【声と飲み込みを助けるツボ】東洋医学の要「廉泉(れんせん)」の場所と効果を徹底解説!
「声が出しにくい」「喉がつかえる」「飲み込みづらさを感じる」といったお悩みはありませんか?
今回は、首元にある少し珍しいツボ「廉泉(れんせん)」について詳しく解説します。声の発声や舌の動き、食べ物の飲み込み(嚥下)に深く関わる東洋医学の重要なポイントです。
1. 廉泉(れんせん)の場所と名前の由来
■ ツボの場所
廉泉は「喉仏(のどぼとけ)のすぐ上」に位置しています。首の前側の真ん中を指で触ると、小さな凹み(くぼみ)を感じる場所です。
■ 名前の意味
「廉(れん)」:角や縁、境い目を意味し、ここでは喉仏の角張った形状を指します。
「泉(せん)」:水が湧き出る「泉」のことです。
つまり「廉泉」とは、“喉の縁にある泉のような凹み”という意味になります。東洋医学では、声や唾液、気血がここから湧き出る象徴的なポイントとして捉えられています。
2. 東洋医学から見た「廉泉」の繋がり
東洋医学において、廉泉は身体のバランスを整える非常に重要な交差点のような存在です。
任脈(にんみゃく)に属する
身体の前面を通る「任脈」という経絡に属しています。任脈は身体の潤いや内側のバランス、生命活動の基盤に関わります。
陰維脈(いんいみゃく)との交差
陰維脈という経絡とも交わる場所であり、体内のバランスを調整する役割を持ちます。
足元から喉元への繋がり
古典には「少陰の気は涌泉(足のツボ)に根付き、廉泉に結ぶ」と記されています。足元のエネルギーが巡り巡って喉元の廉泉へと繋がっているというイメージです。
3. どんな症状に効果的?(伝統的アプローチと現代解剖学)
■ 伝統的な適応症状
古くから、主に喉と舌に関わるお悩みに幅広く活用されてきました。
喉の痛み、声がれ
扁桃炎、喉頭炎、咳、喘息
舌の腫れ・痛み、口内炎
言葉が出にくい、発音しづらい状態
■ 解剖学・現代的視点からのアプローチ
廉泉の周囲には、舌を動かす筋肉や飲み込み動作に関わる筋肉、そして舌下神経などの重要な神経が集まっています。
近年では「嚥下(えんげ)障害」に関する研究でも廉泉への刺激が注目されており、刺激することで舌の力が高まりやすくなったり、スムーズな飲み込みをサポートする可能性が示唆されています。
4. まとめ:言葉や思いを届ける「声の出口」
廉泉は単なるツボの一つにとどまらず、古来より「言葉が生まれる場所」「声の出口」とも表現されてきました。
「思いを言葉にして伝える」「食べ物を受け入れて飲み込む」といった、私たちの人間らしい大切な働きを支えてくれている場所です。声や飲み込みに違和感がある方や、喉の健康を保ちたい方は、ぜひ覚えておきたい東洋医学の要と言えます。











