顎関節症とは、耳の穴のすぐ前にある顎の関節や
そのまわりの筋肉に不調が出て
顎の動きがスムーズにいかなくなる病気です
代表的な症状は3つ!
顎や顔の筋肉が痛い
口が開きにくい
開け閉めのときに「カクカク」「ジャリジャリ」と音がする
普段の食事や会話に欠かせない関節だからこそ
症状が出ると日常に大きな影響が出るんです
実は、あごの関節や噛むときに使う筋肉は
頭の骨や首の骨、背骨、そして骨盤にまで
力のバランスを伝えているんです。
だから、顎関節に不調が起こると
体の中心である体幹や姿勢
さらには神経の働きにまで影響が広がってしまうんです
さらに、顎関節症で筋肉や神経のバ昔は「顎に負担がかかりすぎたから悪くなる」と考えられていました
治療も「できるだけ動かさない」「マウスピースで保護」
「場合によっては手術」など、少し強めの対処が主流でした
ランスが崩れると
全身の筋肉が緊張しやすくなったり、血流が悪くなったり
神経の伝達がスムーズにいかなくなることもあります
その結果、頭痛、腰痛、肩こり
めまい、耳鳴り、難聴
月経困難、不妊、成人夜尿症
頻尿などを引き起こすことが報告されています
顎関節症にはいくつかのタイプがあります
筋肉がこわばってしまうタイプ
靭帯に問題があるタイプ
関節のクッションがずれるタイプ
骨に変化が起こるタイプ
そして原因がはっきりしないタイプ
その背景には「歯ぎしり」「噛み合わせ」
「ストレス」「生活習慣」「ケガ」など
複数の要因が絡み合っています
昔は「顎に負担がかかりすぎたから悪くなる」と考えられていました
治療も「できるだけ動かさない」「マウスピースで保護」
「場合によっては手術」など、少し強めの対処が主流でした
ところが今は考え方が大きく変わってきています!
1、多面的な理解
顎関節症は体だけの問題ではなく
ストレスや生活習慣など
心理的・社会的な要因も関わることがわかってきました
2、治療は動かす方向へ
以前は「安静第一」でしたが、今は違います
ストレッチや運動療法、マッサージなどで
関節や筋肉を適度に動かすこと が回復のカギ!
3、姿勢や体幹も重要
顎の不調は、実は姿勢や体幹のバランスとも深く関わっています
だから顎だけでなく全身のリハビリや
姿勢改善を組み合わせるのが新しいスタンダード
4、自然に治る力を大切に
顎関節症は自然に良くなることも多いんです
だから焦って手術に頼るのではなく
体に任せてゆっくり見守ることも大切
顎関節症は、単なる顎の病気ではありません
体全体、心の状態、生活習慣までも関わる多面的な疾患です
治療の考え方も、
「動かさない」から「適度に動かして全身で治す」へ
運動・姿勢・心のケアを合わせた トータルアプローチ が
あなたの顎を守る新しい常識になっています