あの瞬間、口笛が吹けた…!
3年半続いた顔面神経麻痺、あきらめかけたその時に…
こんにちは、井島鍼灸院の井島です。
今回は、なんと3年半もの間、顔面神経麻痺に悩まされていた患者さんのお話をご紹介します。 「もう治らないかもしれない」とあきらめかけていたその時、希望の光が差し込んできたのです。
症状のはじまりは、突然に
猛暑の中、夜間のトラック運転という過酷な仕事をこなしていた患者さん。疲れがたまり、睡眠も不足していたある日、舌に小さな湿疹ができました。病院ではヘルペス性口内炎と診断され、薬を服用するも…数日後、右の顔が垂れ下がり、まばたきもできない状態に!
診断と治療、でも残る違和感
紹介されたT病院で顔面神経麻痺と診断され、10日間入院。その後も通院を続けた結果、まばたきや食事の問題は改善したものの、顔の歪みや会話時の違和感は残ったままでした。「男だから少しぐらい平気でしょ」という医師の言葉に、患者さんは通院をやめてしまいます。
あきらめていたけれど…
3年半が過ぎ、「もう無理かな」と思っていたある日…突然口笛が吹けるように! 「まだ回復する可能性があるのでは?」と希望を感じ、ネットで調べて当院に来てくださいました。
顔面の動きを点数でチェック!
当院では、顔の動きを評価する『40点法(柳原法)』を用いて、表情筋の状態を詳細に確認します。 初診時のスコアは28点。治療を重ねるごとに、最終的には38点(正常値)まで回復しました!
井島鍼灸院での治療
- 生体制御療法(黒野式全身調整基本穴)
- 顔面神経麻痺に対する局所治療
鍼治療によって、身体の内側から自然治癒力を引き出し、少しずつ表情が取り戻されていきました。
科学的な裏付けも
鍼治療が顔面神経麻痺に有効であることは、国内外の研究からも示唆されています。 ただし、研究の質にばらつきがあるため、さらなる調査も必要です。 それでも、脳の可塑性(神経の再構築能力)に働きかける可能性があるという点で、希望のある治療法といえるでしょう。
あきらめる前に、一歩を
発症から時間が経っていても、改善のチャンスはあります。大切なのは、適切な治療を続けること。 鍼灸はその強い味方になるかもしれません。
同じような症状でお悩みの方へ
今回のお話が、少しでもあなたの勇気につながればうれしいです。 顔面神経麻痺の治療に関する体験やご質問があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください。
あなたの笑顔を、もう一度取り戻すお手伝いができれば幸いです。