井島鍼灸院ブログ

2015.08.06更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「痛風についてについて」をご紹介させていただきます。

痛風とは

体内の尿酸が過剰になる高尿酸血症が背景となっています

痛風の多くは足の親指の激痛、発赤、熱感をともなう関節炎(痛風発作)を特徴とする病気です。

体内に尿酸が過剰にたまる高尿酸血症が背景となっています。肉類、アルコールなと゜を好む食習慣者、ストレスのたまりやすい男性に好発します。

発症年齢は40歳代を中心とした中年以降に多いのですが、近年は若年層にも増えています。    


原因は遺伝的な体質と食生活です


原因は大きく二つに分けて、腎臓での尿酸の排出低下がみられるような、痛風を起こしやすい遺伝的な体質によって発病する場合と、高エネルギー食の摂取やアルコールの過飲、肥満などで尿酸の産生過剰が起こる場合とがあります。

このように、体内に尿酸が過剰にたまる高尿酸血症になると、関節などに尿酸塩結晶が沈着します。
この尿酸塩結晶が関節液の中に遊離すると、好中球などの血液細胞は結晶を異物として認識し、排除しようとします。そのために起こる強烈な炎症が痛風発作です。

 

症状は足の親指に激しい痛みと炎症が急激に起こります


大抵は、足の親指の付け根にある関節にこれといった前ぶれもなく、激しい痛みと炎症が起こります。

痛風発作の特徴は、急激におこり、早ければ2~3日、遅くても1~2週間という短期間のうちに、自然に症状が軽快してしまうことです。
しかし、痛風発作が治っても、その基礎にある高尿酸血症という状態は続いているため、またいつか、激しい痛みをともなった痛風発作が起こってきます。
このような状態がさらに続くと、関節炎は急性から慢性になって、いつも痛むようになり、しかも一箇所だけでなく、体のあちこちの関節が痛むようになってきます。

また、痛風が進行する過程で、腎臓にも尿酸が沈着するために、腎臓の働きが低下して、慢性腎炎から腎不全へと移るようになります。しかし、腎臓では関節のような自覚症状はなく、検査をしなければわかりません。

 

痛風にならないためのワンポイントアドバイス


東京女子医科大学付属膠原病リウマチ痛風センターの山中寿教授は、痛風患者増加の原因として「現代人の食べ過ぎと運動不足」を指摘し、生活改善の必要を強調しています。

具体的な改善は ①肥満の解消 ②お酒を控える ③水分を多くとる ④適度な運動 ⑤ストレスをためない、の5項目。どれも「言うはやすく行うは難し」のことばかりですが、病気になって初めて実感するのが健康のありがたさです。

東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、痛風に対し、生活習慣を改善するためのアドバイスをさせていただくとともに、体質の改善と症状の緩和を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
ぜひ、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。        

投稿者: 井島鍼灸院

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