目がピクピクするのは何? ミオキミア・チック・顔面けいれんの違い
「目がピクピクする」
「まばたきが止まらない」
「顔が勝手に動く」
こうした症状は似ているため、同じものだと思われがちですが、実は原因の違う三つのタイプがあります。
それが、ミオキミア、チック、顔面けいれんです。
今日はこの三つの違いを、分かりやすくお話しします。
いちばん多い ミオキミア
まず一番多いのが、ミオキミアです。
これは、体の一部がピクピク動く症状です。
数秒から数分でおさまることが多いですが、長いと数週間続く場合もあります。
原因として多いのは、疲れ、睡眠不足、ストレス、パソコンなどによる目の使いすぎです。
神経の働きが一時的に不安定になり、筋肉が反応しやすくなることで起こると考えられています。
人前でピクピクすると、「周りの人に気づかれているのではないか」と不安になる方も多いと思います。
ですが安心してください。
本人にははっきり動いている感じがしても、筋肉のほんの一部が動いているだけなので、外見ではわかりにくいことが多いです。
多くの場合は、休養を取ると自然におさまります。
目のピクピクのほとんどはこのタイプです。
自分でも止めにくい チック
二つ目は、チックです。
これは、まばたきを繰り返す、顔をピクッと動かすといった動きが何度も起こる症状です。
子どもに多いですが、大人にも見られます。
特徴は、緊張したときに出やすい、リラックスすると減る、完全に止めることが難しい、という点です。
本人の意思とは関係なく起こるため、無理に止めようとするとかえって強くなることがあります。
またチックは、左右どちらにも出ることがあります。
注意が必要な 顔面けいれん
三つ目は、顔面けいれんです。
これは、目の周りだけでなく、頬や口元まで顔の片側が動く症状です。
チックとは違い、片側に起こるのが大きな特徴です。
ピクピクというより、ギュッと縮むような動きが繰り返し起こります。
原因として多いのは、顔面神経が血管に圧迫されて刺激を受けることだと考えられています。
このタイプは自然に治ることが少ないため、医療機関での診察が必要になることがあります。
見分け方の目安
簡単にまとめると、まぶたの一部だけがピクピクするならミオキミアの可能性が高いです。
まばたきや顔の動きが繰り返し出るなら、チックによるものかもしれません。
顔の片側がギュッと動くようなら、顔面けいれんの可能性があります。
心配しすぎなくて大丈夫
目のピクピクの多くは、疲れによるミオキミアです。
しっかり休むことが大切です。
鍼治療で緊張がゆるむことで、気にならなくなる方もいらっしゃいます。
ただし、症状が長く続く場合や、顔の広い範囲が動く場合は、念のため専門医を受診してください。
顔のピクピクは、体からの「少し休んでね」というサインかもしれません。











