井島鍼灸院ブログ

2026.01.19更新

 【寒暖差疲労】「なんとなくダルい」「冷えが辛い」…その不調、気温差が原因かもしれません

こんにちは。
岐阜市で鍼専門の治療を行っている、鍼灸師の井島晴彦です。

暦の上では春が近づいていますが、まだまだ寒い日が続きますね。
さて、最近このような症状に悩まされてはいませんか?

  • しっかり寝たはずなのに、朝から体が重だるい
  • 肩こりや頭痛が、いつもより酷く感じる
  • 暖房の効いた部屋にいるのに、手足が冷えて温まらない

「ただの疲れだろう」と見過ごしてしまいがちですが、もし心当たりがあるなら、それは今話題の「寒暖差疲労(かんだんさひろう)」かもしれません。

今回は、この時期に急増する「寒暖差疲労」の正体と、なぜ当院の鍼治療が有効なのかについてお話しします。

気温差「7度」が体の負担になる

「寒暖差疲労」とは、簡単に言うと「体温調節のために、体のエネルギーを使い果たしてしまった状態」のことです。

私たちの体には、暑い時には汗をかき、寒い時には体を震わせて熱を作るという、体温の自動調整機能が備わっています。これをコントロールしているのが「自律神経」です。

しかし、前日との気温差や、1日の中での気温差が「7度以上」になると、この自律神経が過剰に働きすぎてしまいます。

例えるなら、エアコンの設定温度を頻繁に上げたり下げたりしているような状態です。そんな使い方をすれば電気代がかさむのと同じように、人間の体も激しい温度変化に対応しようとしてエネルギーを浪費し、いわゆる「ガス欠」を起こしてしまうのです。

これが、検査をしても原因がわからない「謎のダルさ」の正体です。

マッサージだけでは届かない「自律神経」へのアプローチ

疲れた時、マッサージに行かれる方も多いと思います。筋肉をほぐすことはもちろん良いことですが、寒暖差疲労の根本原因は「自律神経の乱れ」にあります。

ここで、鍼治療(はりちりょう)の出番です。

東洋医学では、寒暖差によって体の表面を守るバリア機能(衛気)が乱れ、体内のバランスが崩れると考えます。
鍼治療の最大の強みは、体の表面にあるツボ(経穴)を刺激することで、自律神経にダイレクトに働きかけられることです。

鍼の刺激は、脳に「リラックスしていいんだよ」という信号を送り、寒暖差への対応で高ぶりすぎた交感神経を鎮め、逆に疲弊している副交感神経の働きを助けます。

つまり、誤作動を起こしている体の「エアコン機能(体温調節機能)」を、正常な設定にリセットしてあげるのです。
これが、鍼治療を受けると体がポカポカし、深い眠りにつけるようになる理由の一つです。

季節の変わり目を元気に乗り切るために

「寒暖差疲労」は、放置すると慢性的な冷え性や、免疫力の低下にもつながりかねません。

「毎年この時期は調子が悪いから仕方ない」と諦めず、ぜひ一度、プロの鍼灸治療を頼ってください。
自律神経のバランスを整え、季節の変わり目に負けない体づくりをサポートさせていただきます。

辛い症状でお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。

投稿者: 井島鍼灸院

2026.01.18更新

「あ!足がつった!」
夜中、急に襲ってくるあの激痛……こむら返り。辛いですよね。

もし、その痛みを消し去り、さらに腰痛や、人には言えない「あのお尻の悩み」まで解決してくれる魔法のようなスイッチが、あなたの足にあるとしたら……知りたくありませんか?

