めまいでお困りの方へ ― 鍼治療という選択肢
めまいでお困りの方へ ― 鍼治療という選択肢
「ぐるぐる回る」「ふわふわする」など、めまいは日常生活に大きな影響を与えます。
ここでは、めまいの種類と原因、そして当院での鍼治療(生体制御療法)の考え方をまとめました。
めまいには種類があります
回転性めまい
自分の身体や周囲がぐるぐる回っているように感じるめまいです。
- 回転感(天井や景色が回る感じ)
- 昇降感(エレベーターに乗っているような感じ)
- 傾斜感(床が傾いて歩けない感じ)
回転性めまいは、内耳や前庭神経に関わる異常で起こることが多く、 代表的な原因としてメニエール病、前庭神経炎、突発性難聴などが挙げられます。
そのため、以下のような聴覚症状を伴うことがあります。
- 難聴
- 耳閉感
- 耳鳴り
発症が急激な場合が多く、吐き気・嘔吐を伴うこともあります。
⚠ 注意が必要な症状
頭痛/手足のしびれ/麻痺/ろれつが回らない/意識がなくなる、などがある場合は、 脳の障害が関与している可能性もあります。
その際は早急に医療機関での評価が大切です。
浮動性めまい
回転性めまいと比べると、感覚が漠然としているタイプです。
- 体がふわっとする感じ
- 頭の中で何かが揺れ動く感じ
- 体が不安定に感じる
- 地面や床が揺れ動く感じ
内耳や前庭神経以外の中枢神経の異常、全身状態の変化、婦人科・神経内科領域の要因などで起こることがあります。 例として低血圧、高血圧、更年期障害、不安神経症などが挙げられます。
浮動性めまいは、立ちくらみ・脱力感・頭痛を伴うことがあり、 身体や頭を動かしたときに増強することもあります。
つらいときは、楽な姿勢をとり、安静を保つことが大切です。
当院の鍼治療(生体制御療法)の考え方
体内には体の平衡(バランス)を保つ仕組みがあります。
耳や脳などの影響でこの仕組みが乱れると、バランスが崩れてめまいが起こります。
① 全身の調整(自律神経の調整)
自律神経の調整を目的に、生体制御療法として黒野式全身調整基本穴(13経穴)への治療を行います。
② 局所へのアプローチ(翳風 など)
めまいに用いられる翳風(えいふう)に、円皮鍼を使用します。
円皮鍼はテープで貼り付けておく鍼で、やさしい刺激を持続的に入れていきます。
③ 超音波治療の併用
鍼の治療効果を高め、必要な部位の血流を促す目的で、 超音波治療機を併用することがあります。
東洋医学研究所®グループでは、このように全身の調整と局所の症状改善の両面から、 めまいに対する鍼治療を行っています。
実際の臨床で感じること
めまいを訴えて来院される患者さんは多いですが、原因を理解した上で、 適切な刺激量で鍼治療を行うことで、改善に向かわれる方が多い印象です。
※症状や背景は人それぞれ異なるため、状態に合わせて治療内容は調整します。
痛くなく、副作用の少ない鍼治療をお試しください
「鍼は痛そう」「副作用が心配」
そんな不安がある方も、まずはお気軽にご相談ください。
めまいでお困りの方にとって、鍼治療(生体制御療法)は 症状を改善できる可能性のある治療法だと考えています。











