井島鍼灸院ブログ

2025.08.13更新

今日は、元気が集まる場所といわれる、特別なツボ。
黒野式全身調整基本穴のひとつ「気海穴」についてご紹介します。

最近、疲れやすい。
風邪をひきやすくなった。
体が冷えやすい。
そんなお悩みがある方に、ぜひ知っていただきたい内容です。

気海は、東洋医学で、元気の海と呼ばれるほど、
全身のエネルギーに深く関わる、重要なツボです。

体の真ん中を流れる、「任脈」という経絡に属していて、
生命力を整える、大切な役割があります。

では、気海は、どこにあるのでしょうか?

場所は、おへそから1寸5分ほど下のところ。
体の正中線、つまり、真ん中のライン上にあります。

このあたりをやさしく押してみると、少し凹んで感じたり、
じんわり温かくなるような感覚がある方もいらっしゃいます。

このツボ、じつは名前の中にとっても深い意味が込められているんです。

まず「気」──これは“氣”の略字で、もともとは空気や風、雨、昼や夜など、
自然のめぐりを表していました。
でも、私たちの体にとっての「気」とは、もっと特別な意味を持っています。

それは……
生命のエネルギー。

呼吸したり、動いたり、考えたり──
そんな生きていることすべてを支える活動力こそが、「気」なんです。

そして「海」。
海といえば、たくさんの川が集まってくる場所。
水がどこまでも広がっている、スケールの大きな場所ですよね。
この「海」には、“多くが集まる場所”という意味があります。

つまり「気海」とは──
体じゅうの気が集まる、エネルギーの海のような場所ということ。

実際にこのツボは、おへその少し下、いわゆる丹田と呼ばれる位置にあります。
ここは、東洋医学で体の元気の源とされる、とっても大事なエリア。

疲れが取れない、なんだか元気が出ない……そんなとき、
この「気海」にやさしくアプローチすることで、
体の内側から“ふわっ”と元気がわいてくることもあるんですよ。

では、気海を刺激すると、どんな効果があるのでしょうか?

一言で言えば……
元気が足りない人を、助けてくれるツボです。

たとえば、こんな症状に使われます。

疲れやすい。だるい。不安やイライラが強くなる。
お腹をこわしやすい。下痢になりやすい。
手足が冷える。
生理痛や、婦人科の不調。
頻尿や、膀胱炎などの泌尿器トラブル。
そして、免疫力が落ちていると感じるとき。

最近、なんとなく調子が悪い……
そんなときに、頼りになるツボなんです。

井島鍼灸院でも、必ず使うツボのひとつです。

それでは、最後にまとめです。
気海は、体の真ん中にある、「元気の海」。
疲れやすい、冷えやすい、不調が続く……
そんな方の体を、根本から支えてくれる、頼もしいツボです。
気になる方は、ぜひ、井島鍼灸院までご相談ください。
あなたの「元気」を、取り戻すお手伝いをいたします。

 

投稿者: 井島鍼灸院

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