こんにちは。井島鍼灸院です。
今日ご紹介するのは、ふくらはぎに鎮座する最強のツボ、承山(しょうざん)です。

ただのツボ押し動画ではありません。今日はこのツボの「名前の由来」から、知られざる「経絡のミステリー」まで、ワクワクするような人体の不思議な旅へご案内します。

【穴名考:名前の由来と場所】

まずは、この承山という名前。めちゃくちゃカッコいいと思いませんか?
漢字で書くと、「承る」に「山」。つまり、「山を支える」という意味なんです。

自分のふくらはぎを見てみてください。爪先立ちをして力を入れると、筋肉が盛り上がって「山」のような形になりますよね?
この筋肉の山の、ちょうど麓。ここが承山です。

昔の人は、人間の体を大自然に見立てて、このふくらはぎの筋肉を「山」と呼び、それを下からガシッと支えているこの場所を重要視したんです。
まさに、あなたの体を支える「土台」となるツボなんですね。

● 実際にさがしてみましょう

アキレス腱を指でなぞりながら上がっていくと、指が止まる「へこみ」があります。そこが承山です。

【ポイント】
単に押すのではなく、「骨に向かって、少し上向きに」押し込むこと。
ズーンと響く感覚があれば正解です。

【経絡:体の高速道路】

さて、ここからが少し専門的で面白い話です。
この承山、東洋医学では「足の太陽膀胱経」という経絡に属しています。

これ、実は人体の中で「最も長いコース」を走る、いわば体の主要高速道路なんです。

目の内側から始まって、頭を超え、背中を通り、足の先までズドーンと走るこのライン。
この「太陽膀胱経」は、体の表面にある悪いもの、つまり「風邪」や「冷え」を追い出す防衛ラインでもあります。

承山を刺激するということは、この長ーい高速道路の渋滞を一気に解消して、全身のパトロール機能を強化するようなものなんです。

【治療効果:意外な適応症】

では、具体的にどんな効果があるのか?
もちろん、「こむら返り」や「足のむくみ・疲れ」には即効性があります。スポーツ選手のケアでも定番中の定番です。

でも、スペシャリストとして伝えたいのはここからです。
実はこのツボ、昔から痔の特効穴として大変有名なんです。

「え?足なのに?」と思いますよね。
先ほどお話しした膀胱経という長いラインは、お尻の穴の近くも通っています。
遠く離れた足の承山を刺激することで、遠隔操作のようにお尻のうっ血を取り除く。これが東洋医学の面白いところ、「経絡治療」の醍醐味なんです。

さらに、ぎっくり腰で動けない時にも、まずはここを使って痛みを散らすことがあります。


「山を支える」承山。
あなたの体を支えるこの頼もしいパートナーを、今日からぜひ覚えてくださいね。

投稿者: 井島鍼灸院

2026.01.15更新

岐阜市|井島鍼灸院ブログ

うちの子、敏感すぎる?『HSC』の癇癪・夜泣きに、薬を使わない東洋医学という選択肢

「ちょっとした物音ですぐ起きる」「タグや縫い目を嫌がる」「泣き出すと止まらない」―― それは育て方のせいではなく、HSC(ひといちばい敏感な子)という気質かもしれません。
この記事では、繊細なお子様の心と体を守る、薬を使わない東洋医学(小児鍼)の考え方をわかりやすくお伝えします。

こんなお悩み、ありませんか?
  • ちょっとした物音ですぐに目を覚ましてしまう
  • 洋服のタグや靴下の縫い目を嫌がる
  • 一度泣き出すと、なかなか泣き止まない(癇癪がひどい)

※当院でも、子育て中の親御さんからこのようなご相談が増えています。

「HSC」とは?病気ではなく「個性」です

HSC(Highly Sensitive Child)は、病名や障害名ではありません。生まれ持った「気質(性格)」のことで、 5人に1人はこのタイプだと言われています。

HSCのお子様は、感受性がとても豊かで、人の気持ちに寄り添える優しい心を持っています。 しかしその反面、外部からの刺激(音・光・匂い・人の感情など)を敏感にキャッチしすぎてしまい、 脳と体が常に緊張状態で、疲れ切っていることが多いのです。

その疲れやストレスが、夜泣きや癇癪(かんしゃく)、おねしょ、チックといった症状として現れることがあります。

東洋医学で見る「子どもの敏感さ」

昔の日本では、こうした症状を「疳の虫(かんのむし)」と呼んでいました。 東洋医学では、これを「気の巡りが滞っている状態」と考えます。

子どもは成長のエネルギーが溢れていますが、体がまだ未発達なため、エネルギーのコントロールがうまくいきません。 HSCのお子様のように外からの刺激を強く受け止めすぎると、体の中でエネルギーがパンパンに膨らんでしまい、 うまく逃がせず、爆発してしまうのです。

