井島鍼灸院ブログ

2026.02.08更新

「原因がわからない不調…その裏で起きていたこと」

みなさん、こんにちは。
今日は、
「検査では異常がないのに、つらい症状が続く」
そんな 不定愁訴(ふていしゅうそ) に悩まされた一人の女性のお話を通して、
鍼治療が体と心にどのように働いたのか をお伝えします。

ある女性の悩み

この方は、当時38歳の女性。
主な悩みは、慢性的な肩こりでした。
でも、実はそれだけではありません。

  • 体がだるい
  • 耳鳴りがする
  • 目の奥が痛い
  • 眠れない
  • 薬を飲むと、今度は強烈な眠気に襲われる…

検査をしても、
耳鼻科でも、内科でも、整形外科でも
「異常なし」。

ようやく心療内科で
「自律神経失調症」 と診断されました。

なぜこのような状態になったのか

では、なぜこのような状態になったのでしょうか。
背景には、
短期間に重なった大きなストレスがありました。

  • 義父の脳梗塞による看病
  • 断れなかったPTA役員
  • パートの仕事で責任者に昇格

もともと真面目で几帳面な性格。
「ちゃんとやらなきゃ」と頑張り続けた結果、
気づかないうちに 心と体のバランス が崩れていったのです。

薬を飲めば症状は和らぐ。
でも、その代わりに
日中も耐えられないほどの眠気。
「このまま薬に頼り続けていいのだろうか…」
そう思い、
鍼治療を探して来院されました。

鍼治療のアプローチ

初診時、
血圧は低め、体重も減って、
体を支える力が弱り、自律神経の調整がうまくいかない状態。

そこで行ったのは、

  • 全身のバランスを整える鍼
  • 肩や頭など症状に合わせた鍼

目的は、
体が本来持っている「整える力」を目覚めさせることです。

回復への道のり

治療を重ねる中で、
すぐに劇的な変化が起きたわけではありません。
眠れない夜
動悸
寝汗
不安になる場面もありました。

でも、

  • 仕事を一度休めたこと
  • 家族の理解と協力
  • 体の変化を一緒に確認しながら進めたこと

これらが大きな支えになりました。

そして少しずつ…

  • 眠れる時間が増える
  • 日中の眠気が減る
  • 肩こりが軽くなる
  • 仕事への自信が戻る

最終的には、
薬を使わなくても、日常生活が送れる状態に。

客観的な評価でも、
不定愁訴の指数は
28点 から 7点
75%の改善が見られました。

この症例からわかること

不定愁訴や自律神経の乱れは、
「気のせい」でも
「弱さ」でもありません。

ストレスが重なり、
体の調整システムが疲れてしまった結果です。
鍼治療は、
そのシステムをそっと立て直す
一つの選択肢になり得ます。

もし今、
原因がわからない不調で悩んでいるなら、
「整える」という視点
思い出してみてください。
あなたの体には、
まだ回復する力が残っていると信じます。

投稿者: 井島鍼灸院

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