井島鍼灸院ブログ

2026.02.19更新

 

心が落ち着かない・眠れない時に整えたい「神門」

心が落ち着かない・眠れない…そんな時に整えたい「神門」というツボ

「なんだか心が落ち着かない」

「布団に入っても眠れない」

「不安で胸がザワザワする」

こうした状態が続くと、心も体も疲れてしまいますよね。

東洋医学には、心と精神を整える“要のツボ”があります。

それが――神門(しんもん)です。

神門とはどんなツボ?

神門は、手の少陰心経(しんけい)に属する経穴です。

心経は、東洋医学でいう「君火」の性質を持ち、

  • 精神活動
  • 血の巡り
  • 意識活動

を統括する、とても重要な経絡とされています。

神門は心経の「原穴」です。

原穴とは、経絡の働きが最も純粋に現れるポイントのこと。

つまり神門は、心の働きそのものに深く関わるツボなのです。

神門の位置と取り方

神門は手首の内側・小指側にあります。

見つけ方

  1. 手のひらを上に向ける
  2. 手首の横ジワをたどる
  3. 小指側にある小さなくぼみを探す

そこが神門です。

目印は、

  • 尺側手根屈筋腱
  • 豆状骨

この腱のすぐ内側、手首の横ジワと交わるくぼみが神門になります。

注意

周囲には神経や血管も通っています。セルフケアで押すときは、強く押しすぎず「気持ちいい圧」で短時間にしましょう。

なぜ「神門」と呼ばれるのか

東洋医学には「心は神を蔵す」という考えがあります。

ここでいう「神」とは、

  • 精神
  • 意識
  • 感情
  • 心のはたらき

を意味します。

そして「門」は出入り口。

つまり神門とは、精神が出入りする大切な門という意味です。

さらに神門は原穴として、心の機能に直接関わる重要なポイントと考えられてきました。

まさに「精神の正門」ともいえる場所です。

神門の働きと効果

神門は古くから、

  • 安神(あんしん)
  • 寧心(ねいしん)

の要穴として重視されてきました。

主な働き

  • 心を落ち着かせる
  • 心拍や循環の乱れを整える

よく使われる症状

  • 不眠、夢が多い
  • 不安、緊張、焦燥感
  • 動悸、胸のざわつき
  • ストレスによる自律神経の乱れ
  • 健忘、驚きやすさ、抑うつ傾向

こうした神志(しんし)の乱れに、幅広く用いられてきました。

五行から見た神門

神門は五兪穴では「兪穴」にあたり、五行では「土」の性質を持つとされます。

このため、

  • 高ぶった心火を鎮める
  • 心血・心陰を穏やかに整える

といった、強すぎず静かに整える作用が特徴です。

「効かせる」というより、「落ち着かせる・戻すツボ」といえるでしょう。

現代的な視点から見た神門

神門刺激については、

  • 副交感神経活動を高める
  • 心拍変動を安定させる

といった報告もあり、自律神経と心機能を結ぶポイントとして注目されています。

また、脳の情動中枢や自律神経系との関連を示唆する研究もあり、「心と脳と神経」をつなぐツボとして解釈が進んでいます。

 

神門をひと言で表すなら

「心の平穏を守る正門」

心の中で火が強くなりすぎたとき、不安や動揺があふれそうなとき。

この門を整えることで、内側のバランスが静かに戻っていく――。

だからこそ神門は、不眠・不安・ストレスの時代において、最も信頼され続けてきたツボのひとつなのです。

眠り・不安・自律神経の乱れでお悩みの方へ

つらさが続く場合は、無理せず専門家にご相談ください。

投稿者: 井島鍼灸院

SEARCH

ARCHIVE

CATEGORY

小さな細い鍼で、大きな幸せを。JR「岐阜」駅より車で7分 / 無料駐車場完備最寄りバス停:岐阜バス「柳ヶ瀬西口」小さな細い鍼で、大きな幸せを。JR「岐阜」駅より車で7分 / 無料駐車場完備最寄りバス停:岐阜バス「柳ヶ瀬西口」
  • 058-262-4939 受付時間9:00~12:0017:00~19:00bottom_btn02_sp.png
  • メールでのお問い合わせメールでのお問い合わせ