これが、激しい夜泣きやイライラなどの原因になります。

薬を使わない選択肢「小児鍼(しょうにしん)」

「子どもに鍼(はり)なんて、痛そうで可哀想…」と思われる親御さんも多いかもしれません。 ですが、当院で行う子どものための鍼治療(小児鍼)は、大人の鍼とは全く別物です。 体に鍼を刺すことは一切ありません。

  • 刺さない:皮膚の表面を鍼で優しく撫でたり、さすったりします。
  • 痛くない:羽毛で撫でられているような、とても気持ちの良い刺激です。
  • 短時間:お子様の負担にならないよう、数分〜10分程度で終わります。
よくある不安

「泣いたらどうしよう」「じっとできるかな」――大丈夫です。
お子様のペースを最優先に、無理のない範囲でやさしく進めます。

なぜ、皮膚を撫でるだけで落ち着くの?

「皮膚は露出した脳である」

皮膚と脳は、お母さんのお腹の中で受精卵から分裂する際、同じ場所(外肺葉)から生まれます。 つまり、皮膚と脳は兄弟のような密接な関係にあります。

小児鍼で皮膚を優しく刺激することで、その信号が脳に伝わり、 「オキシトシン(愛情ホルモン・安心ホルモン)」の分泌を促します。 これにより、高ぶっていた自律神経が整い、深いリラックス効果が得られるのです。

期待できる変化
  • 夜ぐっすり眠れるようになる
  • 情緒が安定し、癇癪が減る
  • 免疫力が高まり、風邪を引きにくくなる

※感じ方・変化の出方には個人差があります。

一人で悩まず、ご相談ください

HSCのお子様を持つ親御さんは、「私のしつけが悪いのでは」と自分を責めてしまいがちです。 でも、決してそうではありません。お子様のアンテナが、少し感度が良すぎるだけなのです。

井島鍼灸院では、お子様の体質に合わせた優しい施術を行います。

薬を使わず、お子様が本来持っている「治る力」「育つ力」を引き出すお手伝いをさせていただきます。
お子様の夜泣きや癇癪、敏感さでお困りの方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。

投稿者: 井島鍼灸院

2026.01.14更新

突然、顔がカーッと熱くなる
汗が止まらない
そんな経験はありませんか?

実はそれ、脳の奥深くにある
体温調節の司令塔が関係しているかもしれません

キーワードは脳にある小さな司令塔「視床下部」です

視床下部は体温調節の中枢
普段はエアコンのように「36.5度キープ!」と
神経を通じて、血管に命令を出しています

この命令を全身に届けてくれる配線が自律神経です
通常は視床下部からの命令が自律神経を通ってスムーズに届き
窓を開け閉めするようなイメージで血管を調整して快適な温度を保っています

しかし、現代生活ではこのコントロールルームが大忙しなんです
視床下部は、体温調節だけでなく
ストレスの処理やホルモンの調整も行う
いわば脳内の何でも屋

仕事のプレッシャーやストレス、生活リズムの乱れなどで
司令塔の調整機能がうまく働かなくなると
体温コントロールにも影響が出てきます

これがのぼせやホットフラッシュの一因と考えられています

 

加えて最近の研究で興味深いことがわかりました
視床下部にはKNDyニューロンという細胞があります
本来はホルモンを担当する細胞なんですが

更年期などで女性ホルモンが急に減ったり
強いストレスがかかったりすると
この細胞の活動が変化し
体温調節にも影響を与える可能性があることが
研究で示されてきています

その結果、「急に顔が熱くなる」「汗が止まらない」
といった症状が起きやすくなると考えられています

 

「こういった症状、どうケアしたらいいの?」と思いますよね

ここで私たち鍼灸師がお手伝いできることがあります
私たちの皮膚や筋肉は、神経を通じて脳とつながっています
鍼を使った刺激によって、リラックスを促し
自律神経のバランスを整えるサポートをします

もちろん、症状が気になる場合や長く続く場合は
まず病院で診てもらうことも大切です
その上で、体調管理の一つの方法として
鍼灸を取り入れていただくのもおすすめです

井島鍼灸院では
一人ひとりの体質や状態に合わせた施術で
体調管理のサポートをしています
お悩みの方は ぜひ一度ご相談ください

 

投稿者: 井島鍼灸院

2026.01.11更新

寝ても疲れが 取れないのはなぜ?

