井島鍼灸院ブログ

2015.08.12更新

以前にもご紹介させていただいた適応症の中から、今回は「高血圧症について」をご紹介させていただきます。

高血圧症とは?
日本高血圧学会から、2009年に新しい高血圧症の治療ガイドラインが発表されました。
それによると、糖尿病、腎障害、心筋梗塞後の方は130/80mmHg未満、それ以外で65歳未満の方は130/85mmHg未満、65歳以上の方は140/90mmHg未満を血圧の目標としています。
ただし、家庭で測定する(家庭血圧)の場合はいずれも上記より5mmHg下を目標としています。


高血圧症は原因が分かっているかどうかで大きく2つに分類されます
血圧が高くなる明らかな原因が分からないものを本態性高血圧と呼び、高血圧症の患者の90~95%を占めています。これに対して血圧が高くなる原因が明らかなものは二次性高血圧と呼ばれています。
本態性高血圧は明らかな原因は解っていませんが、遺伝的素因や加齢、食塩の過剰摂取、寒冷、肥満、ストレス、運動不足、喫煙などが影響して血圧を上昇させていると考えられています。そのため、高血圧症は生活習慣病のひとつとして取り扱われています。

二次性高血圧には腎臓の働きが低下したものや、ホルモンの異常によっておこるもの、血管に病気があるもの、神経性のものなどがあります。

本態性高血圧症の自覚症状は、急激に血圧が変動したときに感じることが多いです
高血圧症の多くを占める本態性高血圧の患者は、初期には自覚症状を訴えないのが普通です。
しかし、まったく自覚症状があらわれないのかといえば、そうではありません。たとえば、一時的ではありますが、急激に血圧が上がった場合に、頭重感、頭痛、めまい、肩こり、動悸、吐き気、手足のしびれ感、顔面のほてり感などの自覚症状を訴えることがあります。

ワンポイントアドバイス
食生活 塩分の取りすぎと、肥満は高血圧の原因となります。塩分の目 標摂取量は1日6gですが、まず10g以下を目指して少しでも減らすこと から始めましょう。また、食物の1日の摂取エネルギーは、特に運動をし ていない場合、体重1Kg当たり約30Kcalを目安にしましょう。
日常的な運動 運動は血圧を下げるのみならず、体重を管理する上でも有用です。「階段を使う」「買い物の回数を増やす」など、生活の中でできる運動を見つけて続けましょう。
その他、ストレスや喫煙、大量の飲酒なども血圧を上げる原因になります。明るく、楽しく、節度のある生活を心がけましょう。
東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院では、高血圧症に対して過去の研究実績を基に、統合的制御機構の活性化を目的とした鍼治療をさせて頂いております。

さらに、それぞれの症状に合わせた生活習慣の指導をさせて頂いております。
ぜひ、安心して副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。        

投稿者: 井島鍼灸院

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