりたいと思います。
参考文献 倫理研究所 「職場の教養」