その原因は 戦う相手の間違いかも

敵は大きく分けて 3タイプ

まず1つ目は 眠気

これは脳が エネルギー(ATP)を

使ったあとに 出るもの

代謝産物アデノシンが 溜まっている状態

いわば脳のゴミ処理が 追いつかないサイン

これは 睡眠で解決します

2つ目は 抑うつ

長期的な ストレスによって

セロトニンなどの
神経伝達物質が 低下している状態

動けないのではなく

脳が興味や意欲を失う システムエラー

これは専門的な ケアが必要になります

そして3つ目が 疲労

近年では 自律神経への負担が注目

体温調節や情報処理で 神経が酷使され

そこにストレスや 過労が重なると

体内では活性酸素や 炎症シグナルが増加

エネルギーを生む代償で
正常な細胞に ダメージが蓄積
これがダルさの原因
重要なメカニズムの ひとつです

 

さらに厄介なのが マスキング現象

仕事の達成感や カフェイン等の刺激で

脳は「休みたい」信号を 感じにくくさせます

忙しいけど元気!

そう感じている時ほど

見えない疲れが進行中の 要注意な状態かも

ではこのダメージは どう回復するのか?
鍵になるのは 深い睡眠と

自律神経の 切り替えです

体が深く 休まっているとき

体内で静かに 修復が進みます

ミトコンドリアで ATPが再充填され

脳内の老廃物が 洗い流されていく

副交感神経が 優位になり

筋肉の緊張が 解けて

はじめて修復に エネルギーが回ります

 

セルフケアだけでは リラックスできないなら

鍼灸治療も ひとつの選択肢です

やさしい刺激で 迷走神経に働きかけ

交感神経一辺倒の 状態から

休息モードへの 切り替えをサポート

そして自宅でできる スイッチが「深部体温」

寝る90分前に 入浴などで体温を上げ

その後の下がる 落差を利用して

脳を深い 休息モードへ導きます

これだけで睡眠の質と 回復効率が高まります

食事については

何を食べるかより 何を避けるかが重要

疲れを取ろうとして

甘い物や スタミナ料理を

選んでいませんか

急激な血糖値の 乱高下や

質の悪い油は

消化のエネルギー消費で

修復を遅らせる こともあります

まずは炎症の 火種になりやすい

糖質の摂りすぎと 悪い油を控えること

 

最後にひとつだけ 大切な警告です

睡眠や栄養を整えても だるさが消えない場合

そこには病気が 潜む可能性があります
戦略的に休んでも 改善しないときは

必ず医療機関を 受診してください

だるさの正体を 正しく鑑別すること

それが回復への 近道です

 

投稿者: 井島鍼灸院

2026.01.08更新

みなさんは…
宇宙飛行士も頼りにしたツボ があるって聞いたら、ちょっとワクワクしませんか?
実はこれからご紹介する 内関(ないかん) は、
吐き気を抑え、メンタルを安定させる“特効ポイント”として知られています。
そしてなんと…
NASAが宇宙酔い対策として内関を刺激するリストバンドを研究した と言われているんです。
いま世界中で売られている「シーバンド」。
つわりや乗り物酔い対策で有名ですよね。
あれはつまり、 内関をピンポイントで押しているリストバンド なんです。
宇宙飛行士から、妊婦さん、旅行好きの方まで。
国境も時代もこえて愛されてきた特別なツボ──
それが 内関。
ここからは、その“すごさ”を、わかりやすくお話ししますね。

 

投稿者: 井島鍼灸院

2026.01.02更新

鍼治療のメカニズム

 なぜ鍼治療は、自律神経や免疫に働きかけるのか?

