「原因がわからない不調…その裏で起きていたこと」
みなさん、こんにちは。
今日は、
「検査では異常がないのに、つらい症状が続く」
そんな 不定愁訴(ふていしゅうそ) に悩まされた一人の女性のお話を通して、
鍼治療が体と心にどのように働いたのか をお伝えします。
ある女性の悩み
この方は、当時38歳の女性。
主な悩みは、慢性的な肩こりでした。
でも、実はそれだけではありません。
- 体がだるい
- 耳鳴りがする
- 目の奥が痛い
- 眠れない
- 薬を飲むと、今度は強烈な眠気に襲われる…
検査をしても、
耳鼻科でも、内科でも、整形外科でも
「異常なし」。
ようやく心療内科で
「自律神経失調症」 と診断されました。
なぜこのような状態になったのか
では、なぜこのような状態になったのでしょうか。
背景には、
短期間に重なった大きなストレスがありました。
- 義父の脳梗塞による看病
- 断れなかったPTA役員
- パートの仕事で責任者に昇格
もともと真面目で几帳面な性格。
「ちゃんとやらなきゃ」と頑張り続けた結果、
気づかないうちに 心と体のバランス が崩れていったのです。
薬を飲めば症状は和らぐ。
でも、その代わりに
日中も耐えられないほどの眠気。
「このまま薬に頼り続けていいのだろうか…」
そう思い、
鍼治療を探して来院されました。
鍼治療のアプローチ
初診時、
血圧は低め、体重も減って、
体を支える力が弱り、自律神経の調整がうまくいかない状態。
そこで行ったのは、
- 全身のバランスを整える鍼
- 肩や頭など症状に合わせた鍼
目的は、
体が本来持っている「整える力」を目覚めさせることです。
回復への道のり
治療を重ねる中で、
すぐに劇的な変化が起きたわけではありません。
眠れない夜
動悸
寝汗
不安になる場面もありました。
でも、
- 仕事を一度休めたこと
- 家族の理解と協力
- 体の変化を一緒に確認しながら進めたこと
これらが大きな支えになりました。
そして少しずつ…
- 眠れる時間が増える
- 日中の眠気が減る
- 肩こりが軽くなる
- 仕事への自信が戻る
最終的には、
薬を使わなくても、日常生活が送れる状態に。
不定愁訴の指数は
28点 から 7点
75%の改善が見られました。
この症例からわかること
不定愁訴や自律神経の乱れは、
「気のせい」でも
「弱さ」でもありません。
ストレスが重なり、
体の調整システムが疲れてしまった結果です。
鍼治療は、
そのシステムをそっと立て直す
一つの選択肢になり得ます。
もし今、
原因がわからない不調で悩んでいるなら、
「整える」という視点を
思い出してみてください。
あなたの体には、
まだ回復する力が残っていると信じます。











