「最近、目が小さくなった気がする」
「最近、目が小さくなった気がする」
「おでこのシワが深くなった……」
そう感じることはありませんか?
それは単なる加齢ではなく、
額の筋肉が「シャッター」のように降りてきているサインかもしれません。
今日解説するのは、
そんな「下がってきた額」を持ち上げ、
視界を劇的に明るくする重要なツボ。
「陽白(ようはく)」です。
解剖学的なメカニズムと、
経絡の不思議なつながりについて、
3分間で紐解いていきましょう。
「陽白」という、光り輝くような名前について
まずは「陽白」という、
光り輝くような名前について。
「陽」は天の気、
つまり宇宙のエネルギーそのものを表します。
陰と陽、2つのバランスで世界は成り立っていますが、
陽はその中でも、
明るく・上昇して・活動的なエネルギーを意味します。
太陽が山の南側を照らし、川の北岸に光が当たる場所。
それが「陽」と呼ばれるところです。
「白」は、
明るさ・清らかさ・透明感を表す言葉です。
五行でいうと「金」の性質に属し、
肺や清潔・純粋といった意味を持ちます。
また、「白」には光る、輝く、明らかになるという意味もあります。
「陽白」の陽は、上に昇る光。
白は、清く輝く明るさ。
この二つが合わさって、
まるで太陽の光が目の奥に差し込み、
視界が明るく広がるようなツボを表しているんです。
ここを刺激することで、
沈んでいた太陽が昇るように、
重たいまぶたが持ち上がり、
視界が「白く」明るくなることから名付けられました。
古代の人は、
目がパッと開いて世界がクリアに見える感覚を、
この美しい名前で表現したのです。
場所と探し方
次に場所は、
眉の中央、瞳孔の真上から指一本分上のあたり。
軽く押すと、
少しくぼんでいて「気持ちいい」と感じるポイントが目安です。
鏡を見ながら、そっと指で触れてみてください。
スッと視界が明るくなるような感覚がある方もいますよ。
皮膚の下では何が起きているのか
[Image of frontalis muscle anatomy]では、皮膚の下では何が起きているのでしょうか。
解剖学的に見ると、陽白は「前頭筋(ぜんとうきん)」という、
眉毛を引き上げる筋肉の真上にあります。
この前頭筋が緊張して硬くなると、
眉毛を持ち上げられなくなり、
結果としてまぶたが被さってきます。
そしてここは、
三叉神経の枝である「眼窩上神経(がんかじょうしんけい)」が走る
重要なポイントでもあります。
経絡の不思議なつながり
さらに面白いのが「経絡」のルートです。
陽白は「足の少陽胆経(しょうようたんけい)」に属しています。
このルートは、
目の横から始まり、耳の周りをグルグルと回って、
頭の横側、そして足先へと繋がっています。
そのため、このツボは単に目をパッチリさせるだけでなく、
片頭痛や、顔面神経麻痺、三叉神経痛といった、
顔と頭の神経トラブル治療の要として使われます。
顔の表面だけでなく、
頭の側面や神経系にまで影響を及ぼす、
非常にパワフルな場所なのです。
「陽白」を制する者は、表情の明るさを制する。
単なる美容目的だけでなく、
顔面神経麻痺や眼精疲労、三叉神経痛の治療にも欠かせない、
プロが信頼を置くツボの一つです。
視界が暗いと感じたら、
それは「陽白」を使うサインかもしれません。