「鍼って、どうして体にいいの?」

患者さんから、よくいただく質問です。

実は鍼治療は、感覚や反射といった 人の体にもともと備わっている仕組みを利用した、 とても理にかなった治療法です。

ここでは、鍼刺激が自律神経や免疫にどのように影響するのかを、 できるだけわかりやすくご紹介します。

鍼刺激を感じ取る「体のセンサー」

皮膚や筋肉には、 ポリモーダル受容器という感覚センサーが無数に存在します。

これは、刺激・圧・温度・痛みなどをまとめて感知する、 いわば体の見張り役です。

鍼が入ると、このセンサーが反応し、 刺激の情報は神経を通って脊髄、そして脳へと伝わります。

自律神経が整う仕組み

① 反射による自然な調整

運動をすると、自然に心拍や呼吸が変化します。 これは自律神経の「反射」によるものです。

鍼刺激も同様に、 自律神経の反射スイッチを入れる刺激として働き、

  • 内臓の働き
  • 血流
  • 体温調節

といった機能が、無理なく調整されていきます。

② 離れた場所にも影響が及ぶ

実験では、 手足のツボに鍼をすると、腹部の皮膚温度が上昇する ことが確認されています。

これは、鍼刺激が刺した場所だけでなく、 自律神経を通じて体の奥や離れた部位にも作用することを示しています。

免疫力が高まる仕組み

① 免疫を調整する物質の放出

鍼刺激により、

  • サブスタンスP(免疫を活性化)
  • CGRP(過剰反応を抑制)

といった神経由来の物質が放出されます。

これにより鍼治療は、 免疫を強くしすぎず、弱くもしない 絶妙なバランス調整を行います。

② 白血球の活性化

鍼によるごく小さな刺激をきっかけに、 ヒスタミンやセロトニンが放出され、

  • 好中球
  • マクロファージ

などの白血球が活性化し、 体を守る働きが高まります。

③ 全身の免疫へ波及

局所で起きた反応はリンパ管を通じて全身へ広がります。

研究では、

  • リンパ球の割合の増加
  • ウイルスやがん細胞を攻撃するNK細胞の活性上昇

といった変化も確認されています。

脳が司る「統合的コントロール」

鍼刺激が脳に届くと、 βエンドルフィンやドーパミンといった 心身を整える物質が分泌されます。

これらが、

  • 自律神経
  • 免疫
  • 炎症反応

を同時に調整する 統合的なコントロール機構を活性化させます。

鍼治療は、体にとって安全な
「小さな負荷(警告信号)」を与える治療です。

その刺激によって、眠っていた自然治癒力や 生体防御機構が呼び覚まされます。

無理やり治すのではなく、
本来の回復力を引き出す

それが、現代医学の視点から見た鍼治療です。

投稿者: 井島鍼灸院

2026.01.01更新

その不調、今年こそ「根本から」変えてみませんか

その不調、今年こそ「根本から」変えてみませんか

肩こりや腰痛が当たり前になっていませんか。
薬を飲んでも、しばらくするとまた戻る。
「年齢のせいだから仕方ない」と、あきらめてしまっている方も多いかもしれません。

新しい年は、身体と向き合う絶好のタイミングです。

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます

岐阜市・柳ケ瀬通にございます、
井島鍼灸院 院長の井島晴彦です。

皆さまにおかれましては、健やかに新しい年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。

当院は本年も、皆さまの心と身体の健康を支え、
「根本的な改善」を目指すパートナーとして、全力で施術に取り組んでまいります。

2025年を振り返って

昨年2025年は、新たに258名の患者さんにご来院いただきました。

主なお悩みは、
肩こり・腰痛・顔面神経麻痺・突発性難聴・不妊症・うつ病・小児鍼・逆子など、多岐にわたりました。

また近年は、
全身の痛みや強い倦怠感、頭痛、顎関節症、過敏性腸症候群、パーキンソン病などのご相談も増えてきた印象があります。

多くの方が回復に向かわれたことを、私自身、本当にありがたく感じております。

YouTubeでの情報発信について

当院では、YouTube「はり治療専門チャンネル」にて、
鍼治療に関する正しい情報を積極的に発信しております。

▼ はり治療専門チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCjjbCYGGel9EJUftVjbSFcA

現在、チャンネル登録者数は1.2万人となり、ここ最近は特に大きく増えております。
これも日頃から応援してくださる皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。

2026年も「心遣い」を大切に

鍼治療が初めての方の中には、
「怖そう」「痛いのでは?」と不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、当院の鍼治療は、やさしく心地よい刺激を大切にしており、
副作用の心配もありません。

私たちは技術の研鑽はもちろんのこと、
何よりも「心遣い」を大切にしています。

患者さまが安心し、リラックスした状態で施術を受けられるよう、
スタッフ一同、丁寧で温かい対応を心がけております。

身体のサインに向き合う一年に

肩こり・頭痛・腰痛といった身近なお悩みから、
不妊症、うつ病、耳鳴り・難聴といった専門的な疾患まで、
身体はさまざまなサインを発しています。

当院では、症状を一時的に抑えるのではなく、
「なぜ起きているのか」という原因に目を向け、
心と身体のバランスを整える施術を行っています。

また施術だけでなく、日常生活の中で改善できるポイントも含め、
お一人おひとりに合ったご提案をさせていただきます。

2026年が、皆さまにとって
痛みや不調から解放され、心豊かな一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.12.29更新

 

のどの万能ツボ「天突」
呼吸と声を守る、体の中心ポイント

今日ご紹介するのは、
のどの万能ツボ・天突(てんとつ)です。

風邪をひいたときの、ゴロゴロした喉の違和感。
咳が止まらない、息がしづらい、胸がつかえる。

そんな不調に、
ピタリと効くのが、この「天突」なんです。

天突はどこにある?

天突があるのは、のどの根元。

左右の鎖骨をたどっていって、
その真ん中にあるくぼみ。
ちょうど喉仏から指を下にすべらせると当たるところです。

体の中心を流れる「任脈」のツボ

このツボ、じつは
「任脈(にんみゃく)」という特別なラインに属しています。

任脈は、体のど真ん中を縦に貫く大切な経絡。
陰の気をコントロールする、
いわば生命の大動脈なんです。

「天突」という名前の意味

そして、名前の由来がまた面白い。

天突という名前には、
古代の人々の感覚の鋭さが、
ぎゅっと詰まっているんです。

まず、「天」。
大空、空高くそびえるもの、
神さまのいる場所、太陽の光、自然のめぐみ。

そう、「天」は、
この世界の上の方を表す言葉です。

では、「突」はどうでしょう。

急に出る、勢いよく飛び出す、
ふくらむ、滑り出る。

思いがけず、何かが顔を出すような、
そんなイメージがあります。

つまり「天突」とは、
上の世界=天に向かって、急に何かが突き出す場所
という意味。

胸から首へ、気が現れる場所

それがどこかというと……。

そう、
胸から首へと、気管が飛び出す地点なんです。

胸の奥にある肺の気が、
スッと上にのぼって、
のどの真ん中に現れるところ。

それが、天突。

体の中心線上、
鎖骨と鎖骨を結んだ中央にあるくぼみ。

解剖学的には、
胸骨柄のすぐ上。
そのすぐ奥に、気管がのぞいています。

ここは、気の通り道
そして、息をするためのゲートでもあります。

だから、呼吸や咳に効く

だからこそ、
呼吸がしづらいとき。

咳が止まらないとき。
のどがつまるような感じがするとき。

この天突を、
やさしく刺激してあげることで、
驚くほど体がスーッと楽になるんです。

古の人たちは、
からだの構造なんて知らなくても、

自然の声と、からだの声を重ね合わせて、
このツボに「天突」という名をつけたんですね。

なんだか、ロマンを感じませんか?

天突が活躍する症状

その働きは、実に多彩。

のどや胸の不調に、
まるで駆け込み寺のように活躍するツボ。

それが、天突です。

たとえば、
ゴホゴホと止まらない咳。
ゼーゼーする喘息。
息がうまく吸えない感じ。

そんな呼吸器のトラブルに。

のどがヒリヒリ痛いとき。
声がかすれるとき。
扁桃腺が腫れて、話すのもしんどい。

そんな咽喉の炎症にも。

さらに、
バセドウ病のような甲状腺のトラブル。
ストレスで起こる嘔吐や、食道のけいれん。

さらには、
心臓の不調にまで応用されることがあるんです。

のどと胸の守り神

咳が止まらない。
痰がからんでスッキリしない。

そんな呼吸まわりの困りごとに、
この天突は、
まるで隠れた名医のように働いてくれます。

まさに、
のどと胸の守り神とも言えるツボ。

その効果、侮れません。

体の真ん中にあるからこそ、
あなたの内側から変えてくれる力が、
ここにはあるかもしれません。

投稿者: 井島鍼灸院

2025.12.27更新

 

 

なぜ正座をすると足がしびれるの?

皆さん、こんにちは。
今日は「しびれ」についてお話しします。

一言でしびれと言っても、医学的には非常に奥が深く、
末梢神経から脳へと続く「感覚伝導路」のどこかで障害が起きているサインです。

◆しびれには「危険なサイン」もあります

原因も様々で、糖尿病や神経の病気による慢性的なものから、
突然の半身麻痺などを伴う脳卒中のような、
一刻を争う「レッドフラッグ」と呼ばれる危険なものまであります。

もし、急激な手足の麻痺や、排尿障害などを伴う場合は、
動画を見ている場合ではありません。
すぐに救急の対応が必要です。

◆日常的なしびれの正体とは?

ただ、そういった緊急事態や特定の病気がないのに、
「なぜか手足がしびれる」「正座の後にジンジンする」。

今回は、こういった日常的なしびれが起きる時、
体の中で一体何が起きているのか?
その基本的なメカニズムについて、わかりやすく解説します。

◆神経を「ホース」に例えてみましょう

そもそも、なぜしびれるのでしょうか?
人間の神経を「庭の水撒きホース」だと想像してください。

脳からの命令や感覚という「水」が、
ホースを通って手足に流れています。

正座というのは、このホースを膝の裏で
ギュッと踏んづけている状態です。
さらに、血管というパイプも同時に圧迫されています。

するとどうなるか?
脳からの「動け!」という命令も届かないし、
足からの「触れているよ」という感覚も脳に戻ってきません。

つまり、一時的に「回線切断」の状態になっているんです。

◆ジンジンするのは「回復のサイン」

ここで面白いのが、あの「ジンジンする不快な感覚」が
いつ起こるか、です。

実は、圧迫されている最中は、あまりジンジンしません。
むしろ感覚がなくなります。

あの強烈なジンジンが来るのは、
足を崩して、圧迫が解けた「直後」ですよね。

あれは、止まっていた血液が一気に流れ込み、
酸欠になっていた神経が急激に息を吹き返して、
「通信再開!通信再開!」と脳に大量の信号を送り直している時の
「ノイズ」のようなものなんです。

つまり、しびれというのは、
「神経が死んでいる」のではなく、
「今、必死に生き返ろうとしている」証拠なんですね。

◆放っておいてはいけないしびれ

正座のしびれは、圧迫をやめれば治ります。
でも、もし
「何もしていないのにジンジンする」
「寝ている時も手がしびれる」

それは、体のどこかで、
ずっとホースが踏まれ続けているという
「異常事態」のサインかもしれません。

◆検査で異常なし…それでもしびれる理由

病院の検査で「脳に異常はない」と言われたけれど、
しびれが取れない。
そんなケースが多くあります。

この場合、首や肩、腰の筋肉がカチカチに固まって、
神経や血管のホースを締め付けていることが
非常に多いんです。

◆鍼灸でできること

当院の鍼治療では、
しびれている手足そのものだけでなく、
その根本原因である「ホースを踏んづけている筋肉」を探し当てます。

鍼には、深い部分の筋肉を緩め、
血流を一気に改善させる効果があります。

イメージとしては、
踏まれていたホースから足をどかして、
スムーズな流れを取り戻してあげる作業です。

◆しびれは体からのSOS

「しびれ」は、神経が助けを求めているSOSです。
「いつものことだから」と放置せず、
通信が途絶えてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

あなたのその不快なジンジン、
鍼灸でスッキリ通してみませんか?
お待ちしています。

 

投稿者: 井島鍼灸院

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