井島鍼灸院ブログ

2025.11.23更新

 

 

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# 朝、最初の一歩がズキッと痛い…その原因は?

「朝、最初の一歩がズキッと痛い」
「長く立っているとかかとがジンジンする」
そんな足の裏の痛みはありませんか?

その原因の多くは **足底腱膜** という場所にあります。

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## 足底腱膜とは?

足底腱膜は、かかとから足指のつけ根までピンと張っている、強くて分厚い膜。
歩くたびにバネのように伸び縮みしながら衝撃を吸収し、**土踏まずの形を保つ重要な組織** です。

ところが、長時間の立ち仕事や運動で負担がかかりすぎると、
かかとや親指のつけ根のあたりに痛みが出てしまいます。
これが **「足底腱膜炎」** です。

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# 最新研究でわかった!本当の原因とは?

これまで足底腱膜炎といえば
「炎症で腱膜が硬くなる」と考えられてきました。

しかし最新の超音波検査を使った研究では、なんと **逆のこと** が分かってきたのです。

### ▶ 実際には「硬くなる」のではなく、柔らかくなる

つまり、腱膜の **軟化** が起こっているのです。

この研究では「**超音波剪断波エラストグラフィー**」という特殊な装置を使用し、
足底腱膜の硬さを測定しました。

その結果、足底腱膜炎の方では **かかとの骨に付着する部分の弾性が健康な人より低下** していることが確認されました。

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## 朝の第一歩が痛い理由

足裏の組織が柔らかく(プヨプヨに)なって衝撃を吸収できず、
**かかとの骨に直接負荷がかかる**
これが「朝の第一歩で痛い」症状の正体です。

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# なぜ腱膜が軟化するのか?

足底腱膜は歩くたびに衝撃を吸収するため、かかとと足指のつけ根の間でピンと張り、クッションのように働きます。

しかし繰り返しの負荷によって、腱膜の中に **微小損傷** が発生します。
最初は自然に修復されますが、足底腱膜は血流が少ないため回復が追いつきません。

そのまま損傷が積み重なると、

* コラーゲン線維が乱れる
* 強さやしなやかさが失われる
* 組織が変性し、弾力がなくなる(軟化)

という状態に陥ります。

さらに、軟化した腱膜では
**痛みのもとになる物質が過剰に出てしまうこと** も確認されています。

つまり…

### 「炎症で腫れて痛い」のではなく

### 「弱った腱膜が負担に耐えられない」

という状態です。

イメージするなら、
**使いすぎて伸びきってしまったゴムのような状態**。
これが足底腱膜炎の痛みの本質です。

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# では、どうすれば改善できるのか?

大切なのは、
**弱くなった腱膜をどう元気にするか**。

鍼治療では、損傷した腱膜付近の血流を改善し、修復を促します。
組織が再生すれば弾力と強さを取り戻し、
痛みの原因そのものが解消されていきます。

根本から **しなやかで強い足裏** を取り戻すアプローチです。

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## 朝の一歩が軽くなる未来へ

朝の一歩が軽くなる。
歩くことがまた楽しくなる。

そんな未来をあなたの足にも取り戻しましょう。

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# 井島鍼灸院の施術

井島鍼灸院では、
一人ひとりの体質や状態に合わせた施術で、
つらい症状の **根本改善** を目指します。

足底腱膜炎でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

投稿者: 井島鍼灸院

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