井島鍼灸院ブログ

2025.07.22更新

今日ご紹介するのは…
黒野式全身調整基本穴のひとつで、東洋医学でとても特別な“最期のツボ”、「期門」です!

このツボ、じつはストレスや胃の不調、さらには生理痛まで、
いろんな不調に活躍してくれるすごいポイントなんです。

【期門穴ってどんなツボ?】
まずは、期門の「プロフィール」から!
期門は、東洋医学でいうところの「足の厥陰肝経」という経絡に属するツボ。
この肝経は、私たちの気持ち・血の巡り・消化などに関わる重要な経絡なんです。
さらに期門は、肝経の“ぼけつ”と呼ばれる大事なツボ。
これは、簡単に言えば「肝臓に関する情報が集まる場所」という意味です。

そしてなんと!
期門は「足の太陰脾経」とも交わる、いわば二つの経絡の交差点。
だから、肝臓にも胃腸にも両方に効くという、ありがたいツボなんです!

【じゃあ、そのツボはどこにあるの?】
実はこのツボ、肋骨(あばら骨)の下の方、ちょっと横っ腹あたりにあるんです!
目安としては──
乳首の真下あたりで、体の中心線から横に外方4寸。
だいたい第6肋骨と第7肋骨の間にあるとされています。
ちょうど、肋骨がカーブしてるあたりで、グッと指を押し当てたときに
「イタ気持ちいい…!」と感じる場所が、期門穴のサインかもしれません。

【穴名考!(名前の由来)】
さて、「期門」というツボ。
東洋医学でとても特別な最後のツボなんです!
どういうことかというと…
私たちの体には、「十二経脈」というエネルギーの流れ道があります。
これはまるで“気の高速道路”みたいなもので、全身をグルッと巡っているんです。

そのスタート地点は「手の太陰肺経」という経絡。
そこから順番に12の経絡を巡っていき、最後にたどり着くのが…
そう、肝経!

そしてこの期門は、肝経の一番最後のポイントなんです。
つまり、十二経脈のゴール地点にあたる、まさに「最期の門」!

その名前にもあるように、“門”=出入り口という意味を持っていて、
ここは肝臓のエネルギーやけつが出入りする大切な場所とされているんです。

だからこそ、期門は「肝経のぼけつ」と呼ばれ、
肝の状態を反映しやすいツボとして、とても重要視されているんですよ。

「門が開けば、巡りが変わる!」

そんなイメージで、体の中のエネルギーの流れを整える…
それが期門というツボの魅力なんです。

【こんな時におすすめ!】

胸や脇の張りや痛み、肋間神経痛

胃のムカムカ、食欲不振、しゃっくり、ゲップ

ストレスからくるイライラや不眠

月経痛や更年期などの女性のお悩み

二日酔い、胆のうの不調 などなど!

実際に使ってみると、呼吸が深くなる、お腹がスッと軽くなるなど
感じ方もいろいろなんですよ。

【現代医学から見た期門】

最近の研究でも、期門への刺激が
自律神経を整えたり、消化機能を助けたりする効果があることが分かってきています。
つまり、ストレスと内臓のつながりをサポートするツボとして
科学的にも注目されているんですね。

 

投稿者: 井島鍼灸